こう見えて、同じ長さなんです👆
こんにちは。クルツジャパンのタナカです。
さて、いきなりですがクイズです。
上の写真、一体なんでしょうか?
答えは、弊社の薄膜技術製品のうちのひとつ、
コールド転写箔
です。転写箔を製造・供給する際は、このようにロール状になっています。
続いてもう一問!
左右に2つのロールがありますが、どちらの方が長いでしょうか?
実は、同じ長さなんです。
キャリアフィルムが6μmと極薄化
弊社では従来、多くの製品で12μmの厚みのキャリアPETフィルムを使用してまいりました。ドイツ本社では、以前より資源・環境問題に積極的に取り組んでおり、その中のひとつがオフセット印刷機用コールド転写箔の『KURZ KPS slim(特許出願中)』です。KURZ KPS slimは、PETキャリアフィルムの厚みを従来の12μmから6μmへ薄型化した製品です。キャリアフィルムの薄型化は、限りある資源の有効活用につながります。また、転写箔ロールの重量自体も軽くなるため輸送時のCO2排出量削減にも寄与します。
キャリアフィルムが薄くなった製品への影響は?
環境面でのメリットばかりでなく、製品パフォーマンスにも優れているのがKURZ KPS slimの特徴です。従来品と比較し、ベタ面の輝度が向上し、グラデーション表現やエッジの精細な仕上げに優れた結果をもたらします。
以下2枚の比較写真で、グラデーション表現の差をご覧いただけるかと思います。上が従来品、下がKURZ KPS slimとなります。
👆上のグラデーション比較写真では、光の入りこみを抑えて撮影したのでキラキラしていないようですが、実際はこんな感じにキラッと輝いております✨
楽になるオペレーション♪
キャリアフィルムの厚みが半減したことで、これまでの倍の長さを巻くことができます。印刷加工現場においては、箔交換の作業回数が減り、オペレーション効率化に役立ちます。
加工が終わった際に出る抜けカス(剥がしたPETフィルム)となる廃棄物も従来と比較して半減するため、ゴミの削減にもつながります。
環境配慮型の加飾素材をご検討の際は、ぜひお気軽にお声がけください。
コールド転写箔のサンプルキットをご要望の方は、お気軽にお問い合わせください。