世にも珍しい箔を使ったロール付箋づくり ~ものづくり編~
こんにちは、クルツジャパンのタナカです。今日は、実際にロール付箋をつくるところのお話です。当初、ごくごくシンプルに、無地(できれば蛍光色)のロール付箋紙に罫線を箔押ししたらかわいいなぁ💛と思っていました。
例えば、蛍光黄色の付箋紙にクルツの半透明箔LUMAFINの水色を使って罫線を箔押しすればステキになるのでは?と考え、試しに押してみたところ、とてもいい感じになりました。
しかし!蛍光色の原紙を使うのはロット的に難しく。また、自分の好きなところで切り取れるカッター付き容器はノベルティではコスト的💰に断念せざるを得ませんでしたが、このチャレンジはまたの機会にできたらいいなと考えています。
ひらめきアイデアはさておき、「せっかく作るのであれば、デザイン面もしっかり考えよう」ということで、PJチームメンバーのデザイナーMさんへ相談することにしました。
普段の業務の合間を縫って、たくさん考えてきてくれたデザイン案の中から
日本の伝統文様をあしらった和テイスト柄(七宝、矢絣、鱗、青海波、鮫小紋、麻の葉)
日本の四季を感じられる優しい色合い(桜色、若竹色、茜色、銀鼠など)
でロール付箋をデザインとすることにしました。
市販されている多くの付箋は、紙自体を染めて色がついた紙を使っているものが多いと思います。そのような紙は裏表とも色がついているのですが、今回は白い紙の表面だけに印刷をする手法を取りました。
付箋の用途である『文字を書く』ことを重視して、和柄はサイドにあしらい、シンプルに罫線を箔押しすることにしました。罫線の箔押しに使った箔は、半透明箔のルマフィンLUMAFIN®799 Clearです。
ロール付箋としては、下のような6柄の繰り返しを2種類作りました。
付箋の紙サイズは38mm x 63.5mm。ミシン目が入っており、一枚ずつ手でちぎって使えるようになっています。
付箋裏面の糊面に転写した箔がくっついてはぎとられてしまうかもしれないという心配もありましたが、箔押しテストの結果、紙への接着適正も良く、問題がないことが分かり一安心。
完成したロール付箋は、こんな感じです。
さて、これらに巻帯を巻いて完成させます。
続きは次回。