プラハでジョージア料理(旅の4・5日目)
旅の疲れは否定できない。
木曜日に飛行機に乗り、それからずっと毎日1万5000歩くらい歩いている。
昨日はビロード革命記念日で街が特別だったが、今日からは平日。
そして私も日本でやっているチェコ語のオンラインレッスンをチェコからお届けする。
レッスンはこちらの時間で昼ごろなので、レッスンをはさんで、午前の部、午後の部でプラハの日々を過ごしていくことに。
おもな観光地はもう何度も行ったのであわてて見る必要もないし、生活するようにプラハにいるのが最近のスタイルである。
この日はもう何年か前から目をつけているジョージア料理のお店「Matoka」へ。
バルカン半島、ギリシャ、トルコ、そしてコーカサスというと、ごはんのおいしいエリア。
チェコで暮らす外国人が作る母国の料理だと思うとウキウキする。
だって、私がプラハで日本料理を出すなら、おいしいと思われる料理出したいもんね。
きっと彼らも自分の国のプライドをかけて、おいしいところを提供してくれると思うのだ。
ジョージア料理はハチャプリ(よく卵の乗ってるラグビーボールみたいな形のパン)とヒンカリ(小籠包みたいなもの)ならわかる。でも、ハチャプリもいろんなタイプがあるらしい。
日頃、ジョージア大使のTwitterで得ている情報だ。
このお店はテイクアウトもできるが、イートインもある。お客さんも途切れない。
私が目をつけてから何年もつぶれていない。
…ということはおいしいはず。
ランチセットがあったのでそれを注文すると、ハチャプリとスープ、サラダを何にするか聞かれた。
ほうれん草のハチャプリとじゃがいものポタージュ、ジョージアンサラダにした。
もう言うことなしのおいしさ。
野菜もおいしいし、スープもこの季節にありがたいし、ハチャプリのほうれん草も本当においしい。
来れてよかった。
そのあと店の前のバス停からフロレンツへ。
ショッピングセンターの中の本屋さんで、本を2冊、クリスマスカードをいくつか買った。
とてもかわいくてチェコらしいカードを見つけたので、チェコから日本にクリスマスのカード送ってみようと思う。
翌日。この日は早朝にオンラインレッスンをして、昼にまたレッスンがあった。
合間にどこかでブランチを食べようと思って、気まぐれに宿を出て、ふらふらとまたMatokaへ。
昨日、ランチを食べた時にモーニングメニューがあるのも見たのだ。
昨日と同じく男性スタッフひとりで、出てくるのにまあまあ待つ。でもその感じがジョージアって感じでいいではないか。
頼んだのはシルニキ(Sirniky)というメニュー。
何かはわからないが、その上にパンケーキがあったので、甘いごはんだと思う。
出てきてびっくり。かわいい…。
この縦に3つ並んでいる白いかたまりはどうもチーズの入った生地のようで、少し前に流行ったやわらかいパンケーキを思い出させる厚みがあった。
ナイフを入れると、サクっ…
こ、これは、揚げ出し豆腐にそっくりだ。
揚げ出し豆腐より少し水分を多めに含み、崩れやすい生地だけど、さっぱりしていておいしい。
まわりにはチェリーと濃厚なサワークリーム。
私は毎日ヨーグルトを食べるようにしているのだが、この生地とたっぷりのサワークリームがあればヨーグルトにこだわる必要ないのではないかというほど、豊かな乳製品の食品だと思った。
もっといろいろ試してみたいが、それにはまだまだプラハに来なくては…。
ジャムやドリンクの販売コーナーもあったので、ざくろドリンクとか今度買って帰りたい。