潜在意識にアクセスする心の業(ワザ)
「なにか、感じたことはありますか」
この言葉は、月に一度開催されているマインド塾にて、よく飛び交うフレーズのひとつです。
今でこそ「今、私は、”感じたこと”ではなく、“考えたこと”を発言してしまったのではないだろうか・・」と、違いを瞬間的に感じられる場面も増えてきましたが、塾に参加し始めたばかりの頃は、「考えたこと」と「感じたこと」の違いさえ、まったくといっていいほどわかっていませんでした。
私は久瑠先生に出逢うまで、感じることにおいては非常に繊細なセンサーを持っていると思い込んでいましたし、その感覚を日々の仕事で活かしてきたつもりでした。
「感性」という言葉の指している次元をわかったつもりになっていましたから、本当は、自分は「感じたこと」と「考えたこと」の違いさえ、感じられていなかったのだと気付いた時には、なかなかのショックを受けました。
そのことを先生は、初めてお話しさせていただいた時から瞬時に見抜かれていて、このように伝えてくださっていました。
『これからトレーニングをやっていくと、「自分で理解した」というフィルターがひとつ入ってくるんです。
「考える世界」というのは理屈、思考の能力のことを指していて、そこに対しては加速できると思います。でも、「感じる世界」になると、おそらくペンが止まってしまうのではないでしょうか・・・。
「感じること」を光の速度でできるようにしていくのが、このトレーニングの醍醐味です』
けれど、この時はまだ、先生が伝えてくれていることの真意を理解できるはずもなく、心中は穏やかではありませんでした。まさか自分が「感じること」ができていないとは夢にも思っていませんでしたから。
『一番大事なことは「理の世界」と「感じる世界」を結びつけていく、一つの回路を創っていくこと。それがこの潜在意識のトレーニングで得意とすることです』
そう教えていただいたときも、その回路はすでに私の中にあるのに・・と思っていました。
表面上は頷きながら話を聞いていましたが、心の中では、
「先生はなぜ、そんな話を今、私にするのだろう。きっと私のことをまだご存知ないからだろうな。でも今は口を挟まず、素直に聞いている姿勢を見せておいた方が良さそうだ」と気取っていましたから、あのときの自分を思い返すと少し恥ずかしいような、居心地の悪さを感じます。
全然わかっていなかったのは、実は自分の方だったということが、その後のトレーニングで少しずつ明らかになっていくのですが、未来の自分がどう変化していくかを初回から見通してくださっていた先生のビジョンは、まだまだ当時の私にとっては他人事のようでした。
毎月開催されている『マインド塾』への参加を決めたのは、パーソナルトレーニングを始めて3ヶ月後のことでした。
初回の私は、「自分ができていないはずはない」と思い込んだ状態でワークに参加していたので、非常に横柄な態度になっていたのではないかと思います。しかし、なんとその私が、塾中に言われたひょんな一言で、涙してしまったのです。完全なる不意打ち、想定外の出来事でした。
『マインド塾』は教室でリアルに参加することもオンラインから参加することもできます。
久瑠先生が何より重要なこととして捉えているのは、参加者が入り込むだけで自ずと意識が高まる空間、自分の内側に自然にフォーカスされる課題を通して、マインドポジションが高まり、なんだかやれそうな気がするマインドを創り出すことです。
それを意識させずにセットアップされる、それが潜在意識への働きかけであり、参加者は何をされたか本当のところはわからない、言語化できない世界で起こすこと= “心の業”です。それは自らの潜在的な、どこかで起き忘れていた自分を取り戻すような体験・・まさに「参加するだけで引き上がる体感ワークショップ」なのです。
その言葉どおり、私は初回から自分の心に熱が宿り、視点が高まっている感覚の変化を感じました。
そこで長年学ばれている塾生のマインドポジションは、すでにその段階にセットアップされているので、空間を共にする相手が初対面であろうと、それが「自分にとってどうであるか」よりも、マインドポジションを自ずと高められる階層にいて、そこから言葉を投げかけあえるという全く体験したことのない場だったのです。
先ほどお伝えした、私の心を大きく揺さぶった言葉をくださった方というのも、久瑠先生の学びを15年塾で【マインドの法則】を学んできた、塾生の方でした。
そこには絶対的な信頼を自らの体験を持って塾生として多くの変化を目の当たりにし方の、「あなたも必ず変わる、変わらない人はいなかった」という真実、その場が如何なる場なのかを言葉を超えたところで伝わってくる、そんな強さがありました。
失礼な言い方かもしれませんが、当時の私は、塾生の方は完全にノーマーク状態。まさかその方達から、こんなにも心に届いてしまう言葉が出てくるなんて思いもしませんでした。
たった一言の言葉が、心の中心部に届いてしまったかのように、胸がドクンと音を立てて反応するのです。そして、すぅっと何かが救われたような、ここに来るまでの自分を受け止めてくれて、この先始まっていく未来の私を予言してくれたかのようなあの言葉は、今でも宝物です。
毎月塾に参加していく中で、次第に私は、自分の発言と、塾生の方の発言が、何か違うのではないかと感じるようになっていきました。
その何かは、何とわからないのですが、「わたし、なんかズレている・・?」と、はじめて自らにスポットライトを当てたかのようでした。
そして、数回目に参加をした時、ついに「わたしはこれまで、感じたことではなく、考えたことを口にしていたのではないかと思いました」とアウトプットしたのです。
それまでの塾にいた自分とは、一味違った感覚が生まれていたのを覚えています。そして、その場で私の発言を聞いてくれていた塾生の方達とその空間が、なんだかより温かになったような、もっと深いところで迎え入れてもらったような、スッと溶け込めた瞬間を体験することができました。
私は次第に、この「感じる回路」を磨いていくトレーニング自体に魅力を感じ始めました。面白いと思うことができると、気づきは一気に加速していきます。
「!!」とか「!?」といったような「感嘆符」で表される、言葉になる前の感覚こそが気づきになるという先生の教え通り、心の中に楽譜でも授けられたのでしょうか、流れるような旋律から、弾けるようなアップテンポ、その中でシンバルがバーンとなったかと思うと、静まり返った森で自然界の音が聞こえてくるような感覚が生まれたり・・。
先生の著書にも、「雷に打たれたような感覚」が生まれることがあると書いてありましたが、そんなに衝撃的な気づきは日常的にあるものではないと、どこか遠い世界のことだと思っていました。
「感じるって、スゴイ!」「心が動くって、楽しい!」先生が言っていた、世界がビビッドに、薔薇色になっていく感覚って、もしかしてこういうことなのかな・・。と、心の世界の豊かさに圧倒されていきました。
それは、私ができていると思い込んでいた「感じること」とはまったくの別物、別世界の感覚・・。動かしているところが、そもそも全然違うのだと思います。
もっとその感覚を知りたい、学んでみたい、と思うようになると、自分の新たな課題が見つかる度に、心が浮き立つような感覚が生まれはじめました。
今の自分よりも、もっとこの先にいける「伸びしろ」を見つけたのだと思うと、ワクワクしてしまうのです。
できていない自分に出逢った時に感じてしまっていた挫折感や、後悔、投げやりな感情とはまったく別の、自分への期待、未来への信頼がギフトボックスに詰め込まれたような感覚です。
できなかったことを「課題」として捉えることのできるマインドを創ってこられたのも、トレーニングを通して得られている大切なものの一つになっています。
このように、私が実体験として感じられてきたもの、実際に起きた変化は、誰もが同じように体得していくことができるものだというのが、本当にすごいところ。
私だからできたのではなく、その空間だからできる、久瑠あさ美先生が自身の潜在能力をフル活用して創り出しているワークがそうさせているのです。
マインド塾の歴史は20年、のべ10万人の方が、私と同じように変化を起こしている場所だというのが動かぬ証拠です。これが、潜在意識に直接アクセスし、感じる回路を光の速度でやれるようになるトレーニングの凄さです。
それまでの自分が、どんな自分でも構いません。先生の創り出す空間は、そんなちっぽけなものではないからです。
私のような暴れ馬が来ようとビクともしない場を生み出せる先生だからこそ、たくさんの方達の劇的な変化を起こすことができています。
一人として同じマインド状態の人の人はいない、そのすべてに応えられる場所が、ここに在る──。
参加者全員の潜在意識に直に働きかけることができるワークを瞬時に生み出せる、奇跡の道場のような、「こんな場所、本当にあったんだ・・」と、学びが深まるほどにその価値の大きさに圧倒されます。
潜在意識を動かす、久瑠先生のトレーニングは・・100万人いれば100万通りのトレーニングが生まれてしまう、生身のどんな心でさえも、真正面から受けて立つライブパフォーマンスで、まるで目の前でアートが生み出されていくような感動が、そこにはあるのです。
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