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あどけなく、少女

「自分」とは、思ってたのとはいい意味で違ったりするのかもしれない。

自分のことをこれまで、体の性別は女だけど性質は男っぽいのだと思っていた。じぶんが女性であると言う事実は馴染みにくいものだった。
でも実際は「女性」を楽しめるような素質は生まれながらにして(?)持ってるような気がしている。

自分のことをこれまで、幼稚な人間だと思っていた。自分のやりたいことばかりに目がいって、他人のことを許容するスペースなど持ち合わせていない。
でも実際は、他人を許すことが少しずつできるようになってきている。「大人になれた」とは思わないけど、年を経るごとに寛容になれる瞬間もあることに気づく。

さっきまで、自分に対して「大人にならなきゃいけない」と言い聞かせていた。大切な人を支えて傷つけないために「ちょっとくらい我慢しなきゃ」と、少し大人ぶっていた。
でも実際は、私の心はまだ少女だ。
幼稚な部分がおとなしくなっても、幼さは消えたりしていないことに気づく。人に甘え、可愛がられ、好きな時に心から笑うような「おさなさ」を充分もっている。

私は私が思うほどに、性別から乖離しているわけでも大人びているわけでもない。
本当に思っている以上に、少女なのだと思う。その性質を隠そうとしてしまう自分はいるけれど…。
幼くなっても女性として生きても、世界は怖いものではなく、また誰かを傷つけることはないのだと自分に教えたい。
ありのままでいていいのだと。


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