壮大で些細な夢をいつか
わたしの夢は「幸せのパン」に出てくるような宿を旦那さんとやること。
おいしいパンを焼くこと、分け合うこと。
美味しいお酒を好きな人と飲んで
顔を赤くしてほろ酔いになること。
お父さんとお母さんを旅行に連れていくこと。
弟の結婚式に出ること。
子どもと旅行に出かけること。
マレーシアに年に一度は行くこと。
毎朝コーヒーを飲むこと。
1日に1曲は音楽を聴いて心を落ち着かせること。
好きな髪型をすること。
好きな服を着ること。
わたしの夢は、きっと壮大で、きっと些細なこと。
わたしの夢は、きっとひとりきりのもので。
そうして、誰かとつくるもの。
韓国に住む親友とチャットをした。わたしは「幸せってなんだと思う?」と聞いた。彼女は「今この瞬間を愛に満ちて生きること。」と言った。
その数日後、電話で話したときに彼女は、「あれはボーイフレンドがくれたアドバイスだったんだ。」と教えてくれた。わたしがメッセージを送っとき、彼女はボーイフレンドといたらしく、聞いてみたらしい。
彼女はその時、頭痛があって、そんな彼女を見て彼は「僕の幸せは君の頭痛が治ること。」だと言ったらしい。その瞬間、瞬間、その一瞬が幸せであること、幸せとはそういうものの連続なんだ、と教えてくれたらしい。
わたしは納得して、彼女のボーイフレンドに素敵なことを教えてくれてありがとう、と思った。大好きな彼女に素敵な人がいてよかったと思った。
幸せについて考えたときに、つい、先のことばかり願ってしまう。でも本当は、もっと目の前のことでいい。たとえば、今日よく眠れたらそれも幸せ。たとえば、明日いい天気だったらそれも幸せ。その瞬間が愛に満ち溢れていれば、きっと幸せは見つけようとする前にやってくる。
大泉洋さんが演じるミズシマくんのような人と、原田知世さん演じるリエさんのような柔らかな雰囲気で人を包み込む、そういう未来をわたしは楽しみにしています。