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ひとは何度だってはじめることができる

ひとは何度だって始めることができる。ここ数年で、わたしが学んだことのひとつ。

5年間付き合った彼氏と別れて、同棲を解消したし、そんな頃には不眠症になって、落ち込んだ。
不整脈がひどくなって、心臓の手術をしたり、去年の冬には大切な家族のようなひとに会えなくなってしまったり。夏には大好きな人の大好きな人が、遠いところへ行ってしまったこともあった。

コロナウイルスがやってきて、海の向こうのともだちに会えなくなって、そばにいるのにマスク越しにしかあなたの表情が分からなくなってしまった。
わたしの大切な友達は笑顔のしたで、本当は歯を食いしばっていたのかもしれないと思うと胸が締め付けられる。

握手をしたり、抱きしめたり、容易に触れ合うことが、難しくなってしまって。元気がないあの子を気軽に誘って、朝まで飲んだり、カラオケをしたり、そういうことが、日常からすこしずつ遠くなった。

整理された人間関係もあるけれど、本当は出会えたはずの出会いや運命を見逃してしまっていたのではないだろうか、と時々考える。

ただ、それでも、わたしは新しい人にたくさん出会ったし、新しい場所にたくさん訪れた。新しい文化を知り、新しいものを食べた。

そして、新しい恋をした。

これまでと変わらずに、泣いて、笑って、怒って、そうして喜んだ。

人はいつだって、どこからだって、始めることができるから。
いつだって立ち上がることが出来る。
これが人間の美しさなのだと遠い昔に誰かに教えてもらったような、懐かしい気持ち。そうやって、わたしは少しずつ強くなったのだとおもいます。少しずつだけれど、たしかに、着実だったことはわたしが一番知っている。

これが去年のおはなし。

だから、わたしはいつだってスタート地点に立つと決めました。こうしてまたnoteを書いている。

わたしは、タイ人のイラストレーターのタムくんが描いているマムアンちゃんというキャラクターが好き。

「today’s me is newest me」

という言葉とともに、太陽に向かってこぶしを突き上げるマムアンちゃんのイラストがあって。

昔、南の島に暮らしていたころ、なかなか空気や環境に馴染み切れず元気をなくしていた時期に親友がこのイラストのステッカーを送ってくれて、今でも、大切な宝物な。

「今日のわたしが一番新しいわたしだ。」

わたしはこの言葉が大好きです。なんとも当たり前のことなのだけれどね。

今だって、いつも一番、新しい時を生きていて、そう思うと、一秒一秒で生まれ変わっている気がして、今の自分も、そして少し前の過去の自分も大切に愛おしく感じる。自分だけではなく、まわりのひともそうなのだと思うと、より一層、そう感じますり

いつだって、気づいたときがはじまり。

今年もどうぞよろしくお願いします🌻

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Yuuri
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