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続・ただ、知り合いに声をかけただけなのに警察を呼ばれてしまった話

一つ前の記事の続きです。

当日12時間泣いた時の写真、左が夕方17時、右が深夜0時ごろ。顔が崩れています。
どうして、どうして?
私はみんなに嫌われていたの?
仕方なく付き合いがあるから普通に接してくれてたの?

結局、家に帰ってから深夜3時まで泣き続け、顔が痛すぎて眠れなかったので、氷をタオルで巻いて目の上に乗せて冷やしながら、ある程度落ち着くのを待ちました。

翌朝。やはり元気が出ないけど、今日は大切な日なんです。自分自身のライブもあるけど、お世話になったシンガーのすわじゅんこさんが、名古屋で行われるミャンマーのお祭りでライブをされるので、ずっと楽しみにしていたんです!
すわさんはずっと良くしてくれてましたが、名古屋と栃木で遠くてなかなかお会いできず。

今日はどんなにつらくてもつかれていても!
すわさんの歌を聴きに行きたい!

と、いうわけで栄まで出かけました。

会場に到着。嘘みたいな熱気。ミャンマーの方々がすでに盛り上がっています。
私が着いたときは、伝統の踊りの披露をステージでしていました。その間も周りのミャンマー人が水はかけるわ歌うは大騒ぎ。

ついに、すわじゅんこさんの番。
堂々とミャンマーの言葉でスピーチをしている姿に感動。

そして・・・すわさんが始めたとき、周りのミャンマー人も一緒に大きな声で歌い始めました!

え?え?え?外国ではあるあるかもだけど、最初からそのテンション?笑

重かった瞼が、軽くなっていく気がしました。

そして、ステージ後には、くるみちゃん今どこにいる?と連絡をくださり、すわさんにも会ってお話しできて、どれだけ感動したかを伝えました!
こんな素晴らしい歌手の方が自分の知り合いだなんて本当に誇らしいと思って涙ながらに話してました。

たくさんの人に喜びや幸せを与えられる、そんなことができる人が、この世にどれだけいるんだろう。

私がいたい世界は、そういう、明るくて幸せな、音楽のある世界!
昨日のことは、もういい!だって、あの人たちの知らない幸せを私はきっと知っている。あのときは一人ぼっちで誰も味方がいないと思っていたけど、今ここで一人じゃないことが証明された気がしました。

そして、ライブのリハーサルへ。

大泣きした後だから少し歌いにくかった。
それでも、何曲か歌ううちに、あぁ、私はいまずっと自分がしがみついてきたステージで歌っているんだ、と強い気持ちになっていきました。

そして、本番。
まだ少し顔が痛い。昨日は歌えなかった。
慣れない全曲カバー曲のイベント。

それでも、なぜか、不安よりも、誇りを持って堂々と最後までステージをしている姿を見てもらいたかった。

曲順通り、心を込めて歌っていく。
どんどん、客席からのあたたかい目線や拍手に心が柔らかくなって、声が出るようになった。

最後の曲は、急遽用意した曲「I wanna love you forever」

永遠にあなたを愛したい、1万回の生まれ変わりのすべてもあなたといたい。
それは、あなたにとっては多すぎると感じてしまうものでしょうか?

そんな歌詞の歌。
私は、音楽への情熱、つらい時にいつもそばにいてくれた、そして何度ダメでも自分が好きだから、まだ表現したいことがあるから、としがみついて努力を続けられたプライドを込めて、歌いたかった。

そうして、上手い下手じゃない、心からの音楽を感じながらステージで夢中に歌っている私がいた。

ここが、居場所だ。

↓当日の演奏(歌詞が飛んでる部分もあります)


そんなわけで、たくさんの方の応援があり、たくさんの仲間に話を聞いてもらえて、今は元気です。

いや、本当にライブがあったおかげ、音楽で繋がった優しい素敵な方々がいてくれたおかげです。

音楽に人生どれだけ救われるんだろう、たとえどんなにつらいことがあっても、この強い気持ちを忘れずに生きていきたいと思います。 

今回は、また初心に戻れたいい機会だった、ということにしておきます!

みなさん、お花見会場で知り合いに声をかけられても、お相手がどんなに嫌な人だったとしても、警察を呼ぶのはやめましょう。笑

kurumi rutile

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