自分の弱さから髪を失ったけれど
シンガーソングライターの、kurumi rutileです。
緊張感、不安感からくる抜毛症により一部の髪の毛を失ってしまいました。
子どもの頃、家庭の問題により、家族にさえも甘えたり頼ったりすることができず、自分が我慢して空気が壊れないなら、と自分が抑えることが多く、ストレスの発散が下手でした。その頃からこのような強迫性の症状が出ています。治療も10年以上続けていますが一進一退の状態です。
夏にドイツから帰国してから、プライベートで、自分が一生懸命に何かを頑張ってみても、人にとってはそもそも自分はどうでもいい存在なのだと痛感してしまうことがあり、実際冷静に考えると頼れば温かく接してくれる方は沢山いたのですが、過去のいじめのトラウマに捉われて症状が強く出てしまいました。
女性として恥ずかしい、気持ち悪がられるだろうと思ったので、髪型や帽子でしばらく隠すこともできるので隠しておこうとは思っていました。
しかし、新曲たちをリリースするにあたり、自分のありのままや弱い部分があること、そしてそれによって伝えたいメッセージや歌いたい気持ちが湧き上がってくること、苦しみや痛みを抱えている人たちの力になりたいと強く感じこの文章を書いています。
私は、自分を恥じたくありません。
傷がある、それとともに生きる。憧れや理想の大人の女性の姿とはかけ離れていますが、それを尊重し、同じように尊重してくれる方とつながり、人生を過ごていたいです。
そして、まだまだ、いつもここから始められることを私の生き様から伝えたいと、そんなことも願っています。
現在、投薬によって症状が落ち着き、これからまだ、長い道のりになりますが髪の毛も生えてきました。
また、傷つくことやつらい現実が襲うかもしれません、そんな時は私も強くないので、また同じような症状が出ないとは言えません。
若いうちが華だと思う方も、人生の無駄を嫌う方もいらっしゃるかと思います。
同じ症状のある方のために言いますが、これは病名のついた精神疾患です。
もちろん、症状は、あるよりもない方がいいでしょう。
ですが、私は弱い部分や障がいのある自分もまずは自分で受け入れて、感性豊かに笑っていたいと思います。
最後に、いつも応援してくださる皆様、支えてくださるお友達、ありがとうございます。
こんな私ですが、ここで公表したことは、これからまた人に勇気を与えて、音楽活動や表現活動に活かしていくためです。
今後とも変わらぬご理解と応援をよろしくお願いします。