くるみの名曲一選*特別編

菅田将暉さんの曲。

『虹』(2020年)

そのMVを見ると、ワタシの心は珍しくザワつく。

二人から三人に増えた家族と精一杯生きる日常を描いたMV。

陣痛が始まり、タクシーで病院へ向かう。父親役の菅田将暉の表情もたまらないものがある。

分娩台で夫婦が力を合わせるシーン。

それを見た時に思い出されたのが、自分が長男を出産した時の事だ。

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ワタシは、18歳になったその１ヶ月後に長男を出産した。

それは高校の卒業式の数日後の事で、もちろん臨月のワタシは高校の卒業式に参加していない。それでも、それを抜かせば真面目な高校生だったので(←えww🤣)卒業の認定だけはもらえる形となった。

だからこそ、コロナ禍で行われた去年の息子の高校の卒業式はぐっと胸に込み上げるものがあった。

この話はまた後日✨

話戻します💙

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夜、実家で破水し、タクシーで病院へ向かったワタシと母。

母はその時、41歳だった。現在37歳のワタシ。あと4年後におばあちゃんになると思ったら、その時の母の心境は複雑だったろうな…申し訳ない事をしたと、今でもたまに思う(；´∀｀)

その後、夫と母はバトンタッチ。

そこから長い戦いが始まった。

陣痛という未知の痛みに、襲いかかる恐怖。

夫は当時、大学生だった。ずっと寄り添って励まし、腰をさすり、飲み物を飲ませてくれた。

若かったが、彼はもうしっかりと父親の顔をしていたと思う。

痛むワタシを見かねて『看護師さん！！この痛みってどうにかなりませんか？？』と話しくれたらしい…(どうにもならなかったがw)

そこから13時間。やっとの思いで出産した。最初から最後まで、夫婦の共同作業だった。

初めて我が子を腕に抱いた時の気持ちは一生忘れない。

その時の写真が残っているが、本当に子供が子供を抱いている。二つ結びにしたワタシ。当時から童顔だからなおさらだ。

それから無我夢中で育児をした。

そして年月は流れ…

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その息子が今、18歳(今年19歳早生まれ)

同性じゃないから、あの時の自分の姿と重なる事はないけど、この年齢の子が赤ちゃんを育てていたんだな…と思うと、信じられない…というか、感慨深いものがある。

あの頃は何事も必死で…全力で…

周りの大人達に『最近の若い親は…』と絶対言われたくなくて、毎日を生きていた。

親子イベントや撮影会があると息子と積極的に参加した。

息子は大きな反抗期はなかった。不登校になりかけたけど、思春期特有のよくあるやつだと思い、静観した。

比較的、素直に育ってくれたと思う。

今ではワタシの最大の理解者だ。

今年は就活で…。一人暮らしに憧れているから、家を出る日は近いかもしれない。

寂しいけど、あの時の小さく全力で守ってあげなくちゃいけない存在が、こんなにもたくましく成長した。

それを幸せだと思わなくてはいけない。

そんな事を思った昼下がりでした🤗