そろばんで浴びた〇〇
まずは改めて自己紹介。
タイ古式マッサージセラピスト歴14年
タイ古式マッサージ講師歴8年
鍼灸師歴2年目。
タイ古式マッサージに出会う前後に
(そろばんの先生になろうかな)って考えた時があった。
小学生の時にそろばん検定、暗算検定一級取っていたので応募要項はクリアできるはず。
今現在タイ古式マッサージを教えていて、私は(何かを教えるとか伝える)と言う仕事に就きたかったんだな。って今さらながら思う。
多分、自分自身がすごく悩む癖があったり一人で考える事が多いからそんな悩みに寄り添える講師になりたかったのかも。
そんな私は小学生の時に兄に影響されてそろばん塾に入った。
2年生くらいの時だったかな。
あまり覚えていない。
小学生の頃から兄は勉強ができてスポーツもできて優秀だった。
私は特に何の取り柄もない末っ子だった。
それがそろばんをやっていくうちにどんどん級を取るようになった。
今でも覚えてる衝撃的なそろばん塾の先生の言葉があった。
何年生の時だろう?
4年生あたりかな…
クラスメイトも通う塾で、クラスメイトもいる前で突然目の前に先生が立って
『ここにいる〇〇さん(私の名前)は天才かもしれない。お兄ちゃんの〇〇くん(兄の名前)もすごいけど、〇〇さんは天才かもしれない』って急に何の前触れもなく言い始めたんだ。
私はもちろんそんな自覚は無い。
ただ試験を受けて合格の名前乗るのが嬉しかっただけ。
そして末っ子の私なんて兄姉の後ろに隠れて歩いてるくらいがちょうど良い。
なのに突然脚光を浴びることになってしまった。
恥ずかしくて恥ずかしくて手が震えて…
クラスメイトは私の方を振り返って見てるし、次の日学校行けばもうそんな話で話題になってしまった。
塾代表の一人として全国珠算大会に出るのが当たら前になった。
各種目で表彰台上がるのが当たり前になった。
だけど一位を取れたことはなくてせいぜい二位か三位。
上には上がいる。
毎年その人にどうしても勝てなかったなぁ。
いやいや、そんな勝ち負けより私はプレッシャーに負けてしまったんだよね。
親もびっくりな発言をされてしまったわけだからそりゃ親も嬉しいし期待もするんだよね。
今まで一度も落ちることなく級を順調に取ってきた私は途中からプレッシャーで手が震えるようになってしまった。
そろばんで手が震えるとどうなるか…
他の球を弾いて答えが狂ってしまうのよ。
暗算はそろばん使わないから一級まで難なく取れた。
そこからそろばん一級まではもう本当に大変だった。
途中でそろばん行かなくなってさ、サボるようになってさ。
先生に対してイライラもした。
なんであんなこと言ったんだろうって。
私は誰にも注目されず自由に気楽にやってる方が好きなんだ。
ただ、目の前のそろばんを正しく弾いて答えがあってることが大切で誰かに注目されるためにやっていたわけじゃない。
一度落ちてしまってから先生や親たちの顔見られないなって変なプレッシャーになって一度逃げたんだよな。
塾辞めようとと思ったけど、結局最後一級までは合格取って中学生上がると同時に塾も卒業した。
注目されて伸びる子と、プレッシャーに負ける子がいる。
私は完全に後者だった。
自分が思う自分自身と、周りが見る自分はまるで違う。
小学生で初めての挫折。
そんな自分は今、機会があったら小学生にそろばん教えたいなってちょっとまた思ってる。
楽しくて頭の体操にもなるし、何より集中力もつく。
いつか、機会ができたらそんな現場も経験してみたいな😊✨
今はまずは目の前で悩む生徒さんと来てくれるお客様のためにまだまだたくさん勉強ですね👏✨