オダメでポーズをつけるときに気を付けること
こんにちは。クルミです。エンパイアクラブ・アスチルベのオーナーです。
タイトル通りの内容です。ちまちま書いてたら思っていたより長くなってしまったのですが、誰かの助けになれたらと思います。
◆このページについて
オダメでポーズを付けるときに頭に入れておいたほうがいいだろう内容の自分用まとめです。初心者向けかも
ポーズ付ける過程の説明じゃなくて基礎の基礎や注意点が主になります。たぶん人体の本に似たようなことが書いてあるレベル
スクリーンショットの撮影は複数メイド撮影プラグインを使って行っていますが、スタジオモードで表示されるボーン名を交えつつ書いていきます。
◆大前提
基本的に『自分で同じポーズを取れなかったらそれは無茶があるポーズ』だと思ってください。(I字バランスなど体が柔らかくないとできないポーズやメカ娘などは除く)
人間の脳は割と繊細なので、「体の構造的にこうなるのはおかしい、あり得ない」と無意識にでも思うと恐怖を覚えたりします。ホラー映画などで首が真後ろにぐるんってなってるとひえ~っとなるのと同じですね。
せっかく可愛いメイドさんを撮影されていても、首の角度がありえないことになってるともう可愛いどころではなくなります(なりました)。
なので、いいSSを撮るために多少無理な嘘ポーズをさせるのは全然構わないと思いますが、その嘘は真実に混ぜましょう。嘘をつくときは少しの真実を入れると信じてもらいやすいとかなんか言われてますよね。そういうことです。
今回は彼女に協力をしてもらいます。
複数メイドのUIが入ってますが、これはボーンの位置をこの先表示させたままにするためです。わかりやすいのかな…
スタジオモードのボーン名はこちら
◆触る順番
ボーンの触る順番はぶっちゃけやりやすければどこから触ったって構わないと思うのですが、おすすめは『体の中心から先にかけて』です。
理由はうまく言えないんですけど、重心の中心だからです。あと尻の向きは足に多少追従しますがほとんどここでしか決められません。
この後どんなポーズになるとしても、ここが体を支えているといっても過言ではありません。足もありますけど、足がどう身体を支えるかもこの中心が担っていると言っていいでしょう。文字通りの中心なのです。
もちろん、最初に触ったからと言ってあとで直してはいけないなんてことはないので、うまくバランスがとれなかったら後からいくらでも直して大丈夫です。
◆足の限界
足の話出たからついでに足の話をします。
足付け根ボーン(中心である四角ボーンの左右に出る丸のボーン)の可動域は、だいたい90°ちょいと思ったほうがいいです。本当はもっともっと曲がりますけど、なんか尻側が破綻します(逆側に曲げた時だったかも)。
胸と膝をめちゃくちゃ寄せたポーズを作りたいとかで「え!? もっともっと曲げたいんだが!?」という人は、背骨ボーンに手伝ってもらいましょう。足だけに任せず、分担すれば破綻は防げるはずです。試してないけど…
あとは割と言われてることだと思うけど、膝と肘のような一定の方向にしか曲がらない関節はZ軸(青い軸)しか触らないほうがいいです(スタジオモードでは青い軸しか弄れない)。膝まわりのテクスチャがちゃんと描きこまれているほど、かなりの違和感が生まれます。
でもど~~~~しても「ここを…ここをちょっとだけ回転させたら理想の角度になるんだ…!!!」みたいなほんとのほんとに正念場の位置調整だったら赤や緑の軸も触っていいかもしれません。でも個人的には、そういう場合は付け根回しとけ~? と思います。
◆肩回り
急にセクシ~なるやん
肩回りは触る順番で言った『中心から先にかけて』を特に遵守したほうがいい箇所になります。肩の部分にちょっと動きの違うボーンが2種類あるので、慣れないうちは「めんどくせー!! 公式ポーズいじるほうが早いわ!!」となる原因のひとつな気がします。知らんけど
画像だと肩の部分には丸が左右それぞれ1個しかありませんが、複数メイドでは
マウスで掴んでドラッグした場合は鎖骨ボーン
Alt+Shiftで表示されたハンドルで回転させた場合は肩ボーン
…が動くようになっています。
先に動かすのは鎖骨ボーンです。こればっかりは実際に自分の肩も動かしてかつボーン触ってもらったほうが伝わるんですけど、なんかこ~肩の付け根からグイっと動きます。これが腕の動きをつける際になくてはならない要素なので、存在だけでも頭に入れてあげてください。
そして鎖骨ボーンを上にグイグイ引っ張ってあげてから、肩ボーンを回転させて腕を上向きにもっていくと急にセクシ~(先述の画像)になります。脇見運転(※えっちな脇を見ながら撮影をすること)してたので、ちょっと腕上げさせすぎて向かって右側の肩がガタついてるんですけど無視でよろしくお願いします。
足のことも気を付けつつ、テーブルに手をつくポーズを作るとこんな感じになります。腕を前に出してるので、肩も少し下がり気味です。しかし、シチュエーションや顔の向き次第では上がっていても不自然ではないと思います。タブンネ(ヒヤリングポケモン)
ところで、手の形を1から作るのは複雑骨折しやすいので個人的にはおすすめできません。作れる人、すごい
◆背骨をねじれ
大前提の項目でも少し触れましたが、人は振りむくとき、首だけが180°後ろに回ったりしません。
体全体がいい感じにねじりながら振り向くのです。しかも、いい感じにねじりながら振り向いてもなお、腰から首までは正面から90°ちょいしかねじれません。しかもそれすらきつい。クルミの体が固いだけだったら本当にスマン
じゃあどういい感じにするのか?
背骨をねじれ(見出し回収)
オダメは背骨ボーンが4つもあります。これをいいことに、下からちょっとずつひねりましょう。
複数メイドの場合はShiftを押しながら青丸をドラッグすることで、X軸だけ回転させられます。
スタジオモードは『回転軸の表示設定』で背骨のチェックボックスにチェックを入れて表示させてから赤色の軸を動かしてください。全部一度に表示させると誤動作につながるので、1つずつチェックを入れて動かして、チェック外して次動かして…とこなしていくのがおすすめです。
下からちょっとずつひねったのが一番右のめるめるさんになります。元々少し胸を張ったポーズだったのでなんかちょっと斜め向いてますが、そこは各自直しましょう。
ところでこの画像では一番右で急にこっち向いてますけど、これは顔の追従をオンにしているためです。一番上の背骨ボーンをひねったところでいい感じにカメラ側が追従範囲に入って、こっち向いてくれたんですね。かわいいですね。これを基準にひねり具合を見るといいかもしれません。
ちょっと傾きの角度を調整して正面(?)側に回るとこんな感じ。
意外と綺麗じゃん(自画自賛)
◆重心を意識する
宙に浮いてるポーズでもなければ、ポーズの重心は意識するに越したことはないです。重心がしっかりしていると説得力が生まれ、画面内で馴染むので、見てほしいところを見てもらいやすくなるのです。
百聞は一見に如かずなので、まずは右腕を上げただけのめるめるさんを見てもらいましょう。
なんというか、お人形感が強く見える…と思います。
なので、ちょっと他のボーンをいじります。
どうでしょう? 多少”生”を感じられたでしょうか?
人間は片方の腕を上げるともう片方の肩が下がるので、上がっていない肩をすこ~し下げました。
同じように、首も少し傾けています(もっと大げさに傾けてもよかったかも)。
中心ボーンも、お尻が若干引っ張られるかもなと思ったのでちょっっっっとだけ傾いてますね。
そして、腕を上げた状態で体を支えるなら少し開いたほうが安定しそうだったので足も少し広がってます。
かなりざっくりですが、重心を意識することの大切さをわかってもらえたでしょうか。2枚目のほうが、かわいい顔に目がいくはずです。おそらく。
◆最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
急に終わったと思ったでしょう。クルミもそう思うわんにゃ。
でも今思いついたのがこれくらいだったわんにゃ。
「こうしたほうがいい」的な書き方をしていますが、それ以外が間違いというわけではありません。時にはいい構図のために、SS撮影の間だけメイドさんを複雑骨折させるのも選択肢の一つです。あくまでこのページは参考程度に考えてください。
クルミ自身が忘れないためのメモ書きでもあるので、また何かあったら平気で書き足すと思います。
ばいば~い
クルミ @com_AyaSuzu
最終更新 2020.12.07
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