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絵本『じゃあじゃあびりびり』の感想と0歳児の反応

はじめに、『じゃあじゃあびりびり』に対する熱量が強すぎたのか、書いているうちに絵本レビューシリーズとしてはめちゃくちゃ長くなりました。3000字弱あります。急いでいる方は目次を使ってジャンプするか、高速スクロールしてサクッと見るか、すごく暇なときに改めて見てください。

『じゃあじゃあびりびり』は妊娠中に購入した絵本です。絵本のことはさっぱりわからない当時、あかちゃんのド定番絵本として定評があり、ECサイトのレビューで褒めちぎられていたため選んだ記憶があります。

ある程度絵本の選び方や知育について勉強を進める今、改めて『じゃあじゃあびりびり』を見てみると、もう最高!知育要素ばっちり!と思います。やっぱ定番絵本は外さなくていいですね。

本文へ入る前に、『じゃあじゃあびりびり』の特徴を簡単にまとめました。

・低月齢の子にも見えやすい絵&色
オノマトペ+名詞の完璧な構成
・くもんすいせん図書(5A)

ちなみに、くもんすいせん図書の一覧は以下のページで確認できます。
2021年度版くもんのすいせん図書一覧表|公文公式オフィシャルサイト
乳幼児向けは5A~2Aです。5Aが最も読みやすい区分となっています。

では、さっそく絵本の内容や感想などを紹介していきます。

絵本『じゃあじゃあびりびり』はどんなおはなし?

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出典:Amazon

『じゃあじゃあびりびり』は名詞+擬音のオノマトペ絵本。自動車や水、踏切など、生活のなかで聞こえてきそうな音が中心です。

イラストの線ははっきりしていて、ページ全体に色が付いています。まだ目がはっきり見えていない低月齢のあかちゃんでも「あれ?なんだろう?」と注目してくれそうに思います。(後述しますが実際に娘は見てくれていました)

『じゃあじゃあびりびり』ではテキストの配置も工夫されています。たとえば下に貼っている犬のページでは、犬が「わんわん」という音を発しているように見えるテキスト配置がなされています。

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出典:じゃあじゃあびりびり 改訂|楽天ブックス

以下はAmazonの商品ページで紹介されている『じゃあじゃあびりびり』の商品説明です。

イラストはカラフルで、極限まで無駄な線を省いたシンプルな切り絵。文字もイラストにあわせて配置されるなどの工夫がされている。14cm×14cmのミニサイズと赤ちゃんの小さな手にも程よい大きさ。しかもボードブック仕様なので少々乱暴に扱っても破れる心配もない。お出かけに持っていくにも便利な、赤ちゃんのための絵本である。(小山由絵)
引用:『じゃあじゃあびりびり』商品説明|Amazon

以下は楽天ブックスに掲載されている画像です。

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出典:じゃあじゃあびりびり 改訂|楽天ブックス

公式の商品紹介はこちら。

絵本『じゃあじゃあびりびり』の読み聞かせ動画

個人的にはこちらの読み聞かせ動画がおすすめです。読み聞かせ以外の音が入っていないシンプルな動画だからです。

絵本『じゃあじゃあびりびり』の購入リンク

『じゃあじゃあびりびり』は書店以外にも以下のようなサイトで気軽に購入できます。

☑ Amazon ¥660
☑ 楽天¥660
☑ メルカリ
☑ 『てんじつきさわるえほんじゃあじゃあびりびり』¥2,420

我が家ではなんでも口に入れちゃう0歳児のうちは中古より新品を買おうという方針です。本をかじらなくなったらメルカリ等のフリマサイトを使って中古を買うつもりです。

絵本『じゃあじゃあびりびり』を読んだ感想

『じゃあじゃあびりびり』は最も思い入れがある絵本のひとつです。娘が笑ってくれた最初の絵本、かつはじめて自分でめくれた絵本だからです。(正確にいうと『ごぶごぶ ごぼごぼ』も同時期に笑ってたから1番か2番か覚えていない……)

また、知育に興味を持ち、幼児教室や書籍でさまざまな知育情報を知った今、「『じゃあじゃあびりびり』最高じゃん!」とも思っています。

ここでは知育面を中心に話していきます。


■『じゃあじゃあびりびり』はオノマトペ絵本として完璧

まず、冒頭でも触れたように『じゃあじゃあびりびり』はオノマトペ絵本として完璧だと思っています。なぜなら、名詞+擬音の構成になっているからです。

オノマトペは知育にとても重要な要素で、表現力が豊かになり言語の発達にとても役立ちます。ですが、単にたくさんの擬音を聞かせればいいというわけではありません。「何が(を)」そう表現しているか聞かせるのも大切です。つまり、「わんわん」であれば「犬」とセットで伝えることが重要だそうです。

『じゃあじゃあびりびり』は全ページが名詞+擬音の構成となっています。これを読むことで、犬という動物名、犬が発する音(鳴き声)、犬の見た目を関連付けて伝えられるということです。最高!


■犬のことを ”わんわん” と表現していない点が知育要素高め

散歩中に犬を見かけた際、乳幼児には「わんわんがいるね~」と言ってしましますが、知育を意識するのなら「犬がいるね、犬はわんわんって鳴くよ」と伝えるべきだそうです。さらに言えば「ゴールデンレトリバー」など犬種まで伝えられれば最高だとか。

絵本のなかには犬を ”わんわん” や ”わんちゃん” と表現している本があります。その場合、私はしれっと ”犬” に読み替えます。

細かい点まで考慮すると文字の形と音の組み合わせが実際と異なるため、のちに混乱を招く可能性(※)があると思います。
(※)「わんわん」という文字の発音は「わんわん」であって「いぬ」ではないが、読み手が「いぬ」と読むと読み方を誤認する可能性。

あくまでもこれは私の判断でやっているだけで、皆さんにおすすめする方法ではありません。

こんな細かいことを心配せずに、最初から犬を ”いぬ” と表現している『じゃあじゃあびりびり』が好きです!


絵本『じゃあじゃあびりびり』を読んだときの娘の反応

■0歳2ヶ月時点
ジーっと見るときがあるけど、見ないときもある。「あれ何だろう」と考えているのかな~と思うと可愛い!

■0歳5ヶ月時点
表紙を見た時点で食いついている様子がある。「わぁ!キタキタ!」という感じ。あかちゃんが出てくるページがお気に入りでにっこり笑顔を見せてくれる。背景色がピンクだからかな?

■0歳6ヶ月時点
『じゃあじゃあびりびり』に関しては自分でめくるようになる。はじめて本をめくりだしたのが『じゃあじゃあびりびり』。めくったり背表紙を見たりして遊ぶ。

■0歳7ヶ月時点
読み始めると注目するしニコニコするけど、以前よりもジーっと見ている感じはない。100回以上読んでるし慣れすぎてしまったか!?でも、興味ない本の反応とは異なりきちんと見てくれる。


絵本『じゃあじゃあびりびり』の基本情報


著者  :まついのりこ
イラスト:まついのりこ
出版社 :偕成社

対象年齢:1歳~
所要時間※:約45秒
※淡々と読むときにかかる時間
ページ数:22ページ
ジャンル:オノマトペ +名詞、乗り物、動物の名前や鳴き声
絵のテイスト:イラスト

著者 まついのりこさんのあかちゃんのほんシリーズ

・ばいばい
・みんなでね
・じょうずじょうず
・おおきくなった!
・おかあさんだ
・おたんじょうび
・あめふり
・おはよう

参考:まついのりこ|偕成社

以下はAmazonで販売されているまついのりこさんの作品一覧ページです。

さいごに

『じゃあじゃあびりびり』について紹介してきました。

思い入れが強すぎて紹介したいこと、語りたいことが盛りだくさんでした。つい長くなったのでラストくらいサクッと締めようと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。

こちらの記事が絵本選びの参考になれば幸いです。



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