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舌痛症とアズレンうがい液

私は一時期、カンジダを原因とする舌痛症にかかっていた。カンジダによる舌痛症も人によって症状や感覚は異なると思うが、私の場合、舌から痛みを感じる粉が発生する感覚があった。

痛い粉はイトリゾールという抗真菌薬の内服でいなくなった。舌痛症治療の当初から、抗真菌剤と一緒に「アズレン」といううがい薬が処方されていた。主治医からは、カンジダがいなくなっても、「アズレンだけは続けてくださいね。粘膜を回復させてくれるから」、と強く勧められていたが、効果が良くわからなかったし、うがいが面倒になっていつの間にか使わなくなっていた。

この薬、消毒作用・炎症を鎮める作用、粘膜を再生する作用があるらしい。

味はメントールでスーッとする奥に、お茶のような優しい渋みが感じられる。それもそのはず、これの原料はカモミールなんだって。だから安心して使える。

口腔カンジダ症の治療が終わって早2か月、痛みは当初の1/10以下になったが、知覚過敏が残っていたり、上あごのザラザラが治っていなかったりする。上あごに舌を付けると、スポーツドリンクのような味がする。

このアズレンという薬、たとえば下記のURLでは、難治性の舌の口内炎に処方されていて、3か月程度続けたことできれいに治癒しているように見える。

舌の口内炎|TI歯科医院|日本橋の歯医者 (ti-dental.com)

口腔粘膜の病気でお困りの方へ|生協みなかみ歯科 (tonehoken.or.jp)


私の歯型だらけの舌も、けっこうこの症例の写真と似ているような気がする。歯型でへこんでいる部分が歯に触れると、知覚過敏が発動するし、舌を覆う粘膜がハゲてしまっているようだ。


そんなわけで、舌粘膜の復活を願って、最近またアズレンを使い始めた。ドライマウスで口が渇くタイミングを見計らって、1日1~3回、10~30分程度口にためておく。ドライマウスの時に口に含むと浸透する感じがして良いし、ドライマウス自体も楽になる。


1週間程度マジメに使ってみて、心なしか知覚過敏がマシになっているように感じられ、舌を見ると以前はなかったツブツブした組織(茸状乳頭)が復活してきていた。



このアズレン、口内炎・舌炎の軟膏としても市販されているので、試してみた。

トラフル軟膏 6g

うがい薬と比較すると、軟膏は舌の知覚過敏のある部分を覆うことができるのは悪くないかもしれない。ただ、軟膏の難点はネバネバして気持ち悪いところ。うがい薬の方が爽快感があるし、薬がより浸透する感じがして良い。


うがい薬は市販もされているので、処方薬がなくなっても知覚過敏が治らなければ、市販薬を使うかもしれない。

エスコンうがい薬AZ 100mL

※追記
1週間程度アズレンを使い続けたところ、舌を上あごに付けた時のスポーツドリンクのような味は薄まって、ほとんどしなくなった。現時点では無味か薄い塩味がして、シビレのような感覚がある。

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