舌痛症とカタル性口内炎
私は粘膜が荒れるタイプの口内炎にかかっており、それを舌痛症と呼んでいる。舌を上あごに付けた時に感じる刺激や苦いような味に悩まされている。
先日、自転車で転んで、膝をすりむいてしまった。膝をすりむくなんて、いつぶりだろう?小さい頃だったら1週間程度で治っていたが、年を取ったらやはり治るのが遅い。膝を曲げるとカサブタが少し取れたり、近所に歩いて買い物に行くだけで傷口から滲出液が出たりして、1週間以上じゅくじゅくしていた。
滲出液がプクーっとにじみ出てくる様子を眺めていてふと思った。これって舐めたら、舌で普段感じているような苦いような味がするのだろうか?と。結局、気持ち悪いので味見はしなかったけど、滲出液ってどんな味なのだろう?
歯周病や親知らずなどの抜歯に関する歯科医院のWebサイト記事などを読むと、滲出液はよく「苦くてまずい」と描写されている。やっぱりそうだよね・・・私は常々、自分の舌痛症は、粘膜が荒れるタイプの口内炎=カタル性口内炎が原因だと思ってきたから、私が舌から感じるあの苦い味は、やっぱり滲出液なんだろうな。
下記はとある歯科医院のWebサイトで説明されているカタル性口内炎の症状。
私の上あごはザラザラして苦い味がする。上記イラストの「漿液カタル」のように、私の舌や上あごの刺激や味を感じる部分は粘膜上皮がスカスカになり滲出液が出ている状態なのだと思う。
私の病状は、カタル性口内炎でほぼ確定だと思うんだけど、いかんせんカタル性口内炎って一般人の私も知らなかったし、医師の中でもどうやらマイナーな病気なのだと思う。なぜなら、舌痛症を2000人は診たという歯科医院では、私は「舌痛症」、「舌の知覚過敏」、「気にしすぎ」と言われた。
しばらく本気で「気にしすぎ」なんだと思って必死で忘れようと努力したが忘れられず、耳鼻科でおそらく正しい診断である「粘膜が荒れるタイプの口内炎」と言われた。その時はビタミンBとステロイドが処方されたが、まったく効果が感じられなかったけど、正しく診断してもらえて感謝している。
以下は、チョコラBBのWebサイトで紹介されているカタル性口内炎の治療法だ。
書かれているように抗生物質は一定の効果はあったし、軟膏もトローチも試したけど、症状は消えていない。唐辛子は刺激物かもしれないが、逆に良いという説があるので食べているけど。症状が長引くと重い病気につながるっていうところは、胃の粘膜が弱ってる人が胃がんに気を付けなさいよって言われていることと同じだよね。自分の持病として付き合っていくだけだから、過度に気にしていない。口の中はいつでも肉眼で検診できるから安心。
今後も、舌が口内炎を起こしていることを意識して、コストも副作用の心配も少なく、簡単に続けられるような口内炎対策を色々地道にやっていこうと思う。