舌痛症プラトー
私は粘膜が荒れるタイプの口内炎にかかっており、正しいかはわからないが それを舌痛症と呼んでいる。
こうなったきっかけは口腔カンジダ症で、去年5月にカンジダ除菌をして激痛からは逃れられたが、舌を上あごに付けた時に不快なシビレ・酸っぱい味を感じるという症状が残っている。
口腔カンジダ症が治ってから、もうすぐ1年。湿潤療法をやって失敗してみたり、ステロイドを塗ったり、うがい薬・グルタミン・漢方薬・胃薬などでうがいして少し調子良くなってみたり、とにかくいろいろ試した1年だった。
自分を実験台にしたおかげか、時間がたったおかげがわからないが、1年前と比べたら上あごに舌を付けた時のシビレが小さくなったし、すっぱい味が薄くなった。振り返ってみると、舌痛症は日々気が付かないくらいの小さな改善の連続だったと思う。
最近は率直に言って改善が頭打ち状態:プラトーに入っている。プラトーとは「平ら」という意味で、病気や学習、トレーニングなどの改善・伸びる傾向が頭打ちになることをいうそうだ。
私たちは例えば病気にかかったとき、グラフだとすれば治癒という目標に向かって一直線に改善に向かっていくのが理想だと思う。実際にそのように治っていく病気もある。
しかし、中には改善が非常にゆっくりで、改善がみられない日々が長期間続いたあとに改善の階段を上る、といった改善パターンをみせる病気もある。
私は中学生くらいまでアトピーもちだったけど、そんな感じだった。かゆいぶつぶつが定着している日々が続き、ひたすら掻かずに我慢していると、ある日気づいたらぶつぶつがなくなっているようなこともよくあった。
長いプラトー状態でも、あきらめず努力を続けると、また改善ゾーンに入れたりするので、プラトーがしんどくても目標を定めコツコツ努力を継続することが大切なのだそう。
継続する努力も大切だが、何を目標に持っていくかも大切だ。舌痛症が治るって、どんな状態だろう。私の場合、上あごの粘膜はもう一年ザラザラしたままだから、口腔カンジダ症の傷が深すぎたみたいで、後遺症として瘢痕化していると思う。ということで、上あごのザラザラを治すことはもうあきらめることにした。
改善の余地がありそうなのは、まだ少し赤っぽい舌の先と両側の粘膜だ。朝の寝起き~朝食前までは睡眠中に粘膜が回復しているからかとても調子がよい。舌から感じるシビレ感が小さいし、すっぱい味もほとんどしない。そういう楽な時間が今は朝食までだけれど、昼食まで、おやつまで、夕食まで、就寝まで・・・と長くなっていくことを、それぞれ目標にしてもいいかなと思う。
現在、舌粘膜のメンテ・改善のためにやっていることはこちら。
アズレンは何度もギブアップしているけど、食後に調子が悪くなるので、食後に舌の粘膜をケアするためにまた再開した。どれも毒にも薬にもならないようなメンテ方法だけど、大失敗する心配はないし副作用がほとんどないので安心して続けられている。いつか今のプラトーを抜けられるように、がんばっていこうと思う。