人生に迷うオタクがたった30秒でアイドルに元気づけてもらった話
タイトルは大袈裟ではなく、人生最大の選択に迫られて心身共に疲弊していたオタクに、プロアイドル白岩瑠姫くんが元気づけて笑顔にさせてくれたヨントンの備忘録です。
5月29日、決意
ここ2週間ほどずっと、人生最大の選択に迫られていました。
「現職を辞めて転職をするか、転職先の内定を辞退して現職を続けるか」。
その背景やヨントンに当選した時の心情、苦悩しながらも全力で木曜日を過ごすオタクの姿などは前回のブログに書きました。
(改めて読むと自分の限界オタクっぷりに笑えてくる。)
「自分で選んだ道を正解にする」という瑠姫くんの言葉通り、どちらの選択でも正解にするのは自分だと理解はしていたものの、覚悟が決めきれず、そんな情けない自分に落ち込んでいました。
ヨントンのネタを考える暇もあまりなかったので、「覚悟を持てる一言をください!」とかにしようかな、と思ったり(推しを困らせるだけなのでボツにしました)。
朝から自分の思考をノートに書き殴りながら、沢山の人に相談に乗ってもらいながら、twitterで他のJAMのヨントンのレポを見漁るトリプルワークをこなしました。どれかに集中しな?
そして気づけば夜。
私の強い所も弱い所も全部知ってくれている大学時代の友人と電話をし、
「〇〇の中ではもう結論が出ているけど、断言するのが怖いんだよね。私も皆も味方なのは分かってくれてると思うから、自分で自分を認めてあげなきゃね。絶対に大丈夫」と声をかけてもらいました。
いつもこの子は私がかけてほしい言葉を全部知っていて、本当に神……1pickにさせてください……
「推しに元気づけられた」という結論になる今回のブログですが、話を聞いてくれたり温かい言葉をくれたりした友人たちには本当に感謝したいし、この感謝を忘れたくないです。
そして結果「内定を辞退する」という決断をし、家族へ報告。
家族からも応援の声をもらい嬉しかったのと同時に、心配をかけてしまっていたことや今まで悩んできたことを思い出し、電話を切った瞬間泣いてしまいました。
前々回のブログにも書いたのですが、仕事へのモヤモヤが消えなかった時期は毎日不眠症でした。夜ベッドでネガティブなことしか考えられなかった当時の感情が再来してしまい、明日朝1番の枠でネタも決まっておらず、目も腫れてしまうので早く寝ないといけないことは分かっていたものの、なかなか眠りにつけませんでした。
「転職するか、社内異動をするか」という悩みは自分の人生のための前向きな悩みなので、この2週間そこまで病んだり泣いたりすることはなかったのですが、いざ決心してみて、ずっと不安だったんだろうな、と泣きながら考えていました。
5月30日、ヨントン当日
一睡もできないまま朝4時、小雨の中、すっぴん寝間着でタバコを吸う。
通常のオタクは、30秒間のために沢山可愛くなる努力をしているにも関わらず、私はこの有様。
「私本当に6時間後ヨントンしてるんかな……」
いつものヨントンは
「自分が元気にしてあげたい」
「笑わせたい」
と関西魂が燃えるのですが、今回はそんな元気はありませんでした。
「なるべく瑠姫くんの言葉を聞いていたい」
「自分が元気をもらいたい」
「でも負担にはなりたくない」
と思考を巡らせ、
「30秒間ライブのつもりでMCをしてもらおう」という結論に至りました。
ライブ風にする上でうちわ文字を作りたかったものの材料もなかったので、KCONersの時に急遽出先で作った、印刷した文字をダンボールに貼っただけのものとペンラだけ準備。
その後寝られる自信もなく、残り数時間どう過ごそうか考えていたときに、「PRODUCE 101 JAPAN番外編 〜JO1誕生までの軌跡〜」のDVDがふと目に入りました。
一本90分の超大作なので、これを見ていたらすぐ時間が過ぎるだろう、と軽率に視聴していまいました。
結果、激重感情が爆誕。
DVDの序盤で、ファンミ最終日に過去のことを思い出し泣きながらスピーチをする瑠姫くんの映像が流れるのですが、ちょうど私はこのファンミに参加していて、鮮明にこの日のことを思い出してしまいました。
「アイドルになってくれてありがとう……」と朝からしんみりしてしまいました。
ですが、おかげで夜中のマイナスな感情は吹っ飛び、
「とりあえず今はアイドルになってくれた瑠姫くんとのヨントンを全力で楽しみたい!」と気持ちを切り替えることができました。
*
10:00、twitterで白衣装であることを確認し、心の準備。
本人確認を済ませ、「残り1組になったらちゃんとしよう」と、それまでは緊張を紛らわすためにOH-EH-OHのコールを一人で熱唱していました。
「(お~~~~えおえ)じぇーおーわーん! じぇーおーわーん!
(お~~~~えおえ)じぇーおーわーん! じぇーおーわーん!」
すると「残り2組」だったにも関わらず、急に推し登場。
30秒間のスタートです。
私「ううあわわわわびっくりした!」
ここで来ると思っていなかったため、かなり大声で叫んでしまった。
瑠姫くんはニコニコしながらお手振り。
掲げていた「30秒間観客1人ライブのつもりでMCしてほしい」のカンペを持ち直し、
「瑠姫くんのライブ始まった〜〜!」と叫ぶ。
瑠姫くん「観客1人MCしてほしい、、!」
カンペを読んでくれて、
ここで一気にステージ上の白岩瑠姫モードON。
得意げな顔に切り替わり、マッキーをマイクに見立てて話し出してくれました。
瑠姫くん「え〜〜今日は色んな曲聞いてくれてありがとう」
私「いぇ〜い」
瑠姫くん「え〜〜最後に一曲残ってるよねえ゛!?」
私「おおっ!?」
瑠姫くん「最後盛り上がっていけるか!?」(マッキーこっちに向けてくる)
私「いぇ〜い!」
ずっと得意げで自信満々でキラキラしている瑠姫くんと、一生懸命歓声を送る私。
瑠姫くん「じゃあ最後の曲、聴いてください……」
私(何の曲かな、マイフレかな…)
瑠姫くん「え〜これ本当に最後の曲」(指差し)
私「おおっ」
瑠姫くん「僕のデビュー曲」
私「おおっ」(無限大かあ)
瑠姫くん『○○○、大好き』(渾身のドヤ顔)
は!???
デビュー曲は無限大やん!!???(冷静なツッコミ)
しかも、私のことが大好きだと!!????()
私「ひゃはははははwwwwwwww」
びっくりしすぎて、キモい声で笑うことしかできなかった。
瑠姫くんも、ウケたウケた~~!と言わんばかりの嬉しそうな表情で笑う。
私「やばwwwww」
ここさ~~~普通さ~~~大好きって言ってもらったら私も大好き!とか言うでしょ。何やってんだ。
瑠姫くん、満足そうに笑って顔を近づけてくる。
あ、なんか近づいてくる、え、やばい何か言わなきゃ「シングル発売待ってまs」
―完―
最後に『○○○、大好き』のシングル化までお願いしてしまうという結果で終了しました。
終わった直後、自然と笑みがこぼれました。
「やばい、超楽しかった、超幸せかも」
過去2回ヨントンをしましたが、今までにない満足感。
それまでマイナスな感情だった落差もあるかもしれないけど、それよりも「キラキラしているアイドル姿の推し」と30秒間話せたことが一番元気になった理由だと思います。
朝視聴したDVDでも、「ステージ上が一番かっこいいって周りからも言われるし自分でも思う」と瑠姫くんは話していました。
ヨントンはステージ上ではないけど、間違いなくあの30秒間、瑠姫くんはステージ上での姿を体現してくれたし、とてもキラキラしていた。
ていうか冷静に考えて、即興で30秒間をフル尺で使って、オチまでつけて、楽しませてくれる瑠姫くんはプロ!天才!
(私、ことあるごとにこのカンペを掲げています。)
もっとこうすれば良かった、とヨントン終了後の反省はつきものだけど、それでも本当に楽しかったし、パワーをもらった。
私はこれまでアイドルのオタクをしてきたことがなかったけど、こんなに幸せをもらえるオタクって最高すぎるし、幸せをくれる瑠姫くんが本当に大好きです。
私だけじゃなくて、このヨントンだけじゃなくて、常に沢山の人が、瑠姫くんはじめJO1の皆に救われていると思います。本当にいつもありがとう。
あ~~~JAMって幸せだな!