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価格の見せ方ひとつで売上アップ!デコイ効果でお客様が選びやすくなる仕組み

なぜ、つい“真ん中のプラン”を選んでしまうのか?

「3つのプランがあると、真ん中を選びたくなる…」
「2つの選択肢しかなかったら迷っていたのに、3つ目が加わると決断しやすくなる」
「なぜか“ちょっとお得に見えるプラン”を選んでしまう…」

こんな経験、ありませんか?

これは 「デコイ効果(Decoy Effect)」 によるもの。

デコイ効果とは、「選択肢を巧妙に設定することで、特定の選択肢を選びやすくする心理現象」 のこと。

「売りたい商品に、無意識に誘導することができる」
「適切な選択肢を作れば、価格が高い商品も売れやすくなる」
「比較の仕方を変えるだけで、購買行動が変わる」

この心理をうまく活用すれば…
「顧客が迷わず、最適なプランを選びやすくなる」
「売りたい商品やサービスの成約率を上げられる」
「安売りせずに、単価アップを実現できる」

本記事では、「なぜデコイ効果がビジネスに役立つのか?」 を解説し、個人事業主・フリーランスが実践できる具体的な活用法 を紹介します!


デコイ効果とは?

デコイ効果(Decoy Effect)とは、「特定の選択肢(デコイ=おとり)を加えることで、人の選択を誘導する心理」 のこと。

🔹 デコイ効果の特徴
「3つの選択肢があると、真ん中を選びたくなる」
「極端に高い or 低い選択肢があると、適度な価格帯のものが選ばれやすい」
「比較の仕方を変えるだけで、購買行動が変化する」

🔹 デコイ効果の有名な事例

  • 「S・M・Lのドリンクサイズ、Mサイズが一番売れる」

  • 「月額プランで、最安プランと最上位プランを並べると、中間プランが選ばれやすい」

  • 「新聞のオンライン購読で、『紙+デジタル』のプランを最も魅力的に見せる」

つまり、「選びやすい選択肢を作れば、売りたい商品やサービスを自然に選んでもらえる」 ということです!


デコイ効果の実践的な活用法(ビジネス編)

デコイ効果を活用すると、「お客様が自然と最適な選択をしやすくなる」 仕組みを作れます。


1. 「3つの価格帯」を設定し、売りたい商品を選ばせる

活用法

  • 「小・中・大」のプランを作る(中を選びやすくする)

  • 「安価・標準・プレミアム」の3種類を提示する(標準を選ばせる)

  • 「1ヶ月プラン・3ヶ月プラン・年間プラン」で、中間プランに価値を持たせる

💡 ポイント
人は「極端を避ける」傾向があるため、「3つの選択肢」があると、真ん中を選びやすくなる!


2. 「デコイ(おとり)」を追加して、売りたい選択肢を魅力的に見せる

活用法

  • 「最上位プラン」を高く設定し、標準プランをお得に感じさせる

  • 「機能の少ない安価なプラン」を入れ、中間プランの価値を引き立てる

  • 「わざと比較しやすい選択肢を追加し、最適なプランに誘導する」

💡 ポイント
「安すぎる or 高すぎるプラン」を作ることで、「これが一番コスパがいい!」と思わせることができる!


3. 「価格差」をうまく活用する

デコイ効果を最大限に活かすには、「適度な価格差」を設計することが重要 です。

活用法

  • 「1,000円」「3,500円」「6,000円」のように、中間プランを最もお得に見せる

  • 「単品価格より、セット価格の方が明らかにお得に見える」ようにする

  • 「お試しプラン」と「フルプラン」の間に、中間プランを設置する

💡 ポイント
「この金額なら、もう少し出してこっちにしよう!」と思わせる価格設計が重要!


4. サービスの「魅力」を比較しやすくする

活用法

  • 「Aプラン:機能3つ、Bプラン:機能5つ、Cプラン:機能10つ」で中間を魅力的にする

  • 「Aプラン:1回分、Bプラン:3回分、Cプラン:10回分」で真ん中をお得に見せる

  • 「A:初心者向け、B:おすすめ、C:プロ向け」とカテゴリを分ける

💡 ポイント
「比較しやすくすることで、最適な選択肢を無意識に選びやすくなる!」


デコイ効果を活用する際の注意点

「選択肢が多すぎる」と逆効果
 → 3〜4つが最適。それ以上あると、逆に選びにくくなる。

「意図的すぎると、不信感を生む」
 → 「売りたいのがバレバレ」にならないように、自然な形にする。

「お客様にとって本当にお得なプラン」を用意する
 → 「選ばせること」だけを目的にせず、実際の価値を提供することが大事!

適切に活用すれば、「お客様がスムーズに納得して選択できる」 仕組みを作れる!


まとめ:デコイ効果で、売れる価格設計を作ろう!

デコイ効果を活用すると、「お客様が迷わず選びやすくなる」 仕組みを作れます。

「3つの価格帯」を設定し、売りたい商品を選ばせる
「デコイ(おとり)」を追加して、売りたい選択肢を魅力的に見せる
「価格差」をうまく活用する
「サービスの魅力」を比較しやすくする

価格設定ひとつで、売れ方は劇的に変わる!
さあ、デコイ効果を活かして、「お客様が自然と選ぶ仕組み」を作ろう!

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KURUME|学問から販促ヒントを得るnote
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