保護犬コウタ 初めまして
少し冷たくなってきた、2021年11月初。県動物保護センターでの一般譲渡会を見学した。本当の目的は、センターが一般譲渡会に向かないと判断した犬を確認するためだ。
一般譲渡会は滞りなく進み、手の空いた職員さんの獣医に声をかけた。
そこで、建屋の奥に案内され対面したのは、3kgぐらいの仔犬。
茶色で赤ちゃん体系のワンコだった。
職員さんに抱っこされて、僕らが待機している部屋に連れらて来たのだが、その場で大きい方をお漏らし! 緊張で体に力が入ったのだろう。
職員さんから受取り抱っこすると、僕に向けた真ん丸のお顔の真ん丸のお目目は、僕の目を凝視してた。
一緒にいった保護団体の先輩ボラは「あら、しっかりと見てるね。大丈夫そうですね」と。
職員さんからは「怖がり」との説明だったが、「それほどではなさそうだね。やれるでしょ?」と先輩ボラも僕を促した。
これが初めての里親探しの任務を負った「コウタ」との出会いである。
とにかく自分に何ができるか、コワゴワと一歩だした挑戦の始まりだった。