保護犬ハナ いっぽいっぽ
ハナはいっぽいっぽ歩いていた。
怖々だけど、いろんなことを嗅ぎ見聞きし
吸収して乗り越えようとしている。
家へ来た当初から歩く姿に違和感があった。
まえ足を出すたびに、左右の肩を交互に上下するのだ。
まえ足の左右を見比べても左足が少し細いくよわよわしい。
とりあえず、県動物保護センターでの様子を尋ねてみると
いつも隅っこでじっとしていて、歩く姿を確認できなったとのこと。
そこで、お世話になっている獣医さんに診ていただくと
左まえ足の膝と足首の関節が十分に形成されていない
関節形成不全との診断だった。
このことで現在の動物保護の在り方に強い憤りがあるものの
大切なことは「ハナの幸せ」である。
将来障害となって手術などが必要となる可能性もある。
そしてこれは、里親さんの条件として、
ハナの現状と将来を受け入れていただくことが加わったのだ。
いずれにしろ、里親さん探しは時間がかかが
ハナといっしょにいっぽいっぽ
気長に歩んでいくことを覚悟した。
ありがとう
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