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早朝の電話

この歳なると、夜や早朝の電話への準備はある程度できている。
しかし今回の電話は意外だった。

年上の従姉夫婦の旦那さんからだった。
会話を始めた始めた途端に、少しトーンがおかしいのである。
お二人には子さんがなく、いわゆる老々介護状態で
正直言って、2人ともまいっているよう様だった。
とにかく、その状況を誰かに話をしたかったようだ。

従姉夫婦とかは、親戚の中でもウマが合う関係だったが
経済的な支援でなく、精神的な支援が必要に思ったが
さて、どこまで立ち行いていいものなのか。
大いに悩むところだ。

しかし、このことは他人事でもあるまい。
これだけ、家族の分断が進んでいる世の中で
誰にも起こりうるのだろう。

特に戦後、個人的な自由優先し
死生観を無視した効率的な経済活動の名のもとに
病院に押し込み無いものとし、人々の人生をモノ扱いしてきた。
「老病生死」に向き合ってこなかったツケで回ってきた。
それでおいて「終活」など、単なる商売にか見えないのである。

もう一度、人は生まれ死ぬと言うことを
心に止めておくべき時代だろう

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