保護犬ハナ マイペース
ハナは左まえ足をかばいながら
でもあまり気にする素振りもなく
マイペースで成長した。
おもちゃはロープが好きで
カミカミしたり、引っ張りっこしたり、
またお気入りにロープを、離れたところに投げると
楽しそうに加えて戻り、もう一度投げろと催促する。
そんな遊びが好みだった。
リビングのソファには、知らない間に上がり込み
わがもの顔でくつろいでいたこともあった。
また、ある時には階段を、
脱兎のごとく、昇ったり降りたりし
まったく足のことなど忘れているようだった。
全くの他人が入ってきても我関せずで
番犬にはならないよ、静かに言いたげだった。
恐らく、怖さもあったのだろうと推測される。
体重が当初の4.5kgから10kgを超えるあたりで
再受診したところ、日頃の様子の説明や触診により
「継続的な検診は望まれるが、当面は問題なさそうだ」
と獣医さんに診断され、まずはひと安心した。
ブラッシングは気持ちよさそうで、
お天気の良い日にすると、白い体毛が眩しく輝くようになった。
更に月日が経つと、お顔も体形もスラットし、海外のモデルさんのような
美人さんになって来た。
運動の動きを観察しつつ、楽しく日々を過ごし
里親さんからのお話を待っていた。
ありがとう。
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