保護犬ハナ 出会い
コウタが里親さん家族生活をしだしてから、
6か月ぐらいたったころだった。
ちょうど、保護グループのメンバーらと
「しばらく、県保護センターから連絡ないね」
と話し数日たったころ、センターから「怖がりの仔がいますが、引きだせますか」と問い合わせが来た。
「こちらで保護と里親探しできますよ」と連絡はしたものの、
引取りの日程が合わず、結局グループの先輩に引取りと一時保護
をお願いした。そしてハナが先輩宅で数日過ごした日曜日に
僕とご対面となった。
雨が降り出しそうな昼頃、先輩とある駐車場で落ち合った。
先輩の車中のゲージには、「怖がりなのか?」と思うほど、
僕の目をしっかりと見つめてくる彼女がいた。
多めの白と黒とのブチで、何となくおっとりとした印象の仔犬だった。
また元野良の仔犬との生活が始まったのである。
互いに探り探り、生活習慣をすり合わせていくのだ。
それは楽しみでもあり、驚きの連続になるだろう。
ありがとう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?