「引き寄せの法則」は、無知ゆえの非効率な考え
引き寄せの法則ってなんぞや
引き寄せの法則という言葉があります。
スピリチュアルの領域で使われる言葉ですが、ググると
「たくさんある望みの中から、特に自分にとって大切な望みを選び、強く成功したときのことをイメージすることで、その夢が叶うという法則」
らしいです。
他にも、チャネリングという見えない世界の存在とつながる技術を使ったり、思考が波動を持っていて、それが思考したものを引き寄せるといった理論だったり。
他にも、ウォレス・ワトルズの「引き寄せの法則」などでは、「思考する原子物質が存在し、そこに思考を送り、刻みつけると、
それが形となって現れる」と主張しているらしいです(私は著作を読んでおらず、調べていたら載っていたものです)
量子論を持ち出してくる方もいるそうです。
軽く調べただけでも、あまり科学的とは言えない論拠が並んでいるのがわかります。もちろん、スピリチュアルですから、科学的であるはずなないのですが、医療に携わる人間としては、なかなか受け入れがたい考えだったりするのです。
なお、あくまで引き寄せの法則について否定しているのではなく、私が受け入れられない、という話です。宗教やスピリチュアルなものの役割を否定しているわけではないので誤解されませんようお願いします(私自身もクリスチャンですから)。
引き寄せの法則は二つの脳機能で説明できる
結論から言いますと、二つの脳機能、もとい脳の癖、で説明できると私は考えています。(もっと多くのことを上げる方がいますが、この二つさえ押さえておけばいいと思っています)
一つは、脳は「わからない」ことを嫌う、という癖。
もう一つは、脳は一度に二つのことはできない、という癖、です。
わからないことを嫌う癖
わからないことを嫌う癖とは何か。
これは、多くの人が感じたことがあるものだと思います。
例えば、こんな看板があったとしましょう。
「ニッコリ笑 !い でもあな のそばに!高橋電 店」
スペースのところは、文字が消えていると思ってください。こういう古い看板があった時、あなたはこのままの文面でその看板をとらえますか?
きっと、脳が勝手に空白を想像して穴埋めをしているのではないですか?これが、脳が持つわからないことを嫌う癖です。
脳は、わからないことや空白があるところを埋めようと必死になります。錯視とか錯覚でも、同じような理論が使われることはよくありますが、人の脳は常に空白を埋めて自分が理解できる何かを作り出そうと必死になっているのです。
ここまではご理解いただけたと思うのですが、ではなぜこれが引き寄せの法則の正体につながるのか?
それは、実際に引き寄せの法則を考えてみるとわかりやすいかもしれません。
引き寄せの法則は、叶えたいことを強くイメージする、というものだったと思います。では、「私は投資で大成功して大金持ちになりたい!」とこんなことをイメージしたとしましょう。ですが、今現時点で投資で大成功していないその人の頭の中には、わからないことや空白が生まれます。それは、どうやって投資で大成功するか、というとても重要な部分です。
引き寄せの法則では、そのあたりまで具体的にイメージしていくのだと思うのですが、イメージしたものと実際が異なる場面も多くありますし、うまくいかないことも多々あります。そうなると、脳は「投資でどうやって大成功するか」という強烈な問題意識を常に持ち続けることになり、そのことについての空白を必死で埋めようとするんです。
すると、自然と、投資の情報だったりとか、普段は意識しない考え方だったりを投資と繋げようと脳は働いていきます。そうすると、
「え? 私が願ったら、こんな情報に出会えた!」
「この考えが、まさかここにつながるなんて!」
といったように、脳が空白を埋めていく作業の最中に、あたかも引き寄せの法則が機能したような感情を抱いていくのです。
脳は一度に二つのことはできない
二つ目の癖は、脳は一度に二つのことはできない、という癖です。
これは、比較的わかりやすい癖かもしれません。
例えば、今この記事を読んでいる方がいるとします。そして、この記事を読みながら、明日の夕食の献立を同時に考えることって可能ですか?
これって不可能なんです。
「そんなことない!同時に考えられる!」っていう人がいるとします。そういう方によくよく聞いてみると、実は頭の中って
「ふむふむ、こういうことが書いてあって、脳は一度に、ふむふむ――そういえば明日の献立は冷蔵庫に肉が入ってるから――同時に考えることなんてできるよ――豚の生姜焼きにしよう!」
といった風に、同じ時間帯に考えていると思いますが、本当に同時ではなく、交互に考えています。
つまり、同時ではないということです。
同時にできない、というのは短所でもあるのですが、実は長所でもあります。脳が一つのことに集中している時は、効率よく自分の能力を使えている時はでもあるんです。
マルチタスクではなく、シングルタスクのほうが最大のパフォーマンスを発揮できるのが人間なんですが、一つのことに集中しているというのは、このシングルタスク、という状態なんですね。
では、これも引き寄せの法則と照らし合わせてみることとします。
引き寄せの法則は、叶えたいことを強くイメージする、というものだったと思います。
この強くイメージ、というのは、この一つのことに集中する脳の状態を作り出していると言えます。ですから、先ほどの投資で大金持ちになりたい場合、その投資に向かって人間の持つ能力を最大限発揮している状態、ということです。
こうして集中して、ご自身のパフォーマンスを発揮することで、目標や夢に徐々に近づいていく、ということですね。
こうして目標達成が近づいていくと、引き寄せの法則だ!とあたかも、自分ではない何かが夢や目標を近づけてくれた、と思ってしまうというわけです。
では、引き寄せの法則は悪いこと?
ここまでで、強いイメージ=引き寄せの法則がもたらす影響として、脳が空白を埋めようとして一つのことに集中し最大限のパフォーマンスを発揮する状態、が生まれているのがわかりました。
と、ここまで聞くと、とても素晴らしいもののように感じます。実際、この二つの脳の癖をうまく使って、パフォーマンスを上げられる状態に自分を作り上げることは私は理にかなっていると言えると思います。
ですから、この状態そのものは悪くないです。むしろ素晴らしい!
……ですが、
引き寄せの法則=見えない世界、思考する原子物質などがもたらしてくれるもの、という方程式がよくないと私は思っています。
なぜなら、空白を埋め一つのことに集中してパフォーマンスを発揮する。これって、その人自身が持つ力そのものじゃないですか?決して、見えない何かとかよくわからない原子物質などではなく、ちゃんと、その人自身の力を使って、自分で夢を手繰り寄せているんです。
もし仮に引き寄せの法則で夢を叶えた人がいたとしたら、私は言いたい。
「あなたの力で夢を成し遂げられたんだ」ということを。
それだけの夢を叶えた「あなた」がとても素晴らしいんだ、ということを。
やっぱり非効率な考え
そして、自分の脳の癖を理解して、能力を発揮しているから夢を叶えられたんだ、という事実を知らないことは大きな弊害を及ぼします。
それは、最大のパフォーマンスを発揮する状態を作る「再現性の低下」です。
引き寄せの法則がどのような原理なのか理解することで、より論理的にパフォーマンスが発揮できる状態に必要なものを知ることができます。そうすれば、曖昧な強いイメージ、ということだけでなく、もっと他に必要な要員を総動員してよい状態になることができるんです。
「最高のパフォーマンスの作り方」でも話している通り、五感が人の状態を作り出します。
ですから、もっと効率よく人の状態を高めるアプローチというものが見つかります。そう考えると、同じ状態を生み出すアプローチ(引き寄せの法則と脳の癖を比較して)を比べると、やはり脳の癖を理解したほうが効率がよいと考えられるんです。
スピリチュアルのいいところ
散々、引き寄せの法則の欠点をあげてきましたが、最初に言った通りスピリチュアルを私は否定しません。
スピリチュアルにはスピリチュアルの良いところがあります。宗教と同じく、人の心のよりどころとなりえる存在だと思っています。
ですから、私は人それぞれ必要なものは違うし、それぞれ合う考えを選んでいっていただければと思います。
ぼんやりとした結論ですが、私は多くの方に幸せになってもらうためには、やはりスピード感は大事だと思っています。これは、急いでほしい、というわけではなく、やるからには無駄な時間や作業をできる限り省き、幸せでいられる時間を長く作っていただく。それが大事だと思っているからです。
ですので、引き寄せの法則を信じているかたも信じていない方も、ぜひ物事の理由をしっかりと理解して、最大限の効率で夢を、目標をつかんでいってもらいたいと思っています。
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看護師、小説家、カウンセラー、コーチ。
看護学生時代から心に興味を持ち、看護師を続ける傍ら精神看護、認知行動療法、カウンセリングを学んでいく。
1200人の精神疾患患者からの学び、セルフカウンセリング、コーチング理論を用いて、人間関係、仕事、そしてプロの小説家という夢をかなえていく。
自分を心の見方を変えるスキルを様々な人に発信しようと考え、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチ」として活動を始める。
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高校受験の失敗を皮切りに、自信が持てず孤独で、自分の人生を他人のせいにし、仮面を貼り付けることだけはうまく、こうして人を欺きながら生きていくのかと、将来に希望を持てず生きていました。
ですが、看護学校で出会った友人は、そんな私の過去さえも受け入れてくれたんです。
それから、私は人を傷つけるばかりではなく、自分が与えられる存在になりたいと思うようになりました。
そこから、私の心への興味が芽吹いたのだと思います。
求めるばかりの私は、恋愛においても同様で相手を傷つけてばかりでした。仕事でも、認めてほしいが先に立ち、空回りする日々でした。何事にも飽きっぽい性格で、浅く広くを体現したような生き方に、心底嫌気が刺していたんです。
そんな中、私は、精神看護、認知行動療法、カウンセリングやコーチング理論を学び、1200人以上の精神疾患を持つ患者さんに様々なことを学び、どんどんと自分を変えていくことができるようになっていきました。
その変化は、私にストレスの少ない世界と、明るさと、希望をもたらしてくれました。
その全ては、自分の変化から生まれました。
私は、自分の体験と今まで学んだ理論、そして精神疾患を持つ患者さんから学んだすべてを言語化し、人がどのように変わっていけるのか、それを知ることができました。
最初は、自分が幸せであればそれでいいと思っていたのですが、癌であった母が教えてくれたことで、また私の考えが変わったのです。
母は愛情豊かな人でした。
そして、私はその愛情の深さに、母の死をもって気づくことができたんです。
私は、今までたくさんの愛情を受けて育ってきた。
そして、多くの人の愛情で今の自分があるということも知ることができました。
今の私は、どうすれば人が変わっていけるか、目標達成できるかもわかっています。
ですから、私は、すこしでも幸せになる人が増えたらいい、自分を変えたいという人の手助けをして、おなじように幸せな人生を歩んでいってほしい。
今度は私の番だと思っています。
私が関わる人に幸せになってもらいたいのです。
そう思って私は、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチング」をお伝えしたいと思っています。
すこしでも皆さんが変化し、良い方向に変われるように、ぜひお手伝いをさせていただければと思います。
よろしくお願いします。
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