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獅子に翼Ⅴ



SOPHIA LIVE 2023
獅子に翼Ⅴ

10月9日
横浜Kアリーナ


愛の讃歌が流れ終わり

獅子に翼のSEが流れ
スクリーンには1999年の立川で行われた獅子に翼
登場前の舞台裏でのメンバーの様子が映し出される
1999のビデオで何度も見た懐かしい映像

緊張を解すようにふざけあいながらも気合いを入れるメンバー達

そして刻は来た

大歓声と共にステージに現れるメンバー
それと同時のタイミングで
あれから24年経った今現在
横浜Kアリーナのステージにメンバーが現れる

最後に登場した充くんがスクリーンを眺め
懐かしそうに微笑む

そしてあの日と同じように両手を大きく広げて
同じ言葉を口にする

「ここに咲くヒマワリ達に贈ります」

なんて素敵な演出だろう

忘れもしないあの日の光景がよみがえる

スクリーンの中のあの日のヒマワリ畑と
Kアリーナのヒマワリ畑が一緒に揺れる様が
とても美しかった

あれから24年もの月日を刻んで
いろんなことがあったけれど
それでも変わらずあの日と同じく
たくさんの中のヒマワリの一輪になれたことが
すごく感慨深いし
たまらなく嬉しかった

黒ちゃんが赤髪になってたのにも大歓声!
髪の毛立ててヘアピン付けて
赤チェックの衣装をまとって

またこの姿が見れると思ってなかったよ
嬉しい!
あの頃とはまた違って渋さが増しててかっこいい!

マイクスタンドに抱きついてるかまってにゃんも可愛かったなぁ

充くんが黒ちゃんに寄ってって肩を抱いて

雨の中仔猫が泣いてるみたいで

唄いながらベースに描かれた猫ちゃんを覗き込んで笑って
それに気付いた黒ちゃんと目を合わせて二人で笑うの
充くんは楽しそうに
黒ちゃんは照れたようなはにかむ笑顔で

ここたまらなく良かった
可愛かった...!

それから今度は都と向かい合って
都も一緒に口ずさんで
笑い合って

なんだかそれだけで嬉しくて泣きそうになる

演奏しながらメンバー同士が目を合わせて笑い合う
こういう光景を一生見ていたい
それだけで幸せになれるよ

続けてアリサマ!

てっきりいつもの特攻音で舞うと思ってた銀テープがなくて
みんなあれ?って顔できょろきょろしてたのに笑った

この曲のジルのギターソロがたまらなく好きなんだよなぁ!
ずっと変わらない大好きな音
それを今もこうして聴けることがたまらなく嬉しい

都のキーボードプレイは休止前よりもぐんと多彩さを増していて
驚きと共に聴き惚れてしまう

まるで生き急ぐかのようにLIVEをすごい頻度でこなしていて心配になるけれど
与えられた命
この音楽人生をきっと1ミリも後悔したくないんだろうな
そんな熱い想いが伝わってくる

KURU KURUでセンステに出てきた充くんがやたら腰を気にしてて
何だろ?って思ったんだけど
まさかのアクシデント

昨日のLUNA SEA先輩のステージを見ててSUGIZO様の服装に勇気付けられて笑
青いメッシュにジャケット着てきたんだけど
腰に付けてるレシーバーが網目に引っかかって絡まるという笑

何回かスタッフさんに切ってもらうも我慢できなかったのか自分で胸元から真っ二つに切り裂いて客席から悲鳴がおきてた笑

結局はその後歌いながら脱ぎ捨てて客席に放り込んでた

お茶目な姿見せて笑いを取りつつも
次の瞬間とんでもなくかっこよく決めてみせるもんだから
そのギャップにいつもくらくらする

これだけ歳を重ねてもビジュアルもスタイルもキープして
全力でかっこつけてくれるのが最高にかっこいいなと思うよ
全力で夢を見せてくれる
やっぱりロックバンドはこうでなくちゃ

曲紹介でタイトルコールを間違えて
かっこよく「ミサイル」って言ったすぐさま
「違うっ」って笑

トモが笑ってスティックで大きくバッテンしたり
黒ちゃんはわざわざ歩いて充くんの足元のセトリを指差して教えにいったり笑
可愛らしいなぁ
それに「もー分かってるって」って応える充くんも
仲良さげな様子が微笑ましい

せめて未来だけは
挨拶を心がけて
のところで
充くんと黒ちゃんがお互い向かい合ってお辞儀するの
可愛かったー!

黒いブーツでは充くんと都が通ってた専門の生徒さん達が踊りで参加してくれたり
シシツバならではのお祭り感がある演出も

メンバー全員お揃いの衣装を身にまとったHARD WORKERのグルーヴ感がかっこよかった!
炎が上がる度に体に感じる熱と相まって
音にくらくら酔ってトリップしそうになる

そこからの夜が明けるような進化論のイントロの壮大な幕開けが爽快で気持ち良かった

メンバー紹介はあいかわらずの面白さ

ジルの
「興奮してるー」
の言い方が可愛かった笑

黒ちゃんが時間押してるのを暗に責めてるのにすっとぼける充くんとか笑

7曲しかやってないのに1時間半経ってるのはやばい笑

メッシュトラブルについて

黒「リハで着た方がいいよ」

充「俺は本番に生きる男やから」

黒「それで本番トラブってるの
本末転倒ですね」

黒ちゃんの容赦なさに笑うわ

黒ちゃんは赤チェックでトモは青チェックで衣装被りして二人でチェッカーズになってしまったとか
「本日中に解散します」って笑

あと黒ちゃんの充呼びにときめいた
というか復活してから黒ちゃんが充くんのことを松ちゃんって呼ぶ度に嬉しくなってしまう

いろんなことがあったけど
今こうしてみんなで笑い合えるのが本当に幸せだよ

「獅子に翼は挑戦だった
自分達がどこまで高く飛べるか

ベクトルが自分達に向いてた
これからは9年待っててくれたみんなのために存在していくべきなんじゃないかと思った」

復活してからいつも心の中で本当の終わりを意識していたから
これから
っていう言葉が聞けて心のつかえが少し取れてほっと安心した

SOPHIAっていう存在はやっぱり特別で
いつだって傍にいて
ずっと一緒に
共に生きてきた感覚もあるけれど

それ以上に
私が私であるために欠くことの出来ない
私の心の一部なんだなと思う

SOPHIAが再活動した時に感じた
自分の欠けていた心の一部が戻ってきた
っていうあの感覚は忘れられない

今が奇跡なのはよく分かってる
でも
だからこそ
1秒でも長く続いて欲しいと願ってしまう

「次は獅子に翼がいいね」

あの約束を果たしてくれたこのバンドを信じてる
この先どうなろうとも
このバンドが選ぶ未来を信じてる

今日のLIVEは何曲も演奏中の後ろのスクリーンに過去のシシツバの演奏シーンが流れて

目の前に今と過去が同時に存在してるような不思議な感覚になった

1999年の立川昭和記念公園
2001年大阪万博記念公園
2004年2005年2年連続西武ドーム
今までの歴代のシシツバをなぞりながらも
それらの想いを練り上げるように一つにまとめて完結させていく
そんなLIVEだった

WOOZからGJに繋がって
そこからさらにYes,Attentionが聴けたのが嬉しかった!

GJのメンバーソロがかっこよすぎてやばい
ジルと黒ちゃんは言わずもがな完璧なかっこよさ!
黒ちゃんの投げキッスはなんであんなにもかっこいいんだろうか

都だけショルキーのトラブルで音が出なかったのが残念だったけど
その後挽回するように充くんと二人でセンステで弾き倒してたのが良かったな

そしてトモのドラムソロがかっこよすぎて毎回惚れてしまう!

序盤充くんを筆頭にトモの姿をお客さんに見せないように両手上げて隠すように邪魔されてて笑
愛されてるなぁって微笑ましくなった

休止前と比べてトモと都の演奏力が上がったのが目に見えてよく分かるから
その分SOPHIA全体の演奏がぐんと力強くなって華やかになった

黒ちゃんは9年のブランクを見事に取り戻して
さらに新しい挑戦をしようとしてるし
充くんも声は一番年齢で衰えやすいだろうに全盛期の歌い方を頑張って維持してくれてるのがすごいことだし
ジルはありのまま熱いハートでジルらしく弾いてくれるのが一番かっこいいし

今でもこんなにもかっこよくいてくれるSOPHIAは最高だなと思う

LIVEを何本か重ねて感覚を取り戻してきたのかバンド全体の音もより自由に軽やかになってきて
音に乗って空高くどこまでも飛べそうになる

Yes,Attentionは
楽しくて笑顔になるのに
その反面
歌詞がどうしようもなく泣ける

心の消えかけてた炎がかっと強く燃え上がるのを感じる
忘れてたあの日の情熱がよみがえる

あと3部作シリーズも聴けて嬉しかった
どの曲もほんと名曲なんだよなぁ

この時期のSOPHIAが創る旋律と言葉がたまらなく好き

何年経っても色褪せない
むしろ心にしみる深さが増していく
聴く度に良い曲だなぁって心震える

なんだか勝手に人生まとめようとしてる気になってたけど
まだまだここは旅の途中なんだよって
優しく背中を押してもらったようだった

花は枯れてまた咲くの深くて青い照明がとても綺麗で

充くんの繊細な声の響きに
いつも心が切なさで潰れそうになる

どうしようもなく涙がこぼれそうになるけれど
それでも顔を上げて前を向く勇気をもらえる歌

なんでこんなにも優しくて強い歌が唄えるんだろう

ALIVEは
充くんの泣き出しそうな声に
声を荒げる心の叫びに
ただただ息を止めて聴き入った

今もあの頃と何ら変わらずに
胸の傷をさらけ出して
全身全霊で唄う姿を見て
あぁ
これがSOPHIAなんだと改めて思った

そして充くんからの発表

「今だから思うけど9年休めて良かった
自分の人生を
自分の中のSOPHIAを
見つめることが出来た」

「獅子に翼をやれて
これでもう思い残すことはないって言ったら寂しいけど」

思わずドキッとしたけれど
一息置いて
充くんが前へ足を一歩踏み出す

センステへの道を歩きながら
心の距離を詰めるかのように語りかける

「僕達はもう一歩みんなに近づこうと思います」

「SOPHIAは生まれ変わります」

新曲発表
そして新たなパートナー決定

「僕らの愛すべき
TOY'S FACTORY」

古巣トイズファクトリーと再契約!

スクリーンに大きく映し出されたSOPHIAとTOY'S FACTORYのロゴが並ぶ光景に
客席からの大歓声と長い間鳴り止まない拍手

思わず叫んだしぶわっと鳥肌が立った

もしかしたら自主レーベルを立ち上げるんじゃないかと予想してたら
まさかの想像してなかった展開で

だけど嬉しすぎる
叶わないと思ってた夢が叶った
やっぱりSOPHIAといえばトイズファクトリーなんだよ

あなたが毎日直面している世界の憂鬱

今のSOPHIAが創り出した楽曲
今とここからの未来に向けて唄う曲

またSOPHIAの新曲を聴ける日が来るなんて思ってなかったな
またこうして目の前でSOPHIAがLIVEしてくれる姿が見れるなんて1年前までは信じられなくて
とっくに諦めてた

1年経ってもまだ夢のようで
だからこそまたすぐにこの夢が覚めてしまうんじゃないかって
ずっと終わりを怖れてた

必ずいつかは終わりが来るのは分かってる

でも今
憂鬱な空の向こうにある青空が見えた

SOPHIAの未来が開けて光が差し込む光景が見えた

それが嬉しくて

これからも一瞬一瞬を大切に
SOPHIAを愛して抱きしめていきたいと思った

新曲からの夢がすごく良かった

今のSOPHIAが鳴らす夢は休止前よりもずっと深く心にしみる
SOPHIAそのものを唄ってる歌

これからもずっとSOPHIAが描く夢を見ていたい
SOPHIAと一緒に夢を見たい

そして何よりも忘れられない充くんの言葉

「みんなそれぞれ守るべきものがあって
それを置いて今日この場所に来てくれた
簡単なことじゃないって分かってる」

「心の距離は今までよりもずっと傍にいます

みんなの傍にいます
俺達は」

「そして
いつもこのステージ上であなた達が来れるのを待ってます

ここにいます
俺達は」

そこからの
僕はここにいる

ずっと傍にいるから
ここで待ってるから

その言葉が
嬉しくて
安心して
涙が溢れてどうしようもなくなった

この先の自分の人生に
ずっと傍にいてくれる音楽があるんだ
って思ったら
それだけで充分だなと思えてしまった

失くしたものだったり
居なくなってしまった人だったり
鳴り止んでしまった音楽だったり

たくさんあったし
仕方のないことだと諦めて
納得して生きていくしかないと思っていたけれど

失くさないでもいいものがあるんだって
最後の最後まで持っていてもいいものがあるんだって
そう言ってくれたようで

私はきっと一生このバンドに救われるんだろうな

シシツバで聴きたいと思ってた青い季節もやってくれて嬉しかった!

深く青い照明と
お客さん一人一人が放つ青い光がとても綺麗で
やっぱりSOPHIAは青い空が似合うバンドだなと思った
いつかまた野外の青空の下で聴きたい

充くんが黒ちゃんとジルとそれぞれ向かい合って腰を落として唄って演奏するのがめちゃくちゃかっこ良かった!

Believeでは充くんとジルが客席に降りて
お客さんにマイクを向けて歌わせる

そして最後の挨拶

黒「リハから含めて40曲以上やっておじさんには辛いけど
みんなの笑顔で疲れが吹っ飛びました」

ジルはセロトニンがどばどば放出されたって笑

都のツアーやりたくなる発言は嬉しかったなぁ

トモが「みんなこの日のためにネイル行ったり美容院行ったりしたんでしょ
見せてみ?」
って言った時にトモの正面に回り込んで自分のネイルをアピールする黒ちゃんが可愛すぎた!

充「今まで過去のシシツバ含めやった野外LIVEで一回も雨降ったことないやろ?
俺予測してたんよ
だからKアリーナにしてん
屋根あるやろ?
やるぅー♪」

言うと思ってたけどやっぱりこういう風に言ってくれると嬉しい
黒ちゃんの事前からの気遣いもそうだけど
憂鬱だと思った大雨が
吹き荒ぶ冷たい風が
それ含めて忘れられない大切な思い出になったよ

スタッフロールと共に終演BGMで流れた曲に合わせて始まった
客席みんなでのエンドロールの大合唱

センステにメンバーが並んで
充くんがみんなの肩を組んで
歌うお客さんの姿を嬉しそうに愛おしそうに見つめながら一緒に口ずさむ光景が
あまりにも美しかった

そしてお客さんの歌声に応えるように
充くんが1人でセンステに立ち
アカペラで黒いブーツを唄い出す

お客さんの歌声を求めて
そのままステージ上でお客さんの声を浴びるように大の字に寝転がる

そしてメンバーに目で合図を送って
都のキーボードから
メンバーの演奏が重なっていく

とても感動的な瞬間だった

この公演いろいろあったけど笑
終わり良ければすべて良しな大円団だったな

ありがとう
獅子に翼

再活動してから1年
もしかしたらシシツバでこの9年間にケリをつけて有終の美を飾るのかもと正直不安だったけれど
またここから新しく生まれ変わったSOPHIAが見れることが嬉しくて幸せでしかたない

続けることを選んでくれてありがとう
ロックバンドでいてくれてありがとう

オーケストラとの共演は楽しみすぎる!

生ストリングスなら絶対にやってほしい未だ見ぬ景色はもちろん
シシツバで聴きたかったワンサマも聴けたらいいなぁ

来春
大阪の地に居れることを願ってる

そして
SOPHIA結成30周年
2024年

11年ぶりのnew album
リリース(したい)

さらに
全国ツアー(したい・・・な)

言ったもん勝ち
やるだけやっちまえ

嬉しい言葉をたくさんありがとう
これからの約束をしてくれてありがとう

それだけでまた頑張れるよ


SE.愛の讃歌

01.ヒマワリ
02.Early summer rain
03.KURU KURU
04.ビューティフル
05.せめて未来だけは...
06.ゴキゲン鳥 ~crawler is crazy~
07.黒いブーツ ~oh my friend~
08.ミサイル
09.STRAWBERRY & LION
10.HARD WORKER
11.進化論 ~GOOD MORNING! -HELLO! 21st -CENTURY~
12.-WOOZ!-
13.GJ escAPE
14.Yes,Attention
15.please,please
16.旅の途中
17.花は枯れて また咲く
18.ALIVE
19.未来大人宣言
20.あなたが毎日直面している 世界の憂鬱
21.夢
22.―僕はここにいる―
23.青い季節
24.街
25.Kissing blue memories
26.Believe

エンドロール

27.黒いブーツ ~oh my friend〜