出産レポ①(GBS陽性妊婦)
最近息子の活動時間が延びて、ゆっくりnoteを書けなくなってきました…。
さてタイトルの通り、GBSが陽性だった私の出産について振り返ってみたいと思います。
私は予定日から2日後のお昼に、約10時間で出産しました。
GBS陽性とは
GBSとは、Group B Streptococcusの略で、B群溶血性連鎖球菌のことです。
妊娠後期に検査を行い、次週の検診で陽性だったことを伝えられました。
妊娠の継続や母体に影響はないですが、出産時に赤ちゃんへ産道感染する可能性があります。
大体のお母さんは、このGBSに対して抗体を持っているため、感染の心配は不要なのですが、稀に抗体がない方もいて、その場合、赤ちゃんが感染症にかかってしまうそうです。
抗体の有無を調べることも出来ますが、時間がかかるのと、費用がそこそこ高額だそうで、おすすめはしていないと言われました。
対処法として、出産の際に抗生剤の投与を行いますが、薬の効果の発現に4時間以上必要なので、陣痛が始まったら余裕を持って連絡するように、とのことでした。
SNSで調べても、この "抗生剤を投与" について触れている方がおらず、
もしかして点滴しながら出産するの…?
いきむとき針が変なところ刺さったりしないの…?
と、ざわざわして当日を迎えました。
結果として私の病院では、GBSの抗生剤投与は注射でした。朝1回注射で薬剤を入れ、効果が出るのは4時間後、8時間経ったら再注射だそうです。点滴しながら出産なんてことはなく、一安心でした。
前駆陣痛
これが前駆陣痛というやつか、と気付いたのは予定日の次の日、出産した前日からでした。
それまで張りという張りが全くなく、探しても感じられないレベルで予定日を迎えました。
予定日はちょうど検診がありましたが、その際のNSTでも張りは検出されず…。巷で噂の内診ぐりぐり(押されるような痛みで、ぅぐっ…!っと声が出ました)をされ、進むといいね〜赤ちゃん下がってはいるんだけどね〜と、のんびりな息子に刺激を与えてもらいました。
その日の夜は、生理痛のような痛みが少しあっただけで、何回も痛むということはありませんでした。
ここまで張りを感じられないと、もしかして私がすごく痛みに強くて、前駆陣痛に気付いてないだけなのかも?なんて思ったりもしましたが、NSTでも数値は出なかったですし、振り返ってみるとやっぱり前駆陣痛がきたのは出産前日だけだったなと思います。
内診ぐりぐりの翌朝、これまでより強い、生理痛のような収縮する痛みがありました。痛みとしては話せる・動けるレベルでしたが、「今痛いな」というのがはっきりわかりました。
この痛みは断続的に朝から昼頃まで続き、ひょっとして陣痛かも!とわくわくしましたが、母からは「そんな余裕そうならまだだよ」と言われ、その通り午後にはすっかり痛みが遠のいてしまいました。
本陣痛
お風呂に入り寝るまでまったりしていたところ、午前中に感じた前駆陣痛のような痛みが始まりました。間隔もまばらだったので様子をみていましたが、23:30頃に7分間隔になってきたため、病院へ一度電話をしました。
まだまだ痛みには余裕があり、普通に話せるし歩けるし初産だしということで、睡眠を取るよう指示されました。痛みが強くなる、破水する、間隔が5分を切る等があれば、再度電話するようにとのことでした。
寝ようとするも、定期的な痛みを感じてカウント→少しうとうと→痛くなってカウント というのを繰り返していました。
2:00頃になると、間隔も狭まってきて痛みも強くなっており、うとうとも出来なくなってきました。何度も何度もカウントを繰り返し、夫が立ち会えるよう、始発の動く4:45までは5分間隔を切らないように祈り続けました。
5:00近くなった頃、ついに間隔は5分となり、痛みが気になって寝られないため、再度病院に電話をしました。この頃の痛みというのは、強い生理痛のような感じで、痛みで声が出るというよりも、疼くまりたくなる感じでした。病院からは、おそらくまだ時間がかかると思うけど…と言われましたが、GBSのことが心配だったので、一度内診してもらうことにしました。
陣痛タクシーは10分ほどで到着し、母に荷物を持ってもらって病院へ向かいました。痛みがきている間は、息を長く吐き、なるべく身体がリラックスできるように努めました。
5:30頃に病院へ到着。この頃には、波が来ると一人では歩けず、手すりを持ってそろりそろりと進みました。
内診の結果、子宮口が4cm開いているということで、入院が決まりました(2日前の検診では1cmでした)
NSTやコロナの検査を行なっている間に、緊急時用のカテーテルを挿入し、GBSの抗生剤を注射してもらいました。このとき既に痛みが3分間隔になっており、痛みからなのか恐怖からなのかはわかりませんが、抗生剤を注射した直後に嘔吐してしまいました。一気に吐き気がぐわっときて、自分でもびっくりしました(助産師さんが素早く袋を準備してくれて事なきを得ました)
NST終了後、病院着に着替え、陣痛室へ移動しました。陣痛の合間に着替えますので、なるべく簡単な服装で行くことをおすすめします。
夫には、病院へ向かう時点で連絡を入れており、入院が決まったら来てねと言ってありました。助産師さんからは、「旦那さんが来るのはお昼頃でもいいよ〜」と言われましたが、夫は既に家を出ており、7:30には病院に来てくれました。
5月にコロナが5類移行したことを受け、私の出産した病院では、夫のみ陣痛室から立ち会いができるようになっていましたので、荷物を取ってもらったりご飯を食べさせてもらったり(途中で朝ご飯が出てきた)、早く到着してくれて本当に助かりました。
また結果としてお昼前に産まれましたので、もし間に受けてのんびり来たり、朝寝坊したりしていたら、間に合わなかったかもしれません(笑)
長くなってしまったので、陣痛室以降の話はまた後日書きます。