今日の一曲 【庄屋の倉】アンジー
アンジーは1980年に山口県長門市で結成されたビートロックバンドだ。
1982年に福岡に活動の拠点を移し、1988年にメジャーデビュー。
1992年に活動を休止する。
1999年に再結成し、アルバム発売とライブを行なったが、現在はまた活動休止している。
ポップなメロディの曲もあるかと思えばパンク色の強い曲もあり、曲のテイストは幅広い。
ボーカルの三戸さんの書く歌詞が素晴らしい。
文学的とも言われることも多かった。
文学の匂いのする歌詞や社会風刺の歌詞、感じたことはあるけど敢えて自分では言葉で表現したことのない感情の隙間に気付かされる歌詞も多かった。
今日の一曲はアンジーが福岡時代に発表した1986年発売のインディーズファーストアルバム「嘆きのばんび」の最後に収録されている「庄屋の倉」
「たまにはお前も世間を呪え
輝くために生まれてきたんだ」
ふと
なぜ生まれてきたんだろう
と思うことがある
一生懸命生きてるつもりなのに
いつまで経っても報われる気がしない
そう思うときもある
そんな時はこの曲に勇気をもらう
なぜ生まれてきたのだろうという問いに
〜「庄屋の倉」歌詞〜
歌:アンジー
作詞:水戸華之介
作曲:中谷のブースカ
貧乏暮らしの泥棒なんかじゃないさ
鼠の穴から世界を見ているだけさ
庄屋の倉の秘密を知ってる
この世の矛盾が眠っているのだ
(輝け)空の星よ
(輝け)夜を開け
庄屋の倉に導くのだ
庄屋の倉には金銀砂子の山だ
お前の部屋は生ゴミ臭くて変だ
たまにはお前も世間を呪え
輝くために生まれてきたんだ
(輝け)空の星よ
(輝け)夜を開け
庄屋の倉に導くのだ
(輝け)庄屋の倉に
(輝け)火を放て
金のびょうぶ 引き裂くのだ