ぬるい眠り

日差しは強いのに風はひんやりとしている、もうとっくに夏は終わっていて秋なのかもしれないなと感じた。

1年前、コロナのせいで大好きな仕事を辞めないといけなくなった。

わたしは1週間で次の仕事、いまの職場を見つけてさらに1週間経って内定をもらった。コロナが終わるまでの間だけ頑張ろう、あたらしい世界はわたしをどこに連れて行ってくれるのかとわくわくした。

1年後のわたしはまた新しい職場を見つけていた。今の職場では自分の得意不得意がはっきりわかった。

そして、コロナは待っていてもなくならないんだと思った。とまっていたら朽ちていくと思った、目標と別の方向に行ってると感じた。

わたしはこの夏に病気になった、少し大きな名前の病気になり毎日3種類の薬を2錠ずつ。原因不明の難病になってしまって初めて健康って大事なんだなと思った。病気は長く付き合っていくもので薬を飲めば日常生活も普通に送れる。食事制限をしたりしないといけないけど。そして元気には限りがあることもわかった、ならやりたいことをやれるときにやろう思った。

とりあえず,なんとなくみたいな風にいられない。自分にも自分の環境にも妥協したくない。この場所もいいけどわたしはまだ見たことがない場所に行きたい、諦めきれない。

集団の中で自分が1番下でいたい、尊敬できる人がひとりいてほしい。辛い苦しいと思いながら上を見て頑張る場所にいたい。それがどれだけ辛くてもそれを超えられたらきっとまた違う景色が見える気がするから。

だからまた新しい場所で挑戦することにした、わたしはこの時期に大きな決断をすることがなぜか多い。尊敬できる人がたくさんいたらいいな、どんな人に出会えるんだろう          期待に胸を膨らませながら