この淋しさをどうかやさしさに変えてゆきたい

Twitter、ああ今はXといいますね。Xというたびにお兄さんが半笑いで言っていたことを思い出す。


あっという間に月日は過ぎ、夏は終わり秋は深まり冬が顔をだしてきた気がする。
今年の夏は人生でほぼ初めて職場の後輩に仲良くしてもらい、プライベートで旅行に行ったり酔っ払いを介抱したりするという経験をした。

かんたんに恋に落ちる後輩たちをみて、恋はこんなかんたんに終わったり始めたりしていいのかと衝撃を受けた。「アプリの人が半年彼女がいないらしいんです。振られたらしいんですけど半年も空いてるし傷は癒えてそう」と後輩は声を弾ませていた。
半年も、後輩にとっては半年も、なんだな。
人によって時間の進み方が違うのか、わたしだけ取り残されてるのかちょっとよくわかんないけど。

気持ちは変わっていくものでまったく思い出さないこともあれば不意によぎって心臓がぎゅっとする。突然駅や職場に来ないかな、わたしは突然が好きだから突然の連絡とか会いに来たよとか嬉しいんだけどな。
事前に言われるとはらはらしてうまく話せなかったりしておちこんだりするし。とありもしないことを考えて、余計な心配をしてみたりする。
似ている髪型の人に優しくしてみたり、今元気かなとかなにを考えてるのかなとか眠れてるのかなとか考えたりする。

わたしはしぶとく元気に楽しく過ごしています。
これもわたしはわたしのことしか考えてない良い例で
あ、でもちゃんとかわいくいたいからかわいくする準備はほしいかも…
これも自分勝手な考えです

わたしが好きな人に望んでいるものはそんなに大きなものじゃなかったと思うけど後輩からすれば、お姫様扱いされたいんですか?と言われて
わたしはお姫様になりたかったのかなあと考えた。ふつうはそれぞれだからむずかしいね。
かわいいなとはいつも思ってほしかったけど。

9月のこと、あっという間すぎて濃密だったはずなんだけど具体的な記憶がない。
気がついたらたくさん予定を入れてて、4年ぶりくらいに会う友達に連絡したらご飯をご馳走になったり。好きなゲームが同じで一緒にするようになったり、科学技術館に行って科学の本買ってみたり。
新しい何かを知るってすごく楽しいししあわせなことだなって大事な人がくれた本を読んで一日を考えたり。
その人にもらったボールペンでなにかを書きたいけど、インクがなくなってしまうのが嫌で仕舞い込んでたまに眺めていたりする。

そういえば、この前プレゼントを壊してしまったりなくしてしまう人の話を聞いて。その人いわくプレゼントを使うことが愛だと考えているから使った結果劣化してしまって壊れたり無くしたりしてしまうらしい。 

わたしは自分のためにプレゼントを選んでくれた事実が嬉しいから日常的に消費して壊れたり汚れたりなくしたりしたくなくて、しまいこんだり、眺めてしまうなあと思った。手元にあるっていう安心感が大切。
お菓子とかをいただいても全部食べられずになくしたくなくて置いておいて、数ヶ月経ってから期限が切れて捨てたり。
お菓子はあんまり食べる習慣がなかったからかもしれないけど…なくなってしまうものはさみしいから目に見える残るものが好きだな。と改めて感じた。

ふと周りを見ると世の中のいろんなもの、現象に名前がついていて
面白いなあと思う。なにか身近なもので名前がついていないあいまいなものに新しい名前をつけてみたいなと今思った。
執着は字体がかわいくないからいやだな。

名前といえば、わたしは自分の下の名前が好き。名前でたくさん呼ばれたい、ねむれないとき好きな人たちを思い浮かべて名前を呼んでもらってるのを想像して眠るの。夢には出てくれないけどそのときだけ二度と会えない人たちに会えた気がして嬉しい