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2022 埼玉西武ファーム 勝手にベストゲーム授賞式🏆

2022備忘録です。独断と偏見で勝手に順位を決めて勝手に喋ってます。
完全にnoteにハマってしまった・・・。


第20位

「平塚の夜に消えた 二本の放物線」
(6・8 平塚球場 VS神奈川ヒューチャードリームス)

西武      003|002|000 5
神奈川  000|100|300  4

福岡で違和感を訴えたバーチ・スミスの復帰登板ゲーム。NPBとして負けられない中でこの年不振にあえいだ主砲が二打席連続本塁打を放った。第一打席は石井涼から。今年BCリーグで100イニング近い登板イニング数の中で5本しか本塁打を打たれていない投手から完璧の一発だった。二打席目は元NPB戦士でこのオフ引退を発表した乾真大から。2本とも平塚球場の誰もいないレフトスタンド上段に飛ばす地元での大活躍だった。


第19位

「唯一の鎌ヶ谷でのゲーム、二軍の新エースが大熱投」
(4・28 鎌ヶ谷スタジアム VS北海道日本ハムファイターズ)

L 000|002|020 4
F   000|000|000 0

チーム内での新型コロナウイルス感染蔓延に伴う2試合連続中止後の一戦。投手不足の春先のチームに拍車をかける状況の中で、エースに先発が任された(この時期は先発ローテが渡邉、豆田、出井。中継ぎが佐野、公文、大曲、松岡のみ)。翌日翌々日はベルーナドームでの開催を控えるためあまり中継ぎは使いたくない状況。その中で渡邉が8回115球を無失点に抑える大熱投を披露。今年の登板の中で一番良い内容となった。


第18位

「覚醒の狼煙、赤上13奪三振」
(7・16 カーミニークフィールド VS横浜DeNAベイスターズ)

DB 000|000|000 0
L      000|000|12× 3

今年二軍投手陣の中で成長を見せた有望株。リリーフとしてオープン戦に帯同すると、7月の期限ギリギリに夢の支配下登録。6月からは先発に回り好投を見せ、清川コーチも「いい経験が出来ている」と話した。そんな彼の一番の好投が、前半戦ラスト登板となった7月のセミの鳴くカーミニークでの一戦。カーブの調子が良かったこの日は7回110球13奪三振と本人も「出来すぎ」と話す試合となった。


第17位

「育成日和! 二人で繋いだ完封リレー」
(4・9 ジャイアンツ球場 VS読売ジャイアンツ)

L  100|010|000 2
G 000|000|000 0

先発出井で迎えた巨人との一戦。初回からエンジン全開の投球を披露すると、6回まで三塁を踏ませない無失点の好投。続くマウンドを受けた豆田も3イニングでヒットを一本も打たれない好リリーフを魅せた。また、この日スタメンだった川村(途中退団)が1打席目に犠飛、3打席目に押し出しと全打点をあげた。スタメンマスクの中熊(当時背番号127)も2安打&好リードと攻守に渡る活躍。背番号3桁の選手が活躍を魅せるアピール日和となった。


第16位

「巨人に3タテ、ライオンズクラシックの底力」
(7・1〜7・3 カーミニークフィールド VS読売ジャイアンツ)

ファームのライオンズ・クラシック最終章。7月1日は佐藤隼輔が先発し、赤上がリリーフという顔面偏差値高い継投。打撃では西川が2本のスリーベースにコドラドの本塁打と試合終盤で逆転勝利。翌日の7月2日はへレラの好投が光りジャイアンツ打線をシャットアウト。打線では高木の本塁打などで火を吹いた。3タテ狙う3戦目は渡邊勇太朗が登板すると6回1失点と試合を作る。打線は仲三河が大阪桐蔭の先輩横川凱からホームランを打つ活躍で勝利。チームは5連勝となった。


第15位

「エンス8回パーフェクト、森脇復帰登板」
(4・2 カーミニークフィールド VS福島レッドホープス)

福島 000|000|000 0
西武 000|000|200 2

今年多くの試合が組まれたBCリーグとの交流戦初戦。無観客試合として行われたこの試合の先発を務めたのは入国が遅れ調整期間であったディートリック・エンス。序盤から格を見せつける投球で8回12奪三振パーフェクト。その後一軍に昇格し、二桁勝利を挙げた。9回は怪我をしていた森脇が登板し、完封リレー。また謹慎処分中だった長谷川・山村の復帰戦でもあった。


第14位

「復活の兆し。若林プレイボールフォーベース」
(3・6 横須賀スタジアム VS横浜DeNAベイスターズ)

L    100|000|000 1
DB  021|010|000 4

昨年突如現れ消えた蒼い韋駄天。今年の春、ファンの期待を乗せたのはその類い稀なる脚ではなく、パンチ力だった。今年初の関東でのファーム有観客試合となったこの試合、試合開始とともに横須賀に春を告げる逆方向へのホームラン。スピード型だった彼は、本塁打を量産するスラッガーとして還ってきたのである。


第13位

「秋のカーミニークで殴り合い。11対11の大接戦」
(9・13 カーミニークフィールド VS読売ジャイアンツ)

G   041|002|004|00 11
L   005|001|320|00 11

浜屋直江の対決で始まった一戦。浜屋は2回3回に5失点と精彩を欠くも、3回裏に山村・齊藤誠・長谷川・山野辺・高木・川越の6連打などで5点を返し、試合を振り出しに戻す。その後出井が失点するものの、長谷川の二打席連続タイムリーや川越・山田のホームランなどで4点リードで9回表に。9月ファームの守護神ボー・タカハシがマウンドに向かうもこれが大誤算。打ち込まれまさかの同点となり、延長戦へ。松岡が2イニングも完璧に抑えるも、打線が点を挙げることは出来ず同点で試合終了となった。この試合で両チーム合わせて32安打、13投手が登板と4時間を超える大熱戦となった。


第12位

「バースデープレイヤーの大活躍、近くて遠いこの場所で」
(4・29 ベルーナドーム VS東京ヤクルトスワローズ)

S  000|000|110 2
L  030|100|100 5

第19位渡邉勇太朗の好投の翌日、この投手不足を救うべく今年初のベルーナドーム開催のマウンドに上がったのはこの日誕生日の兼任コーチ内海哲也。この日もベテランらしい投球で6回無失点。3月の春季教育リーグからの防御率は驚異の0.37。この次の登板は1軍での2000投球回達成試合となった。そして、もう一人バースデープレイヤーが躍動する。8番ファーストで出場した戸川は第1打席ライトへのタイムリーを放つと、続く打席でもセンター前にタイムリーヒット。その後のゴールデンウィークで一軍昇格を果たした。


第11位

「12回目のチャレンジ、対楽天戦初の勝利」
(6・1 カーミニークフィールド 対東北楽天ゴールデンイーグルス)

E  020|000|000 2
L  200|000|02× 4

今年西武ファームが最も苦戦したのが今年のイースタン・リーグ覇者楽天だった。開幕から11試合連続敗北、11試合で78失点ととことん打ち込まれた。5月31日、今年初めて楽天に対し優勢に試合を進めるも9回十亀が掴まり逆転負け。しかし翌日の6月1日。初回に西川、高木のタイムリーで先制すると、8回には鈴木が決勝となるタイムリー。一軍を狙う左外野手の活躍で初勝利となった。


第10位

「土壇場からの大逆転 山村サヨナラタイムリー」
(9・21 カーミニークフィールド VS横浜DeNAベイスターズ)

DB  000|111|010 4
L     300|000|002× 5

今シーズンのカーミニーク最終戦。試合を決めたのは今年急成長を魅せた19歳だった。1点ビハインドで迎えた9回裏。先頭の川越がヒットで出塁すると、山野辺のヒットでチャンスを拡大させる。そこでこの試合二軍出場していた古賀のタイムリーで同点。その流れのまま次の打者山村が一二塁間を破るサヨナラタイムリーを放ち試合を決めた。謹慎処分や足首の怪我で離脱していた期間もあった弱冠19歳はシーズンを通して3割近い打率を残す急成長ぶりを魅せた。


第9位

「始まりの地でラスト登板 内海哲也引退試合」
(10・2 ジャイアンツ球場 VS読売ジャイアンツ)

L  021|050|020 10
G  014|000|001 6

今年10月1人のレジェンドがユニフォームを脱いだ。巨人に入団すると、ここジャイアンツ球場で汗を流しながら成長し、やがてジャイアンツのエースとして長い間チームを支えた。2019年ライオンズに移籍すると、2022年シーズンからは兼任コーチとして黒田・羽田・菅井などの高卒ルーキーをはじめとする若獅子の育成に尽力した。そんな彼の現役ラストピッチ。教え子黒田からマウンドを受け渡され、最後の打者石川慎吾を見逃し三振に抑えた。その後試合途中ながら引退セレモニーが行われ、スタンドからはジャイアンツ時代の応援歌がスピーカーから流れ涙ながらにファンに別れを告げた。


第8位

「完投型へレラの最大出力、セカンド岸の決勝HR」
(7・26 森林どり泉 VS東北楽天イーグルス)

L  000|000|100|01 2
E  001|000|000|00 1

今年一年を通して2勝しか出来なかった鬼門森林どり泉遠征。この遠征の今季初勝利となったのは真夏の7月だった。打ち込まれ続けた若鷲打線に唯一太刀打ち出来ていたへレラが9回を1失点に抑える大健闘。打線は7回コドラドが犠飛を放ちようやく点を挙げる。育成助っ人の活躍で延長戦に持っていくと、11回セカンドでスタメン出場の岸が試合を決める決勝ホームラン。最後のイニングは十亀がしっかり抑え仙台初勝利となった。


第7位

「コドラドの土壇場タイムリー&サヨナラ 令和の牛若丸初本塁打」
(8・23 カーミニークフィールド VS千葉ロッテマリーンズ)

M  100|004|000|00 5
L   200|010|101|03× 8

真夏の灼熱のカーミニークフィールド。待望の快音が響いた。5回裏ツーアウトランナー無しの場面、二軍調整中の滝澤が甘く入ったボールを強く振ると打球はライトスタンドへ。プロ入り後初となるホームランだった。1点ビハインドで迎えた9回裏。走者を得点圏に置くと満を持して代打としてコドラドを送る。この起用に応えるように同点のタイムリーを放つと、延長11回の打席でもノーアウト1・3塁とチャンスで打席に。強く振り抜いた打球はベンチの声援とともにライトスタンドへ。試合の全てを攫う大活躍となった。


第6位

「出井憧れの地で魂の141球」
(5・24 ベルーナドーム VS千葉ロッテマリーンズ)

M   000|200|001 3
L    001|002|01× 4

9連戦初日。ベルーナドームでナイターで行われたこの試合は来日初登板となるへレラが先発登板。2回を無失点に抑えマウンドを降りた。その後を託されたのは通常の火曜ローテである出井だった。前登板の130球を超える大熱投から中6日。中継ぎは4人しかいない危機的状況で出来るだけコマを使いたくない中での一戦。9回のマウンドにも出井の背中があった。1点を取られ、リードをわずか1点。危機的状況を知らないスタンドの西武ファンからは「もう少しで140球!?」「すごい期待されているんだな」と驚嘆の声が上がる。否が応でも延長戦には行きたくない台所事情の中で最後はサントス・西巻を連続三振。7回141球2失点という内容だった。試合後のヒーローインタビューでは「野球人生全てを懸ける」とコメント。自身のキャリアのために結果を出したい中で、チームのために腕を振り続けた後のこのコメントに申し訳なさを覚えた。


第5位

「連日の投手酷使、チーム唯一の完投勝利」
(5・25 カーミニークフィールド VS千葉ロッテマリーンズ)

M  000|000|100 1
L   000|301|07× 11

出井の141球から一夜。舞台を隣カーミニークフィールドに移して行われた翌日の試合もスタンドを揺るがす試合展開となる。この日先発した浜屋は初回からアクセル全開。ランナーを出すものの要所を抑える投球でマリーンズ打線を0で抑え続ける。疲れが見えた7回ソロホームランを浴びるものの後続は抑える。8回を投げ終え124球1失点。前回登板も出井同様120球を超えているため、交代を考えてもいい場面。8回裏の長い味方の攻撃の間ブルペンで投球練習をする投手は誰も現れなかった。そしてそのまま9回のマウンドへ。9回139球1失点完投勝利となった。二試合連続中継ぎ要員を使わなかった理由はこの翌日にある。人数不足だったのは中継ぎだけではなく、先発もだった。そのため翌日の5月26日の試合には中継ぎ要員の赤上が先発。佐々木田村がそれぞれ2イニングを投げるという火の車な台所事情があった。


第4位

「本田圭佑11回途中154球完投」
(3・29 戸田球場 VS東京ヤクルトスワローズ)

L   000|010|000|00 1
S   001|000|000|01× 2

出井の141球、浜屋の139球。この時点で感覚がバグってくるが、それを超える球数を投げた投手がいる。時は春先3月下旬。桜が咲く戸田の河川敷での試合。先発を託されたのは当時の二軍エース本田圭佑。いつも通り上々のピッチングを披露するも打線の援護がなく試合は延長戦に。そんな中マウンドにはしれーーっと本田圭佑の姿があった。結局誰もマウンドには行かず11回途中154球完投。しかもサヨナラ負けという同情でしかない投球内容だった。翌日出井、翌々日佐野が先発予定されており、帯同の中継ぎはボー、松岡、赤上のみ。翌日以降帯同予定の武隈は春季教育リーグで肩を痛めており結果帯同出来ず。そのため本田が長いイニングを行くしかなかったのである(翌日は3中継ぎ選手全員登板、・翌々日は松岡・赤上が連投)。この日の夜、札幌での一軍試合で佐藤がプロ初勝利を挙げた。二軍に落ちてくるなよ・・・と切に願った時期である。


第3位

「高卒ルーキー揃い踏み 夢と希望のホーム最終戦」
(9・25 ベルーナドーム VS東北楽天イーグルス)

E  203|000|000 5
L  013|000|000 4

胴上げを目の前で見せられた翌日のホーム最終戦。羽田が先発を務めるとその後菅井がイースタンリーグでは4月ぶりの登板。更に今年多くの試合を投げた黒田も好投。ベルーナドームに駆けつけたファンに埼玉西武ライオンズの未来を披露した。打線では今年の成長株仲三河が相手守備の隙をつき、ランニングホームラン。翌週には戸田で満塁ホームランを放つなど活躍を見せた。


第2位

「雨のナイター 大逆転勝利」
(6・21 ジャイアンツ球場 VS読売ジャイアンツ)

L   010|000|223 8
G  001|122|000  6

小雨降り注ぐ梅雨のジャイアンツ球場。先発の浜屋、二番手の佐野が早々に掴まり試合は劣勢な展開に。5点ビハインドで迎えた7回山村の内野安打の間に2点を挙げると、8回にも山野辺の内野安打で1点差まで追い詰める。そして9回ツーアウト満塁のチャンスを作ると打席は岸潤一郎。強く振り抜くと、打球は小雨を切り裂きながらライトフェンス直撃の逆転タイムリー。あと1人の場面からの大逆転勝利となった。


第1位

「打線大爆発 栃木で22得点」
(7・7 VS栃木ゴールデンブレーブス)

西武 140|522|260 22
栃木 000|000|010  1

言わずもがな今年のベストゲームはこの試合。打線大爆発の22得点。

山野辺 5打数4安打
山田 4打数3安打4打点1本塁打
仲三河 5打数1安打1打点
渡部  6打数3安打6打点2本塁打
中熊 1打数1安打1打点1本塁打
岸 6打数5安打1打点
古市 5打数2安打4打点
中山 6打数2安打3打点
ジョセフ 5打数2安打

21安打22得点と打撃陣の止まらない活躍に対し、投手陣は松岡が復帰登板を果たしたり、齊藤大将がマウンドに向かうもメンバー登録されておらず投げずに降板されたりと内容の濃い試合となった。



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