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クルクリ世界遺産note 生命の夜明け

ついに、ビッグ・ファイブ(大量絶滅)を巡る旅が終わりました。

カンブリア大爆発から恐竜絶滅までは約5億年。人の命の長さからすれば途方もない時間だけれど、地球46億年からすれば、つい最近のごく短時間のできごと。

それぞれの時代の地球環境は様々で、そこに適応した生物が織りなす世界も様々。幾度も訪れた絶滅の危機を逞しく生き抜き、その命の火を今日まで絶やさずに繋いだ地球上生命体。絶滅と進化の上に、今ホモ=サピエンスとして生を受け継いだのが自分なのだと、この『大量絶滅の扉』が教えてくれた。

けれど、この絶滅と進化の歴史は過去のものではない。多くの専門家が『すでに6回目の大量絶滅は始まっている』と、様々な視点から科学的に提唱している。

確かに人類による人為的な滅亡行為がないとは言えない。けれど、長い地球生命史の中で、唯一人類だけが成し得た事がある。

時間と空間における自分たちの位置付けを理解したのは人類が初めてだ。人類は自らの物語を語る事ができる唯一の立場にあり、自らが偶然ここに存在するわけではないことを知っている。

『LIFE ON OUR PLANET』日経ナショナルジオグラフィック


そう。わたしたちは『知り』『伝える』ことができる生命体。

未来の扉の行き先は、扉を開けるすべての人に託されている。

そんな風に感じた行ったつもりの時空旅行なのでした。

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