世界遺産note 隕石
今回のテーマは隕石!前回の創作『はじまりのアオ』をインスパイアしてくれた世界遺産を紹介します。
地球史に残る隕石衝突3大インパクトといえば。
▪️フレーデフォート・ドーム(南アフリカ)
20億2300万年前
直径10〜12kmの小惑星が秒速約20kmで衝突
衝撃は地下25kmにまで達し、マントル物質までもが放出
最大半径190kmに及ぶクレーターが現存
▪️サドベリー・クレーター(カナダ)
約18億5000万年前
直径約200〜250kmのクレーター(推定):浸食により変形
▪️チクシュルーブ・クレーター(メキシコ)
約6600万年前、秒速17kmで小惑星が衝突
恐竜を絶滅させたとされる衝突
直径約190kmのクレーター
さて、この中で世界最古、最大、最深の隕石痕として登録されている世界遺産がこちら。
▶︎フレーデフォート・ドーム(南アフリカ):2005年
隕石衝突がもたらしたもの。
①破壊的な地殻変動
②巨大な金鉱脈の形成
③生物の進化への影響
こうした地球史上の重要な地質学的証拠が現存している点が評価。
世界最大「隕石衝突の跡」 オーストラリア
さて。
このことについて、このような記事を目にしました。
これまで、世界最大の隕石痕は直径300kmと推定されるフレーデフォート・ドームとされてきました。
今回、オーストラリアの世界遺産ウルルに近い場所にフレーデフォート・ドームのさらに倍の直径600kmと推定される衝突痕が埋もれてることがわかったというのだ。外縁と考えられるものは、直径2000kmというからスケールがすごい!
衝突は約5億4500万年前くらいということで、地球史最初の大量絶滅が起きた時に一致する。これまで環境の変化によって絶滅したとされたエディアカラ生物群が、実際には小惑星の衝突によるものだったかもしれないという新説が。
これまた、今後の研究が楽しみな大発見なのでした。
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