世界遺産note スケルトンコースト
今日は創作『最果ての舟』の題材となった世界遺産をご紹介します。
といっても、すでに何度か世界遺産noteのテーマとして記事にしていたのですが…。
そう『ナミブ砂海』です。
アンゴラ、ナミビア、南アフリカにまたがる広大なナミブ砂漠。その中でも、ナミビア北部に『スケルトンコースト』と呼ばれる国立公園がある。
その名の通り、さながら『船の墓場』といった景観。海底に、浅瀬に、砂浜に。朽ち果てた船舶が散在する世界。その数は数千とも言われているが、塩水や風化などで原型を留めるものは少ない。
深く立ちこめる濃霧、吹き荒れる強風、激しいベンゲラ海流など、航行する船舶にとっては過酷な難所。
座礁だけでも悲劇だが、命からがら上陸できたとしても、そこは昼間は灼熱、夜間は氷点下、雨も降らぬ過酷なナミブ砂漠。
『地獄の門』と呼ばれる所以である。
ナミブ砂漠は絶え間なく変化し続ける。砂丘は年間15mも移動するため、1909年に座礁したエドアルド・ボーレン号は、100年たった現在は浜辺から数百メートル内陸に横たわっている。
世界遺産として登録されている『ナミブ砂海』はどちらかというと、過酷な環境下でのひたむきな『生』という側面にスポットが当てられている。
一方、今回クルクリが妄想トラベルした『スケルトンコースト国立公園』(世界遺産登録範囲外)は『死』を強く印象づけるものでした。
今回、創作『最果ての舟』では両者を舟に託して描いてみました。
さて、今回はここまで。
よろしければ、世界遺産を題材にした完全フィクションの物語『世界遺産物語』もご覧ください。
これまでの創作作品集まとめ。
参考文献
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