【観戦記】信濃グランセローズ前後期優勝!【BCリーグ西地区】
ククルクルルです。
8/31。本来はマリンに行く予定だったのですが、独立リーグ(ルートインBCリーグ)の信濃グランセローズの優勝マジックが1となり、その日は信州(長野県)での試合ということで急遽遠征に行ってきました。
今季の野球遠征はもう行かない予定だったんですけれど贔屓のチームが初の通期優勝となれば話は別。決戦の地である伊那へ行ってきました。
何故信濃グランセローズを応援しているかというと昔、信州(長野県)に住んでいたから。その時に信濃の試合には良く通いました。そういった縁があり信濃グランセローズを応援しています。
BCリーグはプロ野球とは違って殆どのチームが特定のホーム球場を持たず、球団のある県内の球場を巡回しています。この日は信州南部にある伊那市の伊那スタジアムという球場で試合でした。
補足としてBCリーグは現在11球団が加盟しており、東地区(Future-East)と西地区(Advance-West)に分かれています。
東は新潟,群馬,武蔵(埼玉),栃木,福島,茨城の6球団。
西は信濃(長野),石川,富山,福井,滋賀の5球団。
前・後期制を採用しており、ポストシーズンではまず地区優勝シリーズとしてそれぞれの地区の前期優勝球団と後期優勝球団が3戦2勝制で戦い、勝ち抜いた球団がBCリーグチャンピオンシップに進みます。今回の信濃のように前期後期共に優勝した場合はその地区で通年2位の球団が出場しますが勝ち上がる条件は3戦全勝であり、引き分けや雨天中止は許されません。
次のBCリーグチャンピオンシップでは東地区と西地区の勝者が5戦3勝制で戦い、勝った方がBCリーグチャンピオンとなります。
ついでにいうとBCリーグチャンピオンになった球団は、四国の独立リーグ(四国アイランドリーグPLUS)の優勝球団と5戦3勝制の独立リーググランドチャンピオンシップを戦いその勝者が独立リーグ日本一となります。
簡単に説明したところで本文に戻ります。
信州に住んでいた時は自家用車があったのですが、千葉に戻ってからはそれほど必要としなくなり廃棄したので今回は電車を乗り継いでの遠征になります。レンタカーでも良かったんですけど経験上、車は1人の場合コスト高になるので控えました。
8時ちょうどのあずさ5号で旅立ちました。
元ネタは狩人という歌手グループの『あずさ2号』という超有名な曲から。
今現在は2号では無くて5号になっていますが8時ちょうど発のあずさというのはこのネタを知っている人からすればそれだけでなんか嬉しくなります(そうか?)
あずさに乗って岡谷という駅まで行きました。
目的地である伊那スタジアムの最寄り駅は『伊那北』という駅で、岡谷からは飯田線に乗り換えます。飯田線は秘境駅が沢山あることで有名で、『秘境駅 飯田線』あたりで検索すると旅記などが沢山出てきます。
信州に住んでいた時は車移動が生活の中心でしたので飯田方面に行くにしてもやはり車でしたので実は飯田線に乗るのは初めて。思いがけなかった機会の到来にワクワクしました。
伊那北駅に到着。無人駅ですので改札はありません。今回は都区内から伊那北までの運賃は予め支払っていましたが、そうでない場合は電車内で済ませる形になります。
伊那北駅から伊那スタジアムへは歩いて15分くらい。信州は景色が良いですね。
道中最後にある伊那スタジアムへの高台の坂は少々きつかったですが、登りきったあとの景色も良かったですし、この景色を見れただけでも伊那に来て良かったなと思えます。車では結構来てたんですけどね。車での景色と徒歩での景色はやはり違います。
伊那スタジアムは昔伊那県営球場という名称だったはずですが改修及び名称変更がされたようです。
改修に伴い、球場周辺も記憶とは少し異なりちょっと困惑しました。しかしちょっと迷い込んだおかげで自販機でジュースを買う選手に遭遇出来ましたし、趣味のひとつである球場外周一周もできたので結果オーライ。
選手がそこら辺に歩いているのも独立リーグの魅力?のひとつ。選手とファンの距離が近いです。
無事到着しました。
写真左下はセロン様。お祈りすると良いことがあります(多分)
右下がチケットですね。経費削減かマンスリーチケットになっていました。8月はホーム大人の入場者数が(購入時点では)2,000人を切っているということですね。。。独立リーグの現実を見た気がします。
ファンクラブ特典の無料券で引き換えたのでチケット代はわかりませんが確か1,300円くらいだったと思います。
球場内。のどかですね。
バックネット裏に電光掲示板が設置されていたのが驚きです。流石改修されただけあります。
選手とはこんな距離感。
今回は昔の応援仲間のいるところに行きましたので少々遠いところに座りましたが、チケット代に500円くらいプラスすることでバックネット裏の席に座ることもできます。
優勝が決定するかもしれないホームの試合にしては入場者数が少なく寂しさはありましたが、その分良い席に座りやすいのが独立リーグの良いところかもしれません。
ツイッターやyoutubeでの中継などで多少なりとも情報を得ていたとはいえ今の選手の確かは乏しく応援歌も分からなかったのですが、常連の方から歌詞カードをいただきました。
スタメンの半分くらいの選手の応援歌は僕が応援していた選手のものを継承していましたので謎の安心感がありました。応援歌の継承って良いものなのですね。
写真上が入場時に配られたメンバーリスト。
背番号28の福地選手兼コーチは元DeNAの選手。背番号6の佐野外野手はDeNAの佐野選手の弟さんだそうです。更に背番号30のコルデロ投手は現DeNAの育成選手で今シーズンの途中から信濃に派遣されています。こうみるとDeNAと結構仲が良い感じですね。現DeNAの笠井投手は信濃の出身ですし。
写真下は戴いたお菓子たち。観戦しなさすぎてお菓子を交換する文化があったのをすっかり忘れていました。戴いてばかりで申し訳ありません。
こちらはマスコットのグラッチェ。確かカモシカです。なのでツノがあります。
なんか4,5年前よりアクティブになっている気がするのは気のせいだろうか← イニング間などでかなり踊っていました。
ロッテの試合ではもう応援席で観戦することは無いのですが、この日は昔の仲間と立ち上がって応援。信濃の応援席は4,5年ぶりで懐かしくて楽しかったです。当時はチャンステーマは4種類くらいだったんですけど、6種類に増えていたのが驚きでした。
試合は石川に先制されてしまいますが同点、逆転、追加点、駄目押しと今年の信濃の強さがわかるような試合でした。僕がいた頃とは打って変わって信濃グランセローズは強豪になっていました。決して強くはない時代を知っていますので今のチームは本当に頼もしいと思います。
それと僕がいた時代は新潟の全盛期だったのですが、新潟が優勝する度にファン同士の反省会で「優勝ってどんな気持ちなんだろうね」って話していたのを良く覚えてます。今となっては「今日勝ったらあの時みたいにこうやるみたいよー」なんてことを話していまして、いつの間にかファンも強豪になっていたのが面白かったです。
そうこうしているうちに歓喜の瞬間が訪れました。2点リードの9回表2死1塁。何球目かはわかりませんが、ファールフライを捕ってゲームセット。信濃グランセローズがついに球団初の前後期共に優勝を果たしました。関東に戻ってから信濃の試合は殆ど観ていなかったのですが、それでも優勝の瞬間はとても嬉しく気持ちの良いものでした。
常連の方々はもっと感慨深いものがあったと思います。なんせ13年目にして初の通期優勝なのですから。ここまで苦しい時期の方が多かったと思います。2017年にリーグチャンピオンになっているとはいえ、それがようやく報われた瞬間だったと思います。
ただ、ファンの方々はとても頼もしく既に前を向いていました。自分たちの目指すところはここではない。と。2017年シーズンに果たせなかった独立リーグ日本一に向けてようやく戦いが始まるといった感じでした。
ほんともう。ファンまで強豪になってて草生えるわ。楽天に優勝抜かれたとか嘆いていたのどこいったし。本当逞しくなったなぁ。すごい。
優勝セレモニーが終わったあとはファンもグラウンドに集まって選手と一緒にビールかけの代わりのウォーターなんちゃら(なんだっけ?)。
独立リーグは予算的にもギリギリの中でやっていてビールかけをする余裕がないんです。だからビールの代わりに水で代用します。
それでも優勝であることはかわりなく、みんなで一斉に水を天へ飛ばしたあの瞬間は特別なものがありました。優勝って良いですね。
こちらがその瞬間で画像は拾い物です。
終わったあとは個人的に記念撮影。
こんなユニを着ているのは僕だけなので信濃の方々には僕が誰なのが一発でわかるんですけど、これがなくても内容的にも僕が書いていることはバレバレなので大丈夫でしょう()
僕のことは覚えてなくてもこのユニは覚えてる!って人もいたので、特徴的なユニの効果はすごいですね()
帰る頃っていうか、ファンがグラウンドに集まる頃には号外が出来ていました。流石信濃毎日新聞、仕事が早いですねw 争奪戦になっていました。左下にも書いてありますけどこの号外は信濃毎日新聞のホームページからダウンロードできるそうです。
楽しかった時間もすぐに過ぎ、試合とセレモニーが終わり帰路へ。信州で一泊することも考えましたが翌日はまたマリンで観戦なのと、宿泊する費用を別のものに回したかったので大人しく日帰りにしました。宿泊する1番の目的は、ご当地新聞である『信濃毎日新聞』の翌日の優勝記事の購入だったのですが、新宿駅内の特定のキオスクで買えるとの情報がありましたので、翌日に新宿に行くことにしました。
写真は北伊那から飯田線で上諏訪という駅に行き、そのホーム。この上諏訪駅ですがなんとホームに足湯があります。珍しいですよね。
入ったことはないのですが確か無料だったはずです。
上伊那駅で一旦降りて帰りのあずさの乗車券を確保し、時間までごはん。
特に予定などは立ててなかったのでテキトーに歩いて見つけた『いずみ屋』というお店に入りました。信州蕎麦も取り扱っており、折角信州に来たのですから信州蕎麦を食べたかったので丁度良いお店を見つけることができました。
信州蕎麦の他にワカサギの天ぷら、馬刺し、そして鯉の唐揚げがセットになった『信濃づくし』
を注文しました。信州の名物を集めた豪華なセットです。
鯉の唐揚げというのは驚くかもしれませんけど山中にある信州において淡水魚は貴重な魚類でして、昔住んでいた佐久なんかは今でも食用に養殖していたりします。鯉と知らされて食卓に並ぶと慣れないうちは抵抗感はありますけれど、味は結構淡白で鯉と知らずに食べると結構いけます。唐揚げでも薄く切ってポテトチップスみたいにするのが個人的な好みだったりします。
帰りのあずさ34号。
写真上は優勝記念の缶バッジと今日の日付が入った缶バッジ。前期優勝のものも売っていたのでセットで買いました。実は試合前に既に後期優勝の分も売っていて、試合前に入手したものになります。もし優勝を逃してたら幻の優勝になっていましたがそうならずに良かったです。
画像下は電車内でちょっとした祝杯。
折角信州に来たので信州の地ビールと信州限定のお菓子です。普段はお酒は積極的に飲まないのですがこの日は特別。飲まずにはいられません。
お菓子は信州名物わさび味ということもあってビールによく合います。優勝した時のビールって格別ですねw
日付が変わって9月1日。
新宿駅9,10番線ホームにあるキオスクに行ってきました。中央線や特急あずさに乗るホームです。このキオスクで信濃毎日新聞を買うことができるらしいのですが本当にありました。これは嬉しい。嬉しかったので勢いで2部購入。しっかり一面に優勝の文字がありますね!これは記念になります。
もちろんスポーツ面にも記事がありましたがまだ読んでいないので時間があるうちにじっくりと読みたいと思います。
弾丸日程となりましたが、今回優勝を現地で観ることができましたし、遠征して良かったなと思います。残りの試合を消化したあとはいよいよポストシーズンです。まずは地区シリーズ。次にリーグ優勝。最後に独立リーグ日本一。ひとつひとつ勝ち進んで2017年に果たせなかった悲願の独立リーグ日本一へ向けて頑張って欲しいです。
信濃グランセローズ優勝おめでとう!
ククルクルル
ホーム球場で引き換えることで入手することのできるFC会員特典。今回の遠征でようやく入手することができました。
noteでのホットサンドメーカーを使用した調理関係や、youtubeでの動画製作関連に使用したいと考えております。特に動画の方では過去作品のバックアップ用のHDDが定期的に必要となりその費用で活動費が制限されているのが現状で、サポートにより活動の場を広げられたらと考えています。