人脈は足で稼げ-鳥人間チームの作り方②
2017年鳥人間コンテスト出場チーム『Project Liberte』代表のククルクルルです。
説明口調の挨拶文となっていますが、認知されてないと変な宗教団体みたいな感じを受けられそうな気がしているのでこうすることにしました。
昨日に続いて今回もチームの作り方について持論を述べていこうかなと。
昨日は『やりたくなったら即動け』的なことを書きましたが、今回は『人脈は足で稼げ』みたいなことを書いています。
チームによっては軽視されがちではありますが、他チームとの交流ってすごく大事なことだと思っています。
少なくともProject Liberteは他チームとの交流無しではプロジェクト完遂は不可能であったと思います。
仲間を求めて
よくわからんサブタイトルですが、ファイナルファンタジーVIのこのタイトルの曲が好きすぎてこうなりました。
話が脱線しすぎているので真面目にいきます。
学生の頃に鳥人間サークルに入っていて、社会人で自分のチームを作りたい場合と、社会人になってから鳥人間をやってみたくなりチームを作る場合と大きく分けて2種類あると思います。
が、共通して言えることは、所属している(いた)団体の人たちが1番協力してくれるパターンが多いです。なので、まずは身近な人との関係を大切にすることが大事になると思います。
Project Liberteも社会人チームとして、元々の所属に関係なくオープンなチームを目指していましたが、結局は母校である日本工業大学の出身者が中心になってしまったように思えます。
他の社会人チームをみてみても、大体は同じ学校出身者で固まることが多い印象があります。
勿論、同じ企業内で集まる場合や、商店街などで集まる場合もあるのですが、どれにも言えることは共通の集団出身というか、共通点のある人たちで固まる場合が多いということです。
今はネットが普及していますから、ネット内で集まった人たちのチームも存在しますけど、そういうチームも、ネット内の特定のサービス内(要はTwitter)という共通点がありますし、そのチームはメンバーの年齢も近いし、何よりとあるイベントの運営を共にやってきたという人たちで集まっているように見えます。
ですので、真っ先に頼ることになるのは、大学時代の同期になるパターンが多いです。
でも、他に仲間を増やしたい場合は、こんな回答を求めているわけではないと思います。
もっと色んなところから集めたいと思うでしょう。そんな時はどうすればいいか。
SNSを活用する
Project Liberteの場合はTwitterでした。
出身が日本工業大学で、鳥人間チームがある(あった)ことも認知されていないようなところです。鳥人間コンテスト出場も2011年の1回のみ。
それもチーム名に学校名を入れておらず、出場リストには『Team"飛行時間"』という表記ですので、後から見た人からすれば突発的に出現した社会人チームだと思われているようです。
そんな弱小出身ですから、社会人チームを立ち上げメンバーを募集してもまず相手にされないということは予測しました。
なので、まずはこんなチームがあるよ!とアピールするために『WEB交流』と称してTwitter上で現役の学生鳥人間と交流するところから始めました。
その間はメンバー募集はしません。
Project Liberte結成当初は機体を作ることのできる作業場はなかったのでメンバーを集めたところで活動できませんし、活動出来なかったら離れていくだけだからです。
Project Liberteを結成してからの1年間は結果的にチームの広報にいちばん力を入れることになりました。
Twitterで情報を集めることに否定的な意見も聞きました。理由としては
①必ずしも欲しい情報が手に入るわけではない
②140文字以内での情報伝達は無理
③大切な情報はネットに流さない
④馴れ合いになるだけ
⑤有益な情報もすぐに埋もれる
こんな感じだったかなと。
言ってることは間違いでは無いと思います。
興味対象外のツイートやRTもTLに流れてきて、技術情報などが埋もれることなんてザラですし。
でも、僕が考えるTwitterで得られる情報って『人の情報』だと思っています。
どのチームにどんな人がいて、その人は鳥コン機の、どのパーツを担当していて何に詳しいか。
鳥人間以外には何に興味があり、またどんな性格なのか。
逆に同様に不特定多数の人に僕自身のそういった情報を与えることになりますが、WEBを介した普段のコミュニケーションによって仲良くなり、そうしてはじめて欲しい情報を得ることが出来るようになるのです。
人脈は足で稼げ
今回いちばん言いたかったことです。
僕もそうなんですけど、鳥人間て人見知り(コミュ障)が多く、はじめましてのハードルが高いと感じる人が多いように思えます。
反面、WEB(Twitter)では気さくだったりするのですが。
Twitterである程度コミュニケーションを取っていると、実際に会った時のハードルが下がります。普段Twitterで話していたことを話しのタネにすることもできますし、予め鳥人間以外のジャンルで共通の趣味があれば最初からそれで盛り上がることもできます。
こうして仲良くなった人を窓口に、相手のチームの作業場やテストフライトなどを見学させてもらうといったことも出来るようになります。
Twitterだけでは情報を得ることは難しくてもTwitterを使うことでそうした道を開くこともできるのです。
Twitterだけでも結構仲良くなれる人は案外いますけど、やはり実際に会って会話をした方がより仲良くなれます。そうして、仲良くなった人の中に、将来チームを立ち上げた時に仲間になってくれる人が何人かは出てくるのです。
では、どうやって他校の鳥人間に会うか。
鳥人間には年に2回、全国のチームが集う交流会がありますが、やはりいちばん手っ取り早いのは他チームの作業場に直接赴くことです。
Project Liberteの1年目は遠征ばっかやってました。Twitterの相手の団体アカウントにDMを送ってコンタクトをとり、作業場やテストフライトの見学のコンタクトをとっていました。
当時僕は長野県に住んでいて、どこにいくにしても均等に遠かったので、逆に開き直れました。どこいっても遠いから一緒や!と。
作業場見学では大阪、名古屋、金沢、東京。
テストフライトでは埼玉、静岡、岐阜。
車で片道6時間以内であれば金曜の夜に出発して、日曜の夜、最悪月曜の朝に帰ってこれました。高速料金がかかるので可能な限り一般道で移動。ホテルをとるお金が勿体無く感じ、宿泊は車中泊か漫画喫茶。当時は無駄に体力があったので、それでもなんとかやっていけました。
作業場見学だけではなく、飲み会などがあれば参加するようにしていましたし、そうすることで1年だけでもかなりの人と仲良くなれたと思います。
母校以外の出身の人でいちばん仲良くなり、Project Liberteの主力として大活躍してくれた人は、長野県内の宿で日本酒を飲むイベントで知り合った人でした。
だから言います。
人脈は足で稼げ。と。
鳥人間コンテストってある意味では人脈ゲームだなと感じています。
僕が何故、交流が大事に思うようになったかの経緯はまた別に書くとして、
①学生の頃なら仲間は大事にする
②WEBを積極活用をする
③他チームとの交流を積極的にする
今回はこんなことを、偉そうに書いてみました。
自分のことは棚に上げて偉そうに書いてみました。
相変わらず纏まりませんが、今回はここまでで。
では。
-空想具現-
Project Liberte
代表 ククルクルル
ククルクルルTwitter @kurukukukururu
Project Liberte Twitter liberte20140111