見出し画像

スト6に向けてアケコンを改造した話

スト6、体験版とオープンβの時点ですでに神ゲーの予感がしている。

ただ66入力(レバーを素早く真横に2回入れる)が多く、
自分を含めてここでつまずいている人が多いように感じた。
その原因を調査した結果、
「アケコンを改造すれば改善するのではないか?」と思い立った。
今回の改造の経緯・結果を以下に記す。


1.自己紹介

格ゲー歴:10年以上(非ストシリーズ含む)
     スト6に向けてPADを練習していたが、
     思うように技が出ずアケコンに戻った原人。
デバイス:SANWA STANDARD ARCADE STICK for PS4 【MoNo】
     (一般的な1レバー・8ボタンのアケコン)
     ※無改造だが、EVO JAPAN2018会場にて購入した
      プロトタイプ?の為、製品版と仕様が違う可能性あり


2.なぜドライブラッシュが出ないのか?

ドライブラッシュ(以下DR)は本作を代表する強力なシステムで、
百発百中で出せないことには話にならない。

まずは「なぜDRが出ないのか」を自分なりに考えてみた。
DR成功時と失敗時のキーディスを比較する。


成功時


失敗時

これを見ると一目瞭然で、失敗時は余計な斜め下入力が6と6の間に
挟まっていることが分かる。
つまりこれをなくすことが出来れば、安定してDRを出せるはずだ。


3.デフォルトの三和レバー(JLFシリーズ)の仕様について

一般的な三和電子製のレバー(型番がJLFで始まるもの)を無改造で
使用している場合、以下の画像のようなレバーガイドが付いているはずだ。

このガイドは旧型(GT-8F)である点に注意。
詳細は後述

真ん中の穴の部分(ガイドチップ)にレバーが刺さっており、
文字通り動きをガイドしてくれる。

デフォルトではこのガイドが上画像のように四角になっている。
斜め入力に関してはキッチリ「止まる」感覚があるのだが、
肝心の真横・真上に関してはガイドがないため、
勢いあまって斜めに入力してしまう可能性がある。

つまりここを改善すれば、DRを安定させられるのではないだろうか?


4.ガイドチップを交換する

三和電子より、以下のような交換用のガイドチップが発売されている。

左:ガイドチップ 赤 (四角改1型) GTN-R
右:ガイドチップ 黄 (八角) GTN-Y

他にも紫、青のガイドチップもあるが、
スト6仕様にするには恐らく赤・黄が良いだろうと思い購入。
・赤はデフォルトの四角ガイドに、上下左右の軽い窪み?を追加したもの。
・黄は八方向すべてに均等なガイドを設定したもの。

いざ装着… と思ってレバーを分解したところ、どう見てもガイドチップの
形状が一致せず、取り付けることができない。
よくよく調べてみると、三和電子のレバーJLFシリーズには
新旧2種類のレバーガイドがあるらしい。

・旧式:GT-8F
・新型:GT-8X

私のアケコンにはGT-8Fが付いていた。
上記の交換用ガイドチップはGT-8Xのみ対応しているため、
そちらも追加で購入した。

GT-8Xに赤ガイドチップを付けた所
ワンタッチで付け外し可能


5.その他改造箇所

せっかくアケコンを開けるなら他のパーツも改造しようと思い、
以下の部品を追加・交換した。

【追加】
SIW-1625-05
(シリコンゴム平ワッシャー 内径16mm 外径25mm 厚み0.5mm)
 →ボタンの内部に入れるゴム製のワッシャー。
  静音効果に加え、ボタンの押込みが浅く、
  「戻り」が早くなる効果あり。
  スト6ではドライブインパクト・パリィを素早く入力する
  必要がありそうなので導入してみた。

【交換】
J​L​F​-​P​-​B
(J​L​F​レ​バ​ー​カ​ス​タ​マ​イ​ズ​用​P​.​S​パ​イ​プ​ ​青​ ​1​6​.​4​5 ​)
 →レバーとスイッチが干渉する部分のプラスチック部品。
  アクチュエーターと呼ぶらしい。
  径が大きい程遊びが少なくなり、タイトな操作感に。
  少しでもレバー入力を高速化できればと思い導入。
  ※最初は最大径の赤(JLF-P-R)を導入したが、
   たまにレバーが戻らなくなる誤動作が起きた為、
   1段階小さい青を導入した。

青い部品がアクチュエーター。
デフォルトより少し径が大きく、遊びが少なくなった。


6.使用感

改造による使用感の変化を記す。

【レバー】
・アクチュエーターの拡大により、明らかにレスポンスが良くなった。
・ガイドチップは両方試したが、より横方向のガイド感が強い
 黄色を採用。不要な斜め入力が減った気がする。
・DRについては問題なし。
 UMVC3のストレンジの端コン(インパッパループ)も同様に
 正確な6入力が繰り返し要求されるが、こちらも問題なく完走できた。

【ボタン】
・打鍵音が小さくなった。
・押し込みのストローク量が物理的に減り、ボタンを押そうと思ってから
 実際に画面に反映されるまでの時間が僅かに短縮された気がする。
・UMVC3のボタンダッシュ(Lボタンとダッシュボタンをずらし押し)の
 成功率が明らかに上がった。
・意図しない入力が暴発することは今のところない。


7.まとめ

タイトルによるかもしれないが、格ゲーをやるうえでは
上記の改造はして損はないと思う。
というか器用な人は素直にレバーレス使いましょう
KOFシリーズなんかはレバーのレスポンス上げると
弊害があったりするのだろうか?
試した方がいたら教えてほしい。

以上


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?