河合玉堂-山崎種二が愛した日本画の巨匠- (山種美術館)
山種美術館は前から時々来てたんだー!
カフェに美味しい練り切りがあるから←
山種美術館のカフェ椿の練り切りは、その時の特別展にあわせて、モチーフの絵画を質感や色で表現してくれる美術品!!
そしてお味も良い✨
恵比寿駅から広尾方面にちょっと坂を上がったところだから、恵比寿で仕事の時は公式サイトでその時の練り切りを確認して寄っておりました。
ちなみに、山種美術館はカフェだけの利用なら入場料はかかりませんんんん!
というわけで、練り切り食べる気まんまんでやってきた特別展。
【開館55周年記念特別展】
河合玉堂-山崎種二が愛した日本画の巨匠-
行ってきたよーーー!
今さらですが、、、山種美術館って山崎種二さんの山種なんだね😳
鈴木拡樹さんをすずひろっていうのと同じだ。
(ホントに 今さらやで)
受付をして階下に降りていくと展示室。
受付を入ってしまうとトイレがないんだけど、いつも受付でちゃんと「トイレとロッカーは大丈夫ですか?」って聞いてくれるから安心👍
階段をおりて(エレベーターもあるよ)両開きの自動ドア開けるとどーーんと特別展の看板。
ここでいつもワクワクする!
お出迎え感✨
さて、はじめましての河合玉堂さん。
わーー!山や樹木がめっちゃ狩野派っぽい~!
って思ったところで順路をひとつ飛ばしてることに気がついた。
戻って最初の説明文を読んでいたら
『京都で円山四条派を学び、後に上京して橋本雅邦に入門。円山四条派の基礎の上に狩野派の様式を取り入れる』と。
でた!!!やっぱり狩野派ーーーー!!!!!
玉堂のことばにも
『風景が好きでありながら 風景が描けない(中略) それを此処(東京)に来て、狩野派の変化して行った所謂(橋本)雅邦の色々な作品を見ると 岩の描き方にしても 樹木にしても 水の描き方にしても 何か自分の会得の出来るような軌道に乗ったような気がして』
明治から昭和にかけての作品にもこんなに影響を与えている狩野派、マジなんなん。
日本画の美術展にいく度に「狩野派すげー✨」って言ってる気がする。
(等伯はすごい一門を相手にしてたのねえ、、)
そんな玉堂の作品は、山水画から晩年になるほどに風景画という画風になる。淡彩の柔らかさが玉堂の優しい目線のよう。
とてもノスタルジック。
『春風春水』 河合玉堂 (昭和15年 67歳作)
『春渓遊猿』 河合玉堂 (昭和15年頃 67歳頃作)
この2作品だけは写真OKだった!
山種美術館て基本写真はダメだけど、数作品だけOKしてくれることがよくあるよね。
私が好きだったのは
『雨江帰魚図』 玉堂39歳頃の作品。墨画。
墨絵なんだけど、雨がよく見える。
他には
『渡所春暁』彩色。
『雨後山月』墨画 淡彩。
『水声雨声』墨画 淡彩。
霧や靄や雨、、、烟るような風景を美しく描く人だなあ。
河合玉堂さんと山崎種二さんは親交があって、山崎種二さんの娘さんの結婚祝いに描いた『松上双鶴』や送られた書簡なども展示されてたよ💌
さらに、近代日本画三峰と呼ばれていた 河合玉堂・横山大観・川端龍子に松竹梅の合作をお願いして描いてもらってるのも凄い!!
横山大観の梅『暗香浮動』は釘付けになった!
素敵だったなあ。
ミュージアムショップを挟んで反対側にもうひとつ展示室があって。
いつもは常設展示をしているけど、今回は玉堂をめぐる人々の作品が展示されてた!
玉堂が最初に師事した望月玉泉の『京洛四季 高台寺』も見られた!
最近は高台寺にご縁があるなあ 笑
玉堂に多大な影響を与えた橋本雅邦は 狩野(勝川院)雅信に師事。門下には横山大観。
ってやっぱり狩野派すげーーーーー!!!(結論)
さて。カフェ椿 さんへ。
カフェの和菓子のモチーフになっている作品は、解説書の上にピンクの可愛らしい字体で「カフェの和菓子のモチーフになってます」って書いてあるから、メニュー見ながら これかーー😆って楽しめるの。
桜と鶴と兎でめちゃくちゃ迷ったけど、、
「兎」の松とうさぎをモチーフにした「ときわ」に決定🐰💕
(決め手は杏入り練り切りだったから!!!)
こちらがモチーフになった作品の『兎』
山種コレクションの中の速水御舟《名樹散椿》(重要文化財)から名づけられた Cafe椿
だからお懐紙も椿なの。素敵ね。
お抹茶と一緒にいただきました。
結構なお点前でございました🙏💕
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