日記11/25

ハンズ

東急ハンズをぐるり。
肩と首のこりがどうかしてしまっていて、どうにかなってしまいそうなので助けを求めに向かった。そういう人たちが世の中にたくさんいるみたいで、そういった目的の器具がたくさんあっておもしろい。現代生活に狂った末に人間が生み出した、魔道具の跋扈するフロアーだ。
金剛杵みたいな枕 (首とか腰に当ててゴリゴリするらしい)、電気びりびりボール (握力を鍛えるらしい)、剣山 (髪を洗うときにゴリゴリするらしい) 。ストレッチで悪霊退散~★なのか、ここがやわらかい地獄なのかわからなくなり、ビビり散らかしてしまったオレは――― 貼るカイロとあずきのちからだけを掴んで一目散に逃げ出してしまった。しかしハンズの店員はそれを見逃してくれるはずもなく、オレはアプリ会員にされてしまった。

なんということだろうか。深淵がまだこちらに手招きしているのを背中で感じているオレは、うすら寒さと対称に興奮を覚え始めてしまっていた。ゆっくりと毒は体を周り、やがて自分が何者かもわからなくなるだろう。"フロアー"と化したマイルームには、魔道具に埋もれて白目を剥いた自分が横たわっているのだ。猿が道具を持たなければこんなことにはならなかったのにね。

金剛杵(ヴァジュラ) 五鈷杵

貼るカイロ

「火を使わない お灸」というものを買った。貼るカイロだった。

あずきのちから

アイマスクみたいなもの。レンジでチンでホカれる。あずきの香りがちょっとするので、お汁粉が近くにあるような気がしてお得。


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