見出し画像

そもそもなぜポニーなのか?

「そうだ!ポニー飼おう。」
と思いついたのは
11月27日。

人生で2度目の乗馬体験100分の時。
1度目はたぶん20代、
北海道で良くも悪くも記憶にない。

なのに、
この100分で飼うと決めてしまった。

バレエ王子のお供で乗馬。モモタロー君に乗せてもらう。

この日、私が乗ったのはモモタロー君。
食いしん坊で場内でも草をムシャムシャ。
 
その時の私は
「馬だもんね、草食べるよね」
くらいにしか思っていなかった。
 
場内を2周しただけで
林間コースへと出発。
 
あら、わたし上手なのかも〜
ウキウキしながら
大きな揺れも乗りこなしてる気分で
ガイドさんについて
林を進みました。
 
赤松の林を抜けて
見晴らしの良い農道を進みます。
 
楽しい〜
乗るのも慣れた〜

とその時、

グイッッッ
手綱を持っていた私の体ごと前に
引っ張られ

モモタロー君、
道の脇に生えていた草目がけて
頭を下げてムシャムシャムシャムシャ。


『怖いっ、振り落とされそう…』

手綱を引いてもびくともしません。

馬力ってこう言うこと!?


モモタロー君は食いしん坊なんですよー
とガイドさんが言いながら近づくと
バックするではありませんか!


バック!!!

バックするって聞いてないっ!!!


もう、どうしていいかわかりません。

モモタロー君は
ガイドさんに口もとを引っ張られて
強制連行。

馬は乗り手を見る。
私は完全に舐められていた。
頭が良いって本当でした。

ここから私の意識改革です。

「絶対に草を食べさせずに帰る」

そのために観察です。

草の方へ向きそうになったら
手綱をひいて前を向かせる。

その繰り返し。

最後まで緊張したままゴール。

膝はガクガクで
ギクシャクした歩き(笑)

最後にお礼を。

疲れ果てました。

楽しいって感覚より
怖かったことと緊張の方が強かった。

それなのに?
それだから?

飼おう!
乗ろう!

って思った。


人生で生きものを飼うことはないと思っていたのに
「ポニーと暮らしたい」
と思ってしまったのです。

思い通りにならないところがいい。
お互いがいい距離感の生き物同士という感じ。

残りの人生のパートナーに決めました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?