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【新幹線で青森】日帰りで楽しむ! ねぶた、連絡船、りんご、津軽ラーメン【2024年8月】

みなさんこんにちは

JR東日本のどこかにビューンのチケットで青森にやってまいりました。
今回、日帰りの旅ということで、帰りの新幹線17時半まで
数時間の滞在となりますが楽しんでいきたいと思います。

ただいまの時刻は11:30。
青森駅周辺はこのようにウォーターフロントとして開発されていて
見どころがたくさんあります。

まず見えてきたのは「あおもり駅前ビーチ」
堂々たる青森ベイブリッジの近くにあるビーチです。
那覇にある「波の上ビーチ」みたいな印象も受けますね。

この「AOMORI」の黄色い文字がとても映えます。

このデッキを歩いて一つ目の目的地に向かいましょう。
イカリのオブジェが素敵です。

ビーチで親子連れが遊んでいる様子、なごみますね。

ゆらゆら揺れるブイの上にちょこんとカモメ。かわいいです。

さて、「青函連絡船 メモリアルシップ 八甲田丸」にやってきました。
近くで見ると迫力があります。
八甲田丸は、1964年に就航し、約24年間、青森と北海道函館を結ぶ青函連絡船として活躍。
初就航から今年で60周年になります。
年月を感じさせない美しさです。

今はその歴史を学ぶための博物館として展示されています。
それでは内部に向かいましょう。

乗船券は大人一人510円です。
それでは見学開始です。

まずは「津軽海峡文化コーナー」
昭和30年代の様子が再現されています。
実は、夫は子供の時にこの八甲田丸に乗ったことがあるらしく、記憶よりもはるかに昭和感を醸し出している展示内容に『コレジャナイ』感を感じでショックを受けていました。
船を見に来たんだけどね、これじゃちょっとね、…と話しておりました。

しかしご安心ください、ここからが「青函鉄道連絡船記念館」です。
歴代青函連絡船の模型、写真、当時にまつわる備品などが展示されています。
船とともに列車の模型も見れるので鉄オタの皆様も必見です。

こちらにはグリーン船室の乗客用椅子が展示されて実際に座ることも可能です。
所々修理中のところもありますが、60年の年月を考えればきれいに残されていますよね。
各席読書灯も完備です。
ここで座ってみてくださいということで、ビデオが上映されていたのですが、[本編]約2時間という大作でした!

当時の標識も一周まわっておしゃれな感じです。

こちらでは当時の寝台室、船長室なども見ることができました。
想像以上に広いですよね。ベッド以外のくつろぎスペースが贅沢です。
現在日本を航行している様々なフェリーでもスイートレベルじゃないとこの広さはないんじゃないかな。
窓がないので圧迫感はあります。

そして船長室。
事務作業をしつつ、くつろぐこともできる空間となっています。

それでは階段を昇ってブリッジ、操舵室に向かいましょう。
当時の操舵室がそのまま開放されています。

八甲田丸が航行していた津軽海峡は、狭い海峡ながら潮の流れが非常に速く、
荒波を越えて舵を取り、天候や運航状況を確認する乗組員はとても大変だったそうです。

こちらにある計器類、レバーや電話は自由に触って動かすことができます。

鐘があったのでちょっとだけ鳴らしてみましょう。
迷惑にならないようにちょっとだけ…

思いのほか大きな音にびっくりです。

甲板 (かんぱん )に出てきました。
冬になると天候次第で出れないこともあるようなので、今日のように素晴らしいお天気の時に来れてラッキーです。
一番高いところに、「煙突展望台」があるので行ってみます。
元々煙の出るファンネルを展望台に改造したものです。
ご覧ください。とってもいい眺め。
このあとアスパムの展望台に行こうかと思っていましたが、ここからの眺めで十分です。

さて、次にやってきたのは1階の車両甲板(こうはん)です。
当時、青函連絡船は本州と北海道を繋ぐ重要な交通手段で、多くの人々や貨物を運んでいました。
特に鉄道車両をそのまま船に載せて運ぶ「車両航送船」としての役割は重要でした。
このフロアには当時の線路と車輛が展示されています。
なかなかの迫力です。

こちらは車両甲板の線路。
連絡船に列車を移動させるための大切な設備です。

そして正面の大きな扉が「船尾扉」。
貨車の積み込みの際に開かれるものです。

これを外から見てみると…

このようになっています。
黄色い箇所が先ほどの「船尾扉」です。
地上を走ってきた列車が、このレールを通ってダイレクトインするわけです。

なかなか見ごたえのある施設でした。

八甲田丸を後にして、「青森ラブリッジ」を散策します。
目の前には陸奥湾、上を見上げると青森ベイブリッジを見ながら、ボードウォークを歩くのは贅沢なひと時です。
さて、今年の夏は猛暑で、訪れたこの日もかなり暑かったのですが、殺人的な暑さの埼玉と比べると風が心地よく、気持ちいい。青森涼しいなあーと感じました。

こんなおしゃれなモニュメントを発見。
いい感じです。

この一帯は「青い海公園」で、大型ねぶたの制作小屋もある場所です。
そしてこの三角の印象的な建物は、アスパムです。
観光物産館になっていて、13階に360度展望ルームがあります。
14階には024年1月18日(木)にオープンしたMUSIC BARがあるそうです。
インスタ見ましたが、かなりおしゃれそうでした。
夜まで滞在できていれば行ってみたかったなあ!

時間もお昼を随分回ったのでランチです。
こちらは「まるかいラーメン」
津軽煮干しラーメンの老舗です。

メニューはシンプルにラーメン。
潔いですね。

「中」をオーダーし、しばし待ちます。
店内はお客さんであふれていましたので撮影できなかったのが残念。

さてさて、やってきました。
こちらのスープ、動物系は用いずに煮干しだけとのこと。アゴ焼干しも使っているそうです。
こちらのラーメン、ネットで調べると賛否が分かれるとのことで、好きな人は足蹴なく通うそうですが、
私たち夫婦には若干物足りないというか、コクを感じないというか、もう一味ほしいなあという感じのラーメンでした。

さて、やってきたのは青森魚菜センター

あおもりぎょさいせんたー(ふるかわいちば)

青森観光で有名な「のっけ丼」がいただけるとのこで、
食べないのですがどんな感じか見てみることにしました。

「のっけ丼」は、事前に食事券を購入し、市場内を自由にまわってお好きな具材をピックアップしていくというもの。
約30店舗あるお店からお刺身など好きな具材に引き換えられるようです。
アトラクションという感じで面白いですね。
この日もたくさんの方が「のっけ丼」を楽しんでいました。
チケットは10枚券で1,500円、1枚150円という感じ。
ネタを見てみましたが、価格帯は少しお高め、といった感じです。

続いてもう一か所、市場があるというのでやってきました。
「アウガ新鮮市場」です。
やや活気がないかなお思ったのですが、
調べてみるとこちらは朝5時からやっているそうです。
そりゃこの時間帯はこんな感じになりますよね。
かなり広い市場で、その数約80もの店舗があるそうです。
あさイチで来たら凄そうですね。

こちらの市場も、のっけ丼ではありませんが食堂があります。
なかなかよさそうな感じでした。

かなり広い休憩スペースも併設。
ステージもあるようです。

青森と言えば、「ねぶた祭り」は外せませんよね!
ということで ねぶたの家ワ・ラッセ にやってきました。
赤い外観が和モダンです。
この「ワ・ラッセ」という名称、「和」や「輪」を表す「ワ」と、
ねぶたの掛け声である「ラッセラー」を融合して作られたものだそうです。

それでは早速入っていきましょう。
入館料は大人620円です。
ちなみに、ワ・ラッセ&八甲田丸2館共通券930円というのもあるようなのですが、私たちが訪問した日は残念ながら販売除外日でした。

それでは入っていきましょう。
ねぶた金魚がかわいらしいですね。
こんな感じでねぶたを作っているという再現です。

館内にはこんな風にねぶたが展示されています。

まずはこちら。
観光コンベンション協会会長賞 
「雪の吉野山 激闘」 です。 制作者 北村隆
義経の身代わりの武士と荒法師(あらほうし)が雪の吉野山で闘う場面。
死闘の表情にキラキラ舞う雪のコントラストが素敵ですね。

こちらは市長賞 優秀制作者賞
「達谷窟(たっこくのいわや)伝説」制作者 北村春一
坂上田村麻呂と悪路王(あくろおう)が、姫待滝で闘う場面。
滝の水が流れる様子、かなりの迫力です。

最後はこちら。知事賞 優秀制作者賞
「足柄の公時 頼光に随う(したがう)」制作者 竹浪比呂央
公時(きんとき)とは金太郎ののちの姿らしいです。

ねぶたは歴史的な物語などを題材に、構想を練って作るのだそうです。
館内には製作途中のねぶたも展示されており、こんな風に作っていくんだと感じることができます。

さて、次にやってきたのはこちら。
A-FACTORY です。

青森県産りんごを醸造する「シードル工房」と青森産のさまざまなこだわりの食材を提供する「市場」からなる複合施設ということで楽しみです。
外観からしておしゃれな感じ。
早速行ってみましょう。

入ってすぐにあるのは、Food Marche
リンゴを使ったお酒やジュース、ジャムなどの加工品だけでなく、様々なおみやげ物が売っていました。
ジェラート屋さんも大盛況です。
真夏のこんな時期でもリンゴも売っています。

そしてカフェスペースもあります。
アップルパイやカットしたりんご飴は特に人気の様でした。
休憩スペースは比較的広く確保されています。
天井が吹き抜けなので空間が広くで気持ちがいい感じです。
こちらのダイナーは午後休憩があるらしく、私たちが言ったタイミングでは購入することができませんでした。

2階にはレストランと、シードルのTasting Barのコーナーがあります。
こちらは館内に工房があり、8本の醸造タンク内で各種シードルとアップルソーダを醸造。
特別な品種やりんご以外の青森県産の果物等を使用したお酒の試飲が楽しめます。

この400円の試飲カードを購入してみました。
8種類のうち、2種類を試飲できます。
どれにしようかなー、と迷いつつ、物色です。
3番の吉野町シードルドライと、
2番の青森シードルスタンダードにしようと思います。

それでは早速。
え、これだけ?

2杯目もやっぱりこれだけ?

この量で200円ずつはやや高いかなー。
ということで、夫はノンアルコールのアップルサイダー、私はシードルをいただきました。
その後、アップルパイもいただきました。
本当はジェラートも食べたかったけど、そこまで行きつきませんでした。

なんと、青森駅の4階にこんなスペースがあるということでやってきました。
縄文時代がテーマのじょもじょもです。

令和3年、縄文遺跡群がユネスコ世界文化遺産に登録されたことを扱うスペースです。
レプリカですが、認定書も展示されていました。

こちらは年表ですが、現代からさかのぼっていくと、青森にある三内丸山遺跡は現約5,000年以上前の縄文時代、日本の遺跡の中でもかなり古いもののようです。

この「じょもじょも」、決して広くはありませんがこのように子供たちが楽しく学べるスペースとなっています。

それでは帰りの新幹線の時刻も近づいてきたので新青森駅に戻りましょう。

私たちの乗る「はやぶさ」が到着しました。
青森ともこれでお別れです。

さて、青森日帰りの旅、いかがでしたか?
関東圏から遠い場所ではありますが、新幹線で行けば日帰り旅も十分楽しむことができます。

少しでも皆さまの旅の参考になれば幸いです。
動画もあわせてご覧ください(https://youtu.be/3F9dNAjEgDU



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