シャドーイングが「最強」の英語学習法である３つの理由

「シャドーイング」ってよく聞くけど、「実際なに？効果あるの？」と思っている方も多いかと思います。

シャドーイングは同時通訳の方も取り入れている勉強法で、実は「英語学習における最も効果のある訓練法」と言われています。

今回はこの「最強」の勉強法「シャドーイング」について詳しくご紹介します！

シャドーイングとは？

簡単に言うと「耳から入ってくる音声を、遅れずオウム返しのようにリピートする」ことをシャドーイングと言います。「聞き流し」とも表現されます。

Atsueigo のアツさんが実際にシャドーイングをやっている動画があるので、参考にしてみてください。（本番は1:35から始まります。）

このようにオウムのようにリピートすることで、リスニング力とスピーキング力を同時にアップさせることができ、加えて発音もアップさせることができます。（詳しくは後述します。）

初心者の方は音声だけでなく、文字（スクリプトなど）を一緒に見ながら復唱することをお勧めします。

個人的に私自身も、このシャドーイングが数多ある英語学習法の中で最も効果があったと実感しています。

私の場合は自分の好きな海外ドラマのセリフを丸暗記して、好きなキャラクターの抑揚や声のトーンまで完璧に再現できるように猛練習していました。その結果、ネイティブからも高く評価されるほどの会話力を手に入れるころができました。

シャドーイングが最強の学習法である理由３選

シャドーイングのやり方については上記の通りですが、なぜ「最強」と言われるのか？その理由を説明します。

①リスニング力が爆上がりする

「シャドーイングする」とは、聞いた内容を理解して、もう一度自分の口から発生するという行為です。よって繰り返し行うことによって、リスニング力、会話の理解力が飛躍することが証明されています。

例えば一本の洋画を字幕なしで観たとしましょう。初見は理解度が50％だとしても、スクリプト（文字）を見て、各パートごとにシャドーイングをしたら、それ以降観たときの理解度はおそらく70%～80％くらいにまで飛躍しているはずです。

完コピできるくらいになったら、字幕なしで100％理解できていると言っても過言ではないでしょう。

TOEICのリスニングのパートの点数を上げたい！という方は問題集のスクリプトを付録の音声に沿ってシャドーイングしてみて下さい。効果は即効性が期待できます。

②スピーキング力が向上する

シャドーイングによってスピーキング力が向上することも実証されています。

シャドーイングの「オウム返し」は、赤ちゃんが言葉を習得するときのプロセスによく例えられます。大人が言ったことをそのままマネする行為ですね。赤ちゃんはこのようにして、語彙力、表現力、ことばのつながり（コロケーション）などを理解していきます。

シャドーイングを通してインプットされた言葉やイディオムは、通常の会話でも役立てることができ、何度もシャドーイングしたセリフは、脳内にインプットされています。よってシャドーイングを繰り返し、様々な教材を使って行うと、どんどんスピーキング力が向上していきます。

③ネイティブ並みの発音を手にできる

シャドーイングの醍醐味は、繰り返し行っているうちに自然と発音が良くなっている点です。ネイティブの発音をリピートするので、必然的に発音もお手本のとおりに矯正されていきます。

でも自分の発音に自信がなさ過ぎて、シャドーイングができる気がしない…という方もいるかもしれません。そんな場合は下記の「自力で発音を矯正する方法」を参照してみて下さい。こちらにもシャドーイングの方法が記載されています。

誰だって好きな映画や、好きなキャラクターがいるはず。その映画の台本や、キャラクターのセリフは完コピしてやる！くらいの目標を設定しましょう。完コピできたときの達成感は言葉では表せないくらいです。

おわりに

何度も言いますが、シャドーイングは「最強」です（笑）
言語学の専門家からも支持されている学習法です。

上記で紹介した英語系YouTuberのATSUさんも勧めています。

最初は慣れるまで時間はかかるかと思いますが、一回慣れるとシャドーイングが楽しくなってきますよ。ぜひ試してみてください！

Thank you so much for reading!