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晴働雨読

晴働雨読。

見てわかる通り、晴耕雨読をもじった言葉。
晴れの日に働いて、雨の日に読書をする。
そんな生活になるのかしら、という今日のおはなし。

ここ最近の私のからだは、ずいぶん気圧の変化を受けるようになってしまった。
数年前までは、雨の前頭痛に悩む人がいる、というのを知識として知っていたくらいだったのに。
それが、「あれ、体が重いな」「なんかおかしいな」と感じることが増え、
ハッと思って調べると、まさに雨の前、気圧下降中ということが続くようになっていた。

きのうは、一日雨。
いつも通り朝の身支度を整え、さあ仕事しようと思ったら、ずーーんと体が重い。
気圧変化による不調を予想してくれるスマホアプリを開くと、真っ赤な色で「警戒!」と表示されていた。

私の場合、体調不良を押し切って無理をすると、いつも通りに働けないものだから落ち込み、負のループにはまってしまう。
ならいっそ、体調が落ち着くのを待って動き出したほうが効率がいい。

……よし、たまっていた本を読んでしまおう。

そう開き直って、読みかけで返却期限が迫っていた図書館の本を、午前中を使って読むことにした。
ソファの上でクッションをふんだんに使って、ブランケットにくるまって、だらしない格好をしながら。
そばにはあたたかいお茶も用意しておく。

読むのが辛くなったら休む。読みたくなったらまた読む。
たまに少し居眠りする。

そうして2冊読み切って、お昼ご飯にレトルトカレーと冷凍うどんと使って、カレーうどんを作って食べた。
きのこカレーにめんつゆと水、ネギ、油揚げを足して作ったそれは、寒い日にはぴったりだった。

昼食を食べ終わった後は、まだ雨は降っているものの、いくぶん元気を取り戻したので、仕事に取りかかった。

一度仕事を始めると、そちらに熱中してしまって、読書が後回しになってしまう。
読みたいのに、と積まれた本を横目に仕事をするのも気がかりだったので、午前中の思いがけない読書時間で、ずいぶんすっきりした気持ちになった。

晴れて体調がよい時はよく働き、雨が降る前の気圧が低くなる時は本を読んで休む。
常に実行できるわけではもちろんないけれど、自分の体と向き合って、うまく生きていかなくては。

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