ちょっと息抜きのニュージーランド国内旅行その1:クライストチャーチ到着
2020年2月27日~3月4日
2月の終わりから3月の始めの5泊6日で、クライストチャーチ3泊、ウェリントン2泊の旅行に夫と出かけていました。娘と犬はお留守番。ロックダウンによる残念な予定変更があったものの、無事に、楽しく過ごせたことに感謝して、道中の様子をご紹介していきます。
2月27日:オークランドからクライストチャーチへ
午後の便でのんびり出発。オークランドのドメスティック空港は、いつもどおりのにぎわいでした。土曜日だったので、金曜日まで使ったであろうスーツをガーメントバッグに入れて、ラフな格好をした人が結構多かったのが印象に残りました。そう、このときは、オークランドはレベル1で、国境が閉じている以外はごく普通だったのです(オークランドで市中感染が数人発生していたが、感染ルートが制御できているとされていた)。
早めに空港に到着して、まずはニュージーランド航空のラウンジで腹ごしらえ。ぎっしり枝豆が入ったピタパンがなかなか斬新で、おいしかったです。
空港ではマスクをしている人はちらほらでしたが、機内ではマスク着用が義務付けられています。搭乗口で、マスクパック(マスク、ウエットティッシュ、ゴミ袋のセット)が配られていました。これまでは、むき出しの使い捨てマスクが置いてあって、触る気がしなかったのですが、これなら便利そうと、もらっておきました。
ニュージーランド航空の離陸前に流れる機内ビデオは、時には「凝りすぎでは?」とか、「なんだかむだに有名人を使って」とか、思ったりするのですが、今回はなかなか素朴で、ニュージーランド愛が感じられて、私は気に入っています。世界の七不思議にニュージーランドが一つも入っていないので、いろいろな名所が話し合って代表を選ぼうとするのですが、どこにするかでもめて、結局、「ニュージーランドこそ、8番目の不思議だ!」という結論に至ります。最後に、次の議題がちらっと出ていて、なかなか笑えます。
コロナ対策は機内でも変化があって、1月にクライストチャーチに所用で出かけた時までは、ホットドリンクとお菓子が配られていましたが、このサービスが中止でした。素人の私が考えても、この機内サービスはリスクが高いです(それでも、毎回、ま、いいかと、紅茶とクッキーを楽しんでいましたが)。おしゃべりもあまりなくて、ほぼ満員でしたが、なんだかしんとした感じの機内でした。
山脈を越えて、酪農地帯になってくると、そろそろクライストチャーチに到着です。
クライストチャーチ空港に到着!
クライストチャーチの宿は、こんな素敵なお庭のAirB&Bにしました。高級住宅地エリアのメリベールにある、落ち着いた住宅のゲストルームで、ホテルよりずっと割安なのです。実は前にも泊まったことがあって、あんまり快適だったので、再訪したのです。
チェックインを済ませて、そのまますぐに、旅のメインの目的であるイベントの準備に駆け付けました。重い荷物を車にみんなでえっちら搬入して、翌日の会場の下見をして、これで準備万端。翌日の成功を祈って、この日は解散となりました。
この日の夕食は、事前に予約してた日本食レストランKinjiにて。気軽に、本格的な日本食が楽しめるとあって、地元の人たちに大人気なので、特に週末は、予約をしておいた方がいいと思います。はあ、肉体労働の後のビールが染みます! お刺身、お寿司、天ぷらという、非常にベーシックな和食を楽しみました。日本人のシェフによる伝統的な和食は、オークランドでもなかなかありません。特に、私は握り寿司が大好物なので、とっても満足でした。この旅行で楽しみにしていたことの一つが達成できました。
しかし、ご機嫌で宿に戻ってきた私たちに衝撃のニュース。娘からの電話で、オークランドがお店などが閉まる緊急レベル3となり、ロックダウンに入るとのこと。オークランド以外もレベル2で、100人以上のイベントは禁止になります。つまり、せっかく準備を完了させた翌日のイベントは…。
ということで、1日目は、最後に衝撃が押し寄せたのでした。<その2に続く>