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鳥の楽園、Travis Wetland Nature Heritage Park

2024年9月15日

今回のクライストチャーチ旅行で私が一番行きたかったのは、Travis Wetland Nature Heritage Parkでした。これまでちゃんと目を通したことがなかった「地球の歩き方」を読んでいて見つけた、野鳥保護区です。

敷地面積116ヘクタールの広大な湿地帯ですが、1996年にクライストチャーチのシティカウンシルが購入するまではファームだったそうです。現在は、ニュージーランド固有の植物や鳥たちの保護区として運営されています。植物や木々が自然のままのように見えますが、ほとんどは元の植生に戻すために植えられたものとのこと。

てくてく歩くだけなら1時間足らずで一周できますが、鳥たちの姿を愛でながら、途中で風景を眺めながら休憩したりしていたので、2時間ほどゆったり楽しみました。

沼地の周りをぐるっと遊歩道が整備されています。
私たちはメインのパーキングに止めて
(1)から歩きました。
(https://traviswetland.org.nz/site-index/)

入口からすぐに鳥たちがあちこちにいて、ちょっと興奮気味。

Pukeko:オークランドでもよく見かけますが
こんなに側まで近づけることはありません。
Gray Teal:器用に片足で立っています。
Canada Goose:みんなこっちを向いて警戒中。
Welcome Swallow:ツバメが1羽
手前の枝で楽しそうに
さえずっていました。

しばらく歩いていると、広大な沼地が現れました。

いろいろな水鳥たちが思い思いに過ごしています。
Pied Stilt:結構遠くにいるのですが
これはなかなか上手に撮れました。

沼地をぐるっと囲む後半の道のりは、鳥はあまり身近には見えませんでした。左手に木々の間からちらちらと豪華な住宅地が並んでいる様子が見えて、こっちが興味深かったりしました。たまにすれ違う人やジョギングで追い抜いていく人はいましたが、鳥の鳴き声が聞こえるだけの静かな空気の中をサクサクと歩いていきます。犬は立ち入り禁止ですが、住宅地と遊歩道の境目の垣根で猫を2匹見かけました。たぶん鳥たちを攻撃することはない距離が保たれているはずです。

風景を楽しみながら
手入れが行き届いた遊歩道を
のんびり歩きました。

ずっと曇天でしたが、雨が降ることなく、風もなく、取り戻された自然の中で思い思いに過ごす鳥たちの様子を見ることができて、とても充実した時間を過ごすことができました。付き合ってくれた夫に感謝です。

Mallard:カモのご夫婦が
駐車場で見送ってくれました

ということで、気楽に、でもたっぷりと楽しむことができる、鳥好きの方に強くお勧めしたい、素晴らしい保護区でした。ただ、リトルトンで会った知り合いは、ここの駐車場で車上荒らしにあったそうです。くれぐれも、車の中に見えるように物を置かないようにしましょう(これはどこでも言えることですが)。

<参考URL>


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