ちょっと息抜きのニュージーランド国内旅行その5:ウエリントンのQTホテル、大満足!
3月2日続き
ウエリントン空港に到着後、ウーバーですぐにホテルにチェックインしました。ウエリントンのホテルは、アートをメインテーマにした、ちょっと個性的な雰囲気が売り物のQTホテルです。とってもお得な宿泊パックを利用して、広々とした部屋で2泊して、ゆったりとしたホテルライフを楽しむことができました。
洗濯乾燥機が付いている部屋だったので、いきなりお洗濯。夫がパンツが1枚足りないところだったそうで、部屋で洗濯ができてラッキーでした。
窓から海が見えて、なかなかの眺め。国立博物館のテパパが左手に見えます。備え付けのネスプレッソで夫が入れてくれたコーヒーを飲んだ後、さっそく見学に向かいました。
テパパは、太っ腹の入場料無料です。ホテルの部屋でのんびりくつろいでいたらもう夕方だったので、まだ娘が小さいころにじっくり見学したこともあって、以前から興味があったガリポリの特別展示をとりあえず見てみることにしました。ガリポリとは、第一次世界大戦の時に、オーストラリア・ニュージーランド連合軍(ANZAC)がイギリス・フランスの連合軍を支援するために上陸した、現在のトルコにある半島の名前です。
結論から言うと、滅亡寸前だったオスマン帝国を見くびった連合国側の惨敗でした。そして、国として初めての海外遠征だったニュージーランド軍の戦死・戦傷者は、数千人に上りました。アンザック軍が上陸を開始した4月25日は、ANZAC Dayとして、ニュージーランド各地で追悼式典が開催されます(知ったかぶっていますが、夜明けと共に行われる行事で、参加したことはありません)。
この展示が、当時の兵士たち、その家族たちの苦しさ、悲しみを伝える、私の予想を大きく上回る充実した展示であったがために、非常にリアルな巨大な人形のイベントという軽い気持ちで見た私は、お腹が痛くなりました…。ストレスを感じると、すぐお腹が痛くなってしまうのです。旅の疲れもあったと思いますが。
とりあえず、この展示の見学だけ駆け足で終えて、ホテルにすぐ戻りました。元気な夫はこの後、街の散策に出かけていき、私はベッドの上でぐったり休養しておりました。この展示は、来年4月25日まで行われるようなので、興味がある方は、心の準備をしてからどうぞ。戦争は、本当につらく、残酷です。今まで経験したことがないことに、心から感謝します。
元気に歩き回った夫が撮影してきた街の風景。ウエリントンは、首都としての高い洗練性と先進性がある街です。
夫が散策から帰ってくるころには私のお腹も復活したので、夕食は、ホテルからもらったバウチャーを使うために、ホテル内のレストラン、Hot Sauceに行きました。おそらく韓国人オーナーと見受けられ、キムチとか、ニンニクがきいた料理でした。黒っぽい、落ち着いたインテリアで、おしゃれでしたが、味はまあまあという感じ。
そのあと、すぐそばのスーパー、我が家が大好きなニューワールドで、チーズとスパークリングワイン、フライドチキンなどを買って、部屋で夜景を眺めながら、のんびり過ごしたのでした。このニューワールド、我が家の地元のニューワールドに比べてフルーツの品ぞろえが素晴らしくて、もう一度、行きたいぐらいでした(というか、最終日にもう一度行った)。
さて、次の日は、私がずっと行きたかった場所を訪問します! (その6に続く)