いざ日本へ
父の認知症が急激に悪化している。このため、予定を早めて帰省することになった。
父の現在の心配事は確定申告。もう自分ではできない。書類がないないと探し回り、毎日、自転車で三十分掛けて税務署に行って、申告書をもらって帰っていた。が、先週はついに帰り道が分からなくなり、警察のお世話になって、家まで送ってもらったとのこと。もう本人は覚えていないが。
今回の滞在の目標は
とにかくサポート体制を整えること。
心がけることは
怒らない。
楽しむ。
前向きに。
オークランド空港は1月末の大洪水の跡はすっかり片付いているようだったが、前回9月より混んでいた。
ワクチンパスの提示を求められて、日本人の旅行者が戸惑っていた。ワクチンの発音は、vaccine(ゔぁくしん)となる。また、ワクチンパスもPCR検査の結果もない外国人が追い返されていた。順番待ちの間に気づくように、せめてポスターでも貼ればいいのに。日本ならアナウンスが繰り返し流れそう。
出国審査は自動化が進んでスムーズだった。
久しぶりのフラットホワイト
やれやれと、お気に入りのパン屋さんのオンラインオーダーで昨日届いたホットクロスバンに、コーヒーで朝食。ニュージーランドに戻るころには、イースターはとっくに終わっているので。
横では母子二組が仲良く遊んでいた。それを見守る周囲の人も思わずニコニコ。でも搭乗のために一組が去ったら、残った組の女の子がおいおい泣いていた。
別れは寂しい。でも、さよならだけが人生だ。
帰国する私へ覚え書き。
成田の出国後のマツモトキヨシで最後の買い物をすること。
あ、搭乗開始のアナウンスが。
では行ってきます。