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あなたの名前が香る街

ナゴヤドーム。

シンデレラ6thライブ。

初めて握る、現地チケット。

五十嵐響子の応援のために訪れた場所で、

私は高田憂希さんのパフォーマンスを見て、

依田芳乃を担当することに決めた。


2018年の出来事だ。


私、黒土といえば、七海Pの印象が強い人も多いかもしれない。
でも、依田芳乃を担当し始めてからも、かれこれ5年くらいは経ってるわけで……


最初は、ただ、遠くから眺めているだけだった。
担当とは言いつつも、距離感がうまく掴めなくて。

七海のプロデュースにもかなり力を入れていた時期だったし、あまり芳乃と面と向かって話すようなこともなかった気がする。


転機となったのは、七海に声がつくと決まった頃だろうか。


第16回の少女Aに落選した私は、次の少女Aでこんな音源を投稿する。

第17回少女A(2021年)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38925415
48分前後

三十一文字に編み込む想い。

初めて芳乃と一対一で向き合う時間。
でも、音源の中で芳乃の隣に居るのはプロデューサーの私ではなく、
高田憂希さんだった。
6thで、初めてナゴヤドームで見た2人の姿、
さらに7thのナゴヤドームでも高田さんと芳乃のコンビネーションは最高で……

トレーナーと、ポケモンみたいだなって思った。
サトシとピカチュウだなって。

それをそのまま、音源にした。



月日は経ち、



色々なシンデレラ関連の生放送企画を通じて、
芳乃の解像度が上がる。
より、近くに芳乃を感じられるようになる。
だんだんと、「ウチの芳乃」が形成されていく。


私は、勝負を挑んだ。

第18回グループC(2023年)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41777604
1時間13分前後〜

5対5の団体戦
…というのはウソで、実質2対2のダブルバトル。
私もサトシになりたかった。
だから、バディとして長年共に戦ってる七海の力を借りて、
芳乃をバトルフィールドに立たせてやりたかった。
ポケモンの戦闘BGMを使ったのも、そういう思いからだった。
「子どもの喧嘩みたい」という感想も見かけたが、こちらとしては真剣な勝負だった。
“笑い”に真剣な、勝負をしたかった。

対戦相手を務めてくださったしまさんには、感謝しても仕切れない。



芳乃は、可愛い。

さらさらと流れるような髪が好きだ。
些細な日常の新発見に目を輝かせるのが好きだ。
食い意地がエグいのが好きだ。
へにゃへにゃな頭のリボンが好きだ。
強かな女であることが好きだ。
そのくせ何か抜けてるとこも好きだ。


芳乃の隣に、居たいと思った。


高田憂希さんの隣には、高田さんプロデュースの芳乃が居るように、
私の隣には、私を「そなた」と呼んでくれる芳乃がいて欲しい。


そして、私の事務所の仲間と好き勝手やってほしい。


響子の作った料理をモグモグ食べて欲しい。
七海の釣った魚をモグモグ食べて欲しい。
薫が握ったおにぎりをモグモグ食べて欲しい。
桃子とパンケーキを、
小糸と飴を、
ありすとイチゴをモグモグモグモグ食べて欲しい。


……食べるだけじゃなくて、
異能力みたいなパワーで事務所に得体の知れない何かを持ち込んで、物を浮かせて霊を呼び込んで、蘇生させて空を飛んで欲しい。



それが「ウチの芳乃」


なんか、はっきり見えた。



去年9月に、ナゴヤドームではないが、
同じ名古屋で開催されたライブを観に行った。
七海Pとして、
薫Pとして、
そして、勿論芳乃Pとして。


彼女と高田さんが舞台で披露した「あどべんちゃー」は、とても素晴らしいものだった。


でも、「俺なら、こうするかな。」



SFCには、今までの総選挙と明確に違う点がある。
それは、「途中で敗者が現れること」
複数人担当を抱えるPは、先に進んだ子と、進めなかった子を持つことになる。
ウチの事務所でも、Bグループで七海、Dグループで薫、スピンオフで響子とありすが散っていった。

手持ちのボールはあと1個。

舞いませー。奏でませー。

今度は芳乃と2人だけで挑んでやるよ。

20人でも何人でもかかってこい。

そうして出来た音源が、今回の音源だ。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42271704

「想い」の件に関しては、初見さんや最近少女Aを見始めた人にはわからない部分もあったと思う。そうでなくても忘れている人もいるだろうし。
でも、どうしてもやりたかった。だってSFCって今までシナジーを大切に戦って来たじゃないか。
以下に、引用を示す。

※注1 響子の分の想い
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36860916
2時間15分前後

※注2 七海の分の想い
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36844782
1時間3分付近

※注3 小糸の分の想い
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38228699
1時間4分付近

※注4 ありすの分の想い
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41375277
1時間41分前後

※注5 薫と桃子の分の想い
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42112490
27分付近

最後に叫ぶ言葉は、
私の「一番」の担当の想いも込めさせてもらった。
芳乃なら、きっとそれも受け止めてくれるから。

ーーーーーーーーー

「あ、もしもしオーキド博士?

ポケモンの世界の街に名前あるじゃん?

アレさ、名古屋がモデルになってる街の名前変えてもらってもいいかな?

いいでしょ?そういう気分なんだよ。

芳乃を担当にすると決めた場所に、とっておきの名前を記したいんだ。

かつて「サラダを褒められた」だけで記念日を作ってしまった詩人のように。

その街の名前は、そう、シンプルに。

『ヨシノシティ』でどうかな?」


こうして、ポケモン世界の「ヨシノシティ」は生まれたとさ。
めでたしめでたし。


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