若き経営者に粘り強くアピールされ会ったお話(後編)
ハイスペ&IT企業経営者の王子(愛称)の粘り強さ(執着)に根負けして、Twitter上でのDMでのやり取りは続いたわ。王子のご兄弟は、キャリア官僚とお医者様という華麗なる経歴だったわ。
前回からの続きよ。未読の方はこちらからどうぞ↓
相変わらず、王子は時々エロい話題をふってくるから、私は、時々イエローカードを出しながら会話を重ねたわ。待ち合わせ日時とお店が決まった後、王子が「なんだかワクワクしますね〜!」と言うから、私はとっさに釘をさしてしまったわ。
***************************************
私:「お会いするのは構いません。しかし期待しないで下さいね。私は決して美人ではありませんし、面白い訳でもありませんから。」
王子:「はい。僕も期待されても困るので、投資のお話しましょう!」
***************************************
待ち合わせ当日、王子から「会議があり、ギリギリ到着になりそうです。」と連絡がきたわ。私は「お仕事優先で大丈夫ですよ!」と伝えつつ早めに到着したから、ブラブラと周辺を散策してたわ。すると、時間ピッタリに、王子から「着きました。」と連絡が入り、お店へ向かうことにしたわ。
50mぐらい先に絶対に王子だ!という男性が立ってたわ。
王子は、羽生結弦くんを連想させるような、恐ろしく姿勢が良くスレンダーな体躯で、体にフィットしたスーツを着ていて片手をポケットに入れてこちらを向いて立っていたわ。
私は王子に正面から向かって歩きながら、まるで映画のワンシーンみたい。。。と思いながら、少し王子にトキメいていたわ。そして、「アリ」と判断したわw(つまりセックスするのがアリかナシか)王子とは絶対にお友達!と決めてたにも関わらず。。。(人間なんてそんなもんよね)
「初めまして、麗花です。」と、私から最初に挨拶し、王子も儀礼的に挨拶を済ませて、眺めの良い席に案内されて座り、お互いにマスクを取り、改めて挨拶することに。王子は終始ニコニコしながら、すぐに名刺を差し出してくれたわ。王子については、全て知ってたけど、裏表のない姿勢に好感を持ったわ。Twitter経由で会う男性は王子で2人目だけど、私のnoteを熟読してる王子。つまり、私の裏側の部分をほぼ全てを知ってるものだから、何だか、今更だけど、やりづらいったらなかったわ。
とりあえず、お食事を注文しましょう!となり、食いしん坊の私はつい癖でメニューにじっくり見入ってしまったわ。ふと視線を感じて、王子を見たら、王子は私をじーっと見ながらニコニコしてたわ。その理由は、、、王子はものすごく聞きたかったようなの。自分が私にとって、アリかナシか。という事を。
「僕はアリですか?」
私は、今更なのに、何だか無性に照れてしまい「それは秘密です。」と回答してしまったわ。コース料理を食べながら改めて王子と色々な話をしたわ。一番衝撃を受けたのは、王子は食事に対して、一切の興味を持っていないとの事だったの。食事に対する欲がないから、総合栄養食(カロリーメイトやウィダーインゼリー)みたいなもので充分らしいわ。出されたものは全部頂くし文句を言ったことはない。会社が15階にあるから、ランチするために降りていくのが面倒な時は食べない選択をしてしまう。等など。。。私は食いしん坊だから、非常にビックリしてしまったわ。食事に一切の興味を持ってないとしたら、一体何が楽しいのかしら??なので思わず聞いてしまったの。
「生きてて何が楽しんですか?」
私は言った直後に「ごめんなさい。壮大すぎて答えづらいですよね、、、失礼しました。」とフォローしたのだけど、気にする風でもなく王子は淡々と答えてくれたわ。生きてて何が楽しいかと言うより、、、
「死ぬことができないから生きるしかない。」
という感じですね。この言葉を聞いて思わず共感してしまったわ。私も同じだわ。と。私の場合は、厳しすぎる両親との関係性から「生と死」や「人生」について物心ついた時から考えてきたから、、、でも、王子からそんな言葉出てくるとは、、、ちょっと感動すらしてしまったわ。王子は、人間観察が趣味というか、色々な体験をしてる人と話すのが趣味だそうで、だから私に興味を持ったようなの。さらに異色の経歴の銀座のママとお友達で色々な話を聞いて楽しんでるようだったわ。
その後、王子とパパ活主婦との会話へ。実は王子はパパ活主婦(元コンパニオンの美女)と最近マッチングアプリでマッチしお茶したそうなの。その一部始終を逐一DMで報告を受けてたから、その後どうなかったかを聞いてみたり、、、そしていつしか、自然に会話はエロの方面へ。王子が不倫で求めてる女性についての話になったわ。王子が求めてる女性は一貫して、、、
好きとか嫌いとかよりは、自分を解放出来るさらけ出せるような女性
が、好みだそうな。でもそれは...「圧倒的な信頼感がなけれ無理だよね!」と意見は一致したわ。そして、私も同じような男性を実は求めてるのかもしれないわね。と、思ったわ。何だか、王子と私って似てるかも、、、と思いながら会話はさらに進んでいったわ。私は、、、
「今、そういう関係の女性はいないんですか?」
と聞いてみたの。王子は、実はお金を払って芸能事務所に所属してる元レースクイーンの女性と逢瀬してるとの事だったわ。私は滅多なことでは驚かないのだけど、この話を聞いてやや引いてしまったわ。
******************************
私:「元レースクイーンなら美人さんなのでしょうね。」
王子:「でも、芸能界なんてピンキリですから。ただ所属してるだけの女性ですよ。」
私:「え...でも一般人とは違い、かなり綺麗なはずだと思いますよ。」
王子:「まぁ。はい。」
******************************
万が一、私が王子と男女の関係になったとして、元レースクイーンのナイスバディの芸能人の女性と比べられるのは、、、かなりの緩い地獄だし、その話をあえてしてくるのは絶対ナシだわ。と思ったわ。当然よね!
ランチを終え、王子が投資するかどうか検討中のお店へと移動したわ。そのお店はフェアトレードでお茶の販売をしてるお店だったわ。有機栽培かつ貴重な茶葉を世界中から直接買い付けて販売してるお店で、オシャレな空間のカフェも併設されてたわ。平日にも関わらず、多くのお客様で賑わっていてスイーツも充実してたわ。お店やスタッフの雰囲気もよく、居心地の良いカフェでだったわ。席についてお茶とスイーツを食べながら、王子はまたニコニコしながら、、、
「で...僕はアリですか?」
と、、、またもや聞いてきたのだけど、、、私は今回は正直に「はい。アリです。」と答えると王子はとても嬉しそうだったわ。「開拓していいですか?」と言われたけど、とりあえず、聞こえない振りをしてしまったわ。
王子から改めてお店についての概要を一通り聞いて、私なりの考えを伝えたわ。西洋占星術的観点からの宇宙時間の話もしつつ今後の大局的な見通しなども話ししたわ(何を言ってるかわからないわよね。つまり全く参考にならなかったと思いますわw)王子は今後色々な人の意見を聞きながらじっくり検討するようだったわ。思いがけず、王子との時間は思った以上に楽しくて、あっという間に時間は過ぎていったわ。
「また、連絡します!」と言って、王子は爽やかに会社へと戻って行ったわ。その後、王子とは時々連絡をとりあって流けど、王子からの連絡は会う前と比べて激減したわ(笑)でもね、王子は相変わらず私のnoteの熱心な読者でいてくれて更新する度にすぐに感想をくれたわ。
「新作読みました。エロくて良かった。勃起しちゃいました。会ってるとリアルさが違いますね。」
こんな具合にね(苦笑)。何でも素直に言ってしまうのが王子の良さなのかもしれないけど。。。私の中で、やはり王子はお友達以上になる事はないなぁと再確認できたわ。王子もそのようだったわ。
王子ありがとうございました!お友達として今後とも宜しくお願いします。
<追記1>
王子の記事(前編)を書いた後に王子から「年度末でバタバタしていて新作に気付くのが遅くなりました!遂にデビューですねー!(笑)」とメッセージをもらったわ。念願のnoteデビューできて喜んでる模様だったわ。
<追記2>
後編を読んだ王子から連絡がきたわ。
******************************
王子:「新作読みましたー!僕は「アリ」だったんですか?「ナシ」かと思ってました。」
私:「生物学的にはアリですが総合的にはナシです (笑)」
王子:「あらら...フラれた(涙)」
******************************
ようやく、王子を正式に振って私達の短い交流は終わったわ。
続く。
追伸
Xやってます。黒鳥麗花@blackswan_reika