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マッチングアプリでまさかの男友達ができてしまったのだけど。。。
当時の私にとってマッチングアプリはなくてはならないものになっていたわ。生活の中にガッツリ組み込まれている感じ。最初は清水の舞台から飛び降りる覚悟で始めたアプリだったけど、いつしか、様々な職種の男性と息をするように自然にやり取りする毎日になっていったわ。人間は新しい世界に適応していくものなのねぇ。
いつもの習慣でアプリをぶん回してたら、思わず、あらっ!と目に止まった男性がいたの。有名な騎手の写真(武豊)をプロフィール写真にしていて「このような雰囲気です。」と書いてあったわ。その写真がセクシーだったから、気軽な気持ちですぐにマッチしてしまったわ。会うまでの期間、毎日1時間ぐらいやり取りしてたわね。
彼の名は純平さん(仮名)。39歳、金融機関勤務、単身赴任中。いつもの手順でお互いの写真交換もしたわ。私が実際に純平さんの写真を見た感想は、お顔は確かに某有名騎手(武豊)に似てるけど、雰囲気が全く違うような印象を受けたわ。でも、話はとても合うから気を取り直して、やり取りを続けたの。彼は東北出身で単身赴任中である事、コロナ渦なので自宅にはなかなか帰省できないこと、推理小説が好きでプロファイリングが得意な事などをメッセージで知っていったわ。試しに私のことをプロファイルしてくれたんだけど、概ね当たっててビックリしたわ。こんな少ないメッセージのやり取りだけで結構正確に当てたからすごい観察力だわぁと感心してしまったわ。
会う日時もスムーズに決まり、お店は純平さんにお任せする事にしたわ。事前にキチンと私の苦手なものや好きな食べ物などを聞いてくれたから、その点も、とても好印象だったわね。あっという間に、いよいよ会う日になっ他のだけど、私は午前中にお仕事があったから何とか終わらせて待ち合わせ場所へ向かったわ。残念ながら純平さんを、
見た瞬間「ナシ」だと思ったわ(涙)
本当に申し訳無いのだけど「ナシ」というのは、つまり、純平さんとセックスするのが「アリ」か「ナシ」かの二択だと確実に「ナシ」という意味なのだけど、こんなにマメにメッセージを重ねていざ会ってみたら「ナシ」は私だって凹むわよっ!!!でも!でも!!もしかしたら気持ちが変わるかもしれないじゃない!?と思い直してランチへ向かうことになったわ。
純平さんが事前にレストランの候補を送ってくれて私が選んだお店へ入り「純平さん、ありがとうございます。」と感謝を込めてお礼を言って席に着いたわ。いざ、対面で座ってお互いにマスクをとる瞬間はやっぱり緊張するわよね。何回も経験してるけど慣れないわ。この先も慣れることは無いと思うけどね。マスクをとって正面から純平さんを私の感想は、、、
やはり「ナシ」だったわ(号泣)
こんなに何日間もかけてやり取りして、会うのを心待ちにして来たのに(涙)薄々気づいてたような気もするのだけど。それにしても、やはり写真だけではわからないものだわねぇ。実際に会ってお話しても、純平さんに性的な魅力を感じる事は皆無だったわ。最後まで私の「ナシ」が覆ることは無かったの。当時を思い返すと、私は純平さんがプロフィール写真にUPしてた某有名騎手(武豊)がタイプだったんだなと思ったわ。(今更気づいてどうするw)
とりあえず世間話をしながらランチしたのだけど、当たり障りのない話しか出来なかったし、私の内面的な部分まで踏み込んで欲しくなかったというのもあり、テンションが高くなることなく穏やかに時間は過ぎて行ったわ。そのお店はサービス精神が旺盛(?)なのか、とても量が多くて二人ともお腹いっぱいになり、もう何も食べれない!という状態に。お店を出て、とりあえず、銀座の街をお散歩することにしたの。カフェは気が向いたら入ろうという事になったわ。
純平さんは、男性にしては珍しく美容に興味があるそうで、ナント!ヒゲ脱毛をしてたの!ホワイトニングも興味があるみたい。美容オタクの私は、色々なサプリや美容最前線のお話などをして会話が続いていったわ。およそ、エロティシズムとは縁遠い話を延々としながら、とうとう、東京駅まで来てしまったの。疲れたからカフェに入り、また色々と話したにも関わらず、今となっては不思議なのだけど、一体何の話をしてたのか記憶が飛んでるのよね。(好みじゃない男性との会話はそんなものかしら?)私のタイムリミットの時間になったので、駅まで一緒に帰る事になったのだけど、その時、純平さんが...
「次回のデートはどうしますか?」
と聞いてきたの。私はどう返答したら良いものやらと少し困って、とりあえず「後でメッセージします。」とだけ返事をして別れたわ。帰宅して、やっぱり純平さんと男女の関係になる事は無いという事はハッキリしてたわ。もう、こればかりは仕方ないわよね!でも、一応話は合うし、、、ん!?このノリは、、、あ!お友達だわ!と思ったから、素直に感じたままをメッセージしてみたの。男女の関係になるのは無理な事。もし可能なら友達として関われたら嬉しいという事。純平さんは一応納得してくれたようで「わかりました。これも何かのご縁なので友達でお願いします。」と言ってくれたわ。
まさか、マッチングアプリで男友達が出来るなんてっ!!!
お友達枠で決定したら急に気持ちが楽になって距離が縮まった気がするから不思議ね。後で教えてもらったけど、純平さんという名前は偽名だったわ。もちろん私も偽名だったけど。(当たり前よね)さらに、純平さんはお仕事も違う職業を伝えてたの。「麗花さん、実は僕、弁護士です。何か困りごと等があったらいつでも相談して下さいね!」あらまぁ!頼もしい男友達よ!今後とも宜しくお願いします。それにしても、私の周りはハイスペックな男性が多いことよ...。それも私の好みなのだけど。
<追記>
その後、純平さんとやり取りは全くしてないわ(笑)純平さんからも連絡が来ないし私も特に連絡することもないからアッサリ終わったみたい。やはり、男女の友情は成立しないものなのなのねぇ。
続く。
https://note.com/kurotorireika88/n/n540a68096dc1
追伸
Xやってます。黒鳥麗花@blackswan_reika