見出し画像

今日は何の日?#143

9/19 苗字の日

明治3年9月19日、戸籍整理のための太政官布告平民苗字許可令が発令され一般人も苗字を持ち、名乗ることが許されたことに因み記念日が制定されています。
苗字自体は平安時代中期以降から使用されていたものの、貴族、武士、士族のごく一部の民だけに使用が許されており特権と考えられていました。
また、上記太政官布告が発令されても苗字を付けたら税金を余計に課せられるのではないか、苗字をつけた途端不幸が訪れるといった噂や警戒からなかなか苗字をつけようとはせず、苗字を名乗ったとしても女性と一緒にいるのが好きだから「女楽(めら)」お酒飲んだら、ろれつが回らなくなり舌を巻くから「酒巻(さかまき)」などお飾り的なイメージで割とノリで付けるケースも多く浸透はしませんでした。
そのため布告から約5年後となる1875(明治8)年2月13日には、苗字をつけることが義務化されてる法令が出され改めて整備されることとなりました。
余談ですが、「みょうじ」には苗字、名字の漢字がありますが、違いはその由来だけでどちらも間違いではなく両方正しいとされています。
江戸時代頃から稲や植物の苗なえになぞらえて家系が長く続くように、との意味合いで付けられたものです。
平安時代中期頃からは、自身の所有する土地(≒ 名田)をアピールするために、以前はどこどこ(土地や場所)の〇〇と自分のことを名乗っていたものが、その人自体を指すようになったものです。
常用漢字としては名字が採用されており、昭和期以降は「名字」の字の方が一般的になってきています。
以前は自分のことを某それがし〜や手前〜と呼称しており、手前どこどこ(名田)の〇〇ですと言っていたものが名前という言葉になったとされています。

苗字の漢字の由来は、初めて知りましたが
そんな想いが込められていたのですね。
私たちのご先祖さま達は、
未来に苗字として文字として
思いを残していたんですね。

私の旧苗字は、なかなか難しいものでした。
おそらく一発で読める方は
その名前を使っている人と
その地域周辺の方々だけだと思います。
昔は、言いづらくて
あまり好きではなかったですが
結婚した今、あれはあれで良かったのだと
思う様になりました。

皆さんも特殊な読み方の
苗字の方があると思いますが
大事になさってください。
神様がくれた最高のプレゼントだと
思います。


今までの今日は何の日マガジンを載せておくので
ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

マガジンはこちら↓

いいなと思ったら応援しよう!

目が据わってるコーギー
精一杯頑張りますのでよろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!